暁月のフィナーレをベースとしたベンチマークソフトが公開。
いろいろ進化したベンチマーク
FF14のベンチマークソフトが、この秋に発売となる「暁月のフィナーレ」の内容を取り込んだものへと新しくなった。
FF14 暁月のフィナーレ ベンチマークソフト
https://j.mp/3xDnfVl
「暁月のフィナーレ」は、FF14シリーズのメインクエストの一つの到達点と言われていて、これでメインクエストが一度終了する事になる。
メインクエストが終了しても、タイトルが終わるワケではなく、何らかの形で新しいコンテンツが続いていく事になるが、それがどうなるかはまだわからない。まずは「暁月のフィナーレ」が発売され、その終焉を迎えてからの話になるだろう。
その「暁月のフィナーレ」は、動作環境が変わる事が当初から言われている。
PS4やPS5はスペックが固定なので、空き容量さえあれば問題はないが、PC版の場合はスペックを確認しないと動作するかどうかわからないだけでなく、動作したとしてもどれだけ滑らかに動作できるのか等が気になる所になる。
これを確認する為、PC版には昔からベンチマークソフトが公開されていて、そのベンチマークを走らせらる事で、今のスペックでどのような動きとなるのかを確認する事ができる。
私は「漆黒のヴィランズ」までは何ら問題なく動作していたので「暁月のフィナーレ」でもおそらくは問題はないだろうと思っているが、今回の「暁月のフィナーレ」では必要スペックが底上げされている。
ま、底上げされているといっても「漆黒のヴィランズ」から変化したところは空き容量が60GBだったものが80GBになったというだけで、それ以外は変化がない。
だが「暁月のフィナーレ」は4K解像度に対応していたり、5.1chサラウンドに対応したりと、いろいろな部分でアップグレードしているところがあるので、自分の環境でどのように動くのか、気になるところではある。
相変わらず変形サイズで実行
私のFF14の再生解像度はちょっと変わっている。
横長のウルトラワイド液晶を使用しつつ、その上でウィンドウモードで実行しているので、解像度が3,440×1,440ドットよりも少しだけ小さい解像度になる。
3,440×1,440ドットも含めて、16:9の縦横比でない解像度で実行すると、ゲーム内動画を再生する時と同じく、左右に黒帯が出てしまう。
ただ、画像の処理そのものはどうも21:9の縦横比で行われているようなので、ベンチマーク結果にはちゃんと3,440×1,440ドットや設定した解像度の数値が反映される。
4Kよりは重くなく、フルHDやWQHDよりも重い結果が出るのである。
前回のベンチマーク結果は11463。設定で言えば最高品質である。で、今回はというと…
怒濤の12445である。
以前の漆黒のヴィランズ版から比べて数値が向上しているという不思議。
本来なら、より負荷が高くなっているハズなので、数値は下がるハズなのだが…。
何故数値が良くなっているのか?
本来ならより高負荷になった事で、前回よりもベンチマーク結果は低くなるハズのところ、逆に数値が向上していた。
推測でしかないが、この結果が出た理由は、よりRadeon系の処理に最適化されたから、という事が予測される。
もともとFF14はGeForce系で良い結果が出るとされる。おそらく開発環境がGeForce系だからかもしれない。
だが、ここ近年ではRadeonドライバの最適化が進んだことで、Radeon系でゲーム全体の処理が高効率化している、という話がある。
ベンチマークを採ってみると、多くのタイトルで以前より数値が上がっているというのである。
以前から、Radeonはもっと最適化が必要だ、という事が言われ続けていたのだが、ようやくその最適化が進み始めた、という事かもしれない。
そう考えれば、僅かではあるものの、FF14でもそれが見え始めた、という事かもしれない。
ちょっと嬉しい誤算である。
というわけで、ベンチマークソフトは無償公開されているので、ぜひいろいろと試してみてもらいたい。
そしてそこで繰り広げられる動画を見てもらいたい。これがFF14の最後のストーリーを飾るものである。
もしベンチマークほどでもないな…というのなら、この動画を見るというのもアリだが…。
興味が沸いたらぜひプレイしてみて欲しい。今なら蒼天のイシュガルド編までは無料プレイが可能である。