PS5でも未だ抽選販売。Switchもそれに続く感じ。
予約開始は24日から
新型Nintendo Switchの情報が流れたのは今年の7月7日あたりだが、当時、当Blogでもその話題に触れた。
従来のSwitchとの違いは、画面が有機ELパネルになり、そのサイズが7インチに拡大、内蔵ストレージが64GBと倍化し、内蔵スピーカーが改善され、ドックに有線LAN端子が追加されたという感じ。
細かいところで言えば、スタンドがフリーストップスタンドとなり、Switch本体の横幅いっぱいのスタンドに変更となった違いもある。
これらの変更により、価格が約5,000円上昇したワケだが、それ以外にもサイズは横幅が3mm拡大、さらに重量が297gから320gに増加したというデメリットもある。
これらの変化のメリットとデメリットを相互に捉え、最終的に「買い」か「見送り」かを判断する事になる。
既にSwitchを保っている人からすると、買い替える必要があるかどうかが実に悩ましいところだろうが、新たに新規でSwitchを購入する人であれば、その5,000円の価値を受け入れられるなら新型を買った方が満足度は高いだろうと言える。
既存のSwitchを保っている私からすると、そもそもSwitchをモバイルモードで使っていれば新型のありがたみはあるが、常にドックに入れてモニタでプレイしている環境であれば、実はメリットは有線LAN接続できる、という部分と、内蔵ストレージが増えたという事ぐらいしかない。
こういう事から考えると、今度の新型Switchは、Switchをどのように利用するかで「買い」か「見送り」かが決まるような感じに思える。
そんな新型Switchだが、24日から予約が開始されるにあたり、各ECサイトでは抽選販売にする、という情報を公開しはじめた。
人気商品になる、という事を見越しての事だと思うが、これでまた転売屋が暗躍する事になるのか、それとも任天堂が何か対策を採ってくるのか、気になる所である。
有機ELの美しさ
既存Switchを持つ人からすると、確かに迷う新型Switchだが、比較してみてどうしても目立つ部分がある。
それは有機ELパネルの発色の良さである。
本体に搭載された有機ELパネルのベゼル部分が狭額縁となり、かなり本体幅ギリギリまで画面になった美しさもあるが、それ以上に有機ELパネルの発色の良さに目を奪われるのは間違いないだろう。
これはもう有機ELパネルと液晶パネルの構造的な違いなので、どうする事もできない違いで、この発色の良さを見てしまっては、どうしても既存のSwitchは見劣ってしまう。
なので、どうしてもこの発色の良さが欲しい、となれば、否が応でも「買い替え」という方向に向かってしまうかも知れない。
こうなると、もう物欲をどうコントロールするか、という事しか言えない。
高性能版を考える
登場した新型Switchは、前述した変更点しか持たない製品だが、以前から現状のSwitchの高性能版が出るのではないか、という噂は常に存在していた。
何故高性能版の噂が絶えないのかというと、Switchが採用しているSoCであるNVIDIAのTegra X1の生産が終了し、次の世代のものが主力になれば、そもそもSoCが変わる事で性能が向上する事になるからである。
もっとも、SoCの仕様が変わることになるので、設計から見直す必要がある事から、Switch Proが登場するかも知れない、と噂はこれが理由で出てきている。
実際、2021年内にTegra X1の生産を停止する、という噂があり、そうなるとNintendoにNVIDIAは何を供給する事になるのか? というところが問題になる。
ただ、今回の新型Switchが発表された事を考えると、従来のTegra X1と同等製品を新たな製造プロセスの上で供給する体制が整ったのかもしれない。
なので、実際問題、今の段階ではSwitch Proのような高性能版が近日中に出るかと言われれば登場しない可能性の方が高いように思える。
ただ、2年待てば状況はまた変わるだろう。いや、場合によっては1年経ったぐらいでその翌年の動向が見えてくるかも知れない。
なので、既存Switchを持っている人は、今回の新型への買い替えを考えるとしても、1年ぐらいは我慢して待つというのが良いかもしれない。
私はとりあえず待つという選択をしようと思う。
ま、この判断は何か強い根拠があっての話ではなく、私が単純に今の半導体供給の状況を予測して判断した話なので、現実の状況で判断する、というのが最も正しい判断ではある。
それに「欲しいと思った時が買い時」という言葉もあるので、迷っている人は自らの意思に忠実であってもよいように思う。