自宅介護3日目。いつもと異なる生活に戸惑うばかり。
ルーチン化するまでは
母親が自宅に戻り、介護生活が始まって3日目。
まだまだ慣れない生活の中で、アレを忘れた、コレを忘れた、などとやるべき事をいくつか忘れていたり、また近々訪れるデイサービスの準備をしたりと、今までやってこなかった事の連続が、私の生活の中に入り込んできた。
自分一人の生活ならば、何かを忘れたとしても取り返しが付くが、自分の事が不満足な母親の事となると、一つ忘れると結構大きく響いてきたりして始末が悪い。
特に一番問題なのは、薬を飲ませるのを忘れた時。
というか、気がつくと「アレ、薬のんだっけ?」と飲ませたのかまだ飲ませてないのかを忘れてしまう事がある。これが一番危険。
飲ませてないのはマズイし、かといって飲ませたとしてそれを忘れ、飲ませていないからと思い込んで飲ませてしまうと、2回分を飲ませる事に。
しかも本人は言われるがままに薬を飲んでいるので、飲んだのかどうか曖昧な記憶の中にいる。
これは非常に危険かつ、私自身でやらかすと大きなミスになる部分だと見えてきた。
なので、薬を飲ませたかどうかを確認できる何か良い方法を考えるしかないかな、と考えている。
これらも全て、私の生活としてルーチン化していかないと、私自身が疲れ果ててしまうので、やるべき事を整理しつつ、忘れないという良い方法を考えるしかない。
自分の事だったなら…と介護の難しさを改めて感じる。
とにかく痛みがなければ…
疼痛の話は先日もしたが、これが実に厄介。
本人が眠ってしまえばそんな事もないのだが、眠るまでは疼痛と闘っている事もあって、精神的に削られる事が続く。
痛みを我慢しているのだが、その我慢している事にイライラしてきて、精神が落ち着かない。落ち着かないから寝られない、の悪循環である。
せめて圧迫骨折の痛みが解消されてくれれば、寝たきりでも本人も落ち着いていられるのだが、痛みがあるとどうしてもその痛みを我慢しているウチにいろいろ考えてしまい、精神を削る。
私自身がパニック障害のような症状を経験しているし、時にそういう事もあるから、この精神的に削られる辛さをよく知っている事が、この介護でもっとも辛い部分である。
それが毎晩来るのである。
時に眠れない母親の横でずっと痛みのある部分をさすったり、刺激を与える事で痛みを散らしたりする必要があるので、私の睡眠時間はどんどんと削られ、私自身の生活にも支障が出てくるのが見えてきた。
このまま続くと、母親だけでなく私も潰れかねない。
整形外科の医師には、なんとかよく眠れる薬を出して貰うなり、痛みをなくすなりの方法を見出してもらいたいところである。
仕事との両立
今、とにかく時間がない。
いや、何とか作ればあるのかもしれないが、ルーチン化した上で私の行動を最適化しないと、時間が生まれない。
当然、こうなると仕事にも問題は出てくる。
仕事に出ている間は、すくなくとも母親からは解放されるが、これは本当の意味での開放ではない。
単に母親が目の前にいないというだけで、何か問題があったなら…と考えてしまう時点で、仕事に支障が出ている事は間違いない。
そうなると、やはり在宅ワークができないかと考える事が出てくる。
在宅ワークで突発的なトラブルに対応しつつ、仕事をする。
簡単な事ではないが、少なくともトラブルには対応できるし、時間に融通が利く。
これがせめて夏の間だけでもできれば、少なくとも室温管理が楽になる。
夏場、暑さへの対策としてクーラーは常時付けるしかないと思っているが、住環境が非常によくないので、気温変化が激しいのが問題。
これをコントロールすべく、母親にリモコンを持たせて対応しているが、正直、昔の人は身体的に辛くても我慢するのでアテにできない。こういうのは我慢できるのに、痛みはやっぱり我慢できないってのが人間なんだな、とこういう時に思うのだが、多分それは私も同じだ。
話が逸れたが、この空調問題などを考えると、在宅ワークが理想的なのだが、会社側に相談してみるしかないだろう。
というわけで、課題はまだまだ多い。
せめて圧迫骨折の痛みからは開放させてやりたい。世の中の医師の方、良きアドバイスをくだされ…。