ボリボリシステム

 昨日、Amazon.co.jpから“DS西村京太郎サスペンス2”が届いた。
 テクモから発売されているNDS用ソフトだが、サスペンス好きでゲーム好きなら押さえておきたい一本である。
 私は前作も買ったという事もあり、第2作目である今作も当初より買う予定であった。
 現在、まだパッケージを開けただけの段階だが、そう遠くないウチにプレイ開始の予定である。
 最近、NDSソフトにアドベンチャーソフトが増え続けている。
 過去のリメイク作品が中心ではあるものの、タッチペンを使った操作で一般ウケしやすいという事からなのか、作り方が従来のゲームっぽいものから読み物っぽい感じへとシフトしてきている。
 まぁ、もともとアドベンチャーゲームは読み物っぽいところがあるため違和感はないし、逆にスマートな作りになって遊びやすいというメリットもある。
 そんな中、横溝正史氏原作の推理小説をゲーム化するとして、その第一弾として犬神家の一族がゲーム化される。
 発売元はフロムソフトウェアである。


 ゲームの進行方法は従来のアドベンチャーゲームと変わらないようだが、特色としてゲームに行き詰まった時の“ボリボリシステム”というのがある。
 ボリボリとは…主人公の金田一耕助のクセで、頭をボリボリかくところからきている名前で、行き詰まったらタッチペンで金田一耕助の頭をこすることで発動する。
 …これで妙案が出てくるってのは、たしかに原作通りなのかもしれないが、マニュアルにしかそのシステムを記載しないと多分一般人では予測出来ないシステムなんじゃないかと不安になる。
 タッチペンを有効に使ったシステム、と言えばそうなのかもしれないが、なんかシステムクリエイターも行き詰まって何となく発案したシステムがそのまま採用とか、そんな感じにしか思えないのは私だけだろうか?
 画面はモノクロで構成されて、時代を感じる一作。
 これが吉とでるか凶と出るかはわからないが、雰囲気は出ている。
 現代人に受けるかどうかが一つの分かれ目になるだろう。
 システム面においては物語の途中で出てくる重要語を関係者に投げかけて情報を引き出したり、先ほどのボリボリシステムなどが公式サイトで公開されている。
 面白いのは、オリジナルの小説にはないif展開。
 このif展開がどこまで深いものになるのか気になるところである。
 何はともあれ、この金田一耕助シリーズは第二弾が既に発売決定となっている。
 第二弾は八つ墓村。
 金田一耕助シリーズが好きな人には嬉しい展開である。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Share
アバター画像

武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

You may also like...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントは承認待ちです。表示されるまでしばらく時間がかかるかもしれません。

Desktop Version | Switch To Mobile Version