涼宮ハルヒの憂鬱の新シリーズが8月末からDVD化となる。
前に「エンドレスエイト」が何話続くのか? という事を記載した事もあるが、笹の葉ラプソディはその前に描かれた新作。
もともと今回の放送は旧放送分も含めての企画のようだが、旧放送分は既にDVD化しているため、追加分が新作としてDVD化する。
第一弾の笹の葉ラプソディが第4巻という位置づけであり、これは旧放送分とバッティングする巻数だなと思ったいたら、エンドレスエイトの最初の巻は5.142857巻という小数点の巻数となり、正直好き勝手やるのもいい加減にした方が良くないか? と言ってしまいたくなるような傍若無人ぶり。
結局、エンドレスエイトはその名の通り8話連続で似たような話となり、ようやく決着がつく様子(未確認)。どう考えてもシリーズ構成を間違えているような気がしてならない。
この笹の葉ラプソディに関しても同じで、評判はあまりよくない感じ。
いや、話の中身の評判が悪いわけではない。
30分の枠内で何とか終わらせなければならないという制約の問題だと言えるようだ。
エンドレスエイトに8話も費やしたのだから、無理に笹の葉ラプソディを1話に収める必要も無かったのではないかと思うのだが…。
せめて笹の葉ラプソディを2話構成にし、エンドレスエイトを4話くらいに留め、残った3話で新作を追加でも問題なかったのではないかとすら思うのだが…。
原作の人気は依然として高いが、アニメ化によって原作の良さをスポイルしてしまうという作品が多い中、京都アニメーションという無類の良スタジオを起用し、前回はそれなりに評判の高かったハルヒシリーズにおいて、今回はその評判は地に墜ちたとすら言える。
ではこのような構成にしたのは誰なのか?
スタッフロールではアニメ制作会社がシリーズ構成を担当している事になっているが、こういうのは作品として企画立案された時の版権元の意見が多分に入り、次に販売元の意見も加わってくる。
一番力が強いのは間違いなく版権元だが、良作を生むためには制作サイドの声も無視できない。
ハルヒシリーズがどのような配分で力関係が成立しているのかは分からないが、予測するに多分角川側の強い要請があって今回のような構成になったのではないかと思われる。
京都アニメーションの制作側が反対していたとかいう動画がYouTubeなどで公開されていたようだが、別にそれを鵜呑みにしてそう思ったわけではない。
多分、京都アニメーション側の反対も決して強いものではなかったのではないかと思ったりする。
要するに、明確なオピニオンリーダーの元で決断された結論なのではなく、あくまでも権力(版権元)が下した最終結論を全ての部門が成り行きで認めた結果ではないかと思う。
売れると分かっている企画は、そういう所に油断を生むが、今回のハルヒシリーズは正にその油断が生んだ産物ではないかと思う。
さて、DVDとして発売される笹の葉ラプソディだが、実は未だに入手しようかどうしようか迷っていたりする。
というのは、1話で4,830円、Amazon.co.jpで購入しても3,574円という価格設定がどうしても妥当だと思えないのである。
たしかに2話収録で6,800円くらいの他作品がある事も理解しているが、今回のシリーズ構成の事もあって、角川側の思惑にそのまま乗るのがどうしても納得できずにいる。
多分、私のような考えになっている人も多いのではないかと思う。
人気シリーズであるが故の油断が生んだ産物。
それに投じる資産が妥当なものなのかどうかという判断は、もちろん個人で違うだろうが、今回ばかりはその判断ラインはみんな一様に低いところにあるように思う。
そう考えなければならなくなった事自体を、私はとても残念に思えて仕方がない。
さて、他の人はどう考えるんだろう?
今の予約数が分かればいいのだが…
賛否両論…は、聞きませんね、否ばかりw
どこが何の目的でこうしたのかは知りませんが、視聴者の非難が避けられない状態にする意味が何なのか謎です。
延々と続くループに意味があると納得出来る材料も無い様ですし。
原作者が谷川さんだけに、物理学的な何らかの理由が語られると思ってたんですが、それもなさそうですね…。
単なる金儲けだとしたら悲しいもんです。(T_T)
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今回ばかりは相当なマニアでないとDVDを全巻揃える事はないのではないかと。
Blu-rayだったらまだ買う人も多いかもしれないが、今の時代でDVDだしなぁ…
私も未だに笹の葉ラプソディを迷ってるしね。
SF色強いので作品は好きなんだけどなぁ。
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