最近、ガンダムをテーマとしたゲームが非常にたくさん作られている。おそらく…確実に売上を伸ばしたいという事を考えた時、一定のハードルはあるものの、比較的数を稼ぎやすいというのがその理由になるのだろう。これは大人気のシリーズものと同じで、鉄板タイトルになるという意味でも間違いのない手法である。
だが、昔はバンダイが製作するガンダムのゲームには良作が少ない、という話もあった。ガンダムゲームで爆発的人気を獲得したのは、カプコンのVSシリーズだったし、その後もバンダイのみが絡むタイトルよりも、他メーカーが製作するゲームの方が面白いというケースが多かったのも皮肉だが事実だったように思う。
しかし、最近はバンダイがナムコと合併した事もあり、バンダイナムコゲームスをはじめ、クォリティの高いガンダムゲームが作られるようになり、最近ではオンラインを使った対戦ものが、バンダイナムコゲームス関係をはじめ、各社から発売されはじめた。これは互いの競争の結果でもあるのだろう。
そんなガンダムゲームで、Windows用のオンラインゲーム“機動戦士ガンダムオンライン”がサービスされる事は以前にもこのブログで紹介したが、そのα2テストが4月27日から5月6日に行われている。
私も申し込む予定だったのだが…すっかり忘れていた orz
本作の一番の特徴は何と言っても104人対戦である。
52人vs52人という大規模な対戦が可能であり、マップ内で2陣営に分かれ大乱戦を繰り広げることができる。
但し、この52人というのは正確に言うと51+1人という事になる。実際にマップ内に配されるMSは1軍あたり51人分であり、残りの1人は指揮官という立場になる。
ルールとしては各陣営に設定されている「戦力ゲージ」をゼロにする事で勝利というもの。この戦力ゲージはマップ内に複数ある拠点を撃破したり敵MSを撃破する事で減らす事ができるのだが、この辺りは最近よくあるルールと言える。
MSは5つのカテゴリーに分けられていて、高機動近接型の「強襲」、中距離射撃戦闘型の「重撃」、修理回復型の「支援」、広範囲攻撃型の「砲撃」、遠距離射撃狙撃型の「狙撃」の5種類がある。
プレイヤーはこの5種類の内4種類をマップに持ち込むことができるのだが、ここにも制限があり、各MSにはコストが設定されていて、プレイヤーの持ちコストをオーバーしてしまうと3機しか持ち込めなかったりする。強力なMSには高いコストが設定されているため、そこでゲームバランスを取っている、という事なのだろう。
今回のα2ではジャブローがマップに加わっていて、水中戦ができるようになっているようだ。水中戦が得意なMSはジオンに多い為、連邦は苦戦する事になるのではないかと思うが…その辺りはいろいろ考えられているものと思われる…というか思いたい。連邦は…アクアジムしかないんだしw
この機動戦士ガンダムオンライン、私もやってみたいと思っているタイトルなのだが、実は躊躇っている部分もある。
ジャンルとしてTPS(Third Person Shooter)だという事はいいのだが、問題はその操作性。
私の嫌いな[W/A/S/D]キーで移動、マウスで視点移動、左クリックで攻撃、という構成になっているのである。ちなみに他の操作として右クリックはロックオン、[Shift]キーはジャンプで[Space]キーがダッシュとなっている。
つまりゲームコントローラーの設定がない(らしい)。
キーボードでゲームできないワケではないのだが、私はどちらかというとテンキーの2468で移動というのがある種クセになっていて、ゲームコントローラーでは左手で十字キーを使うクセに、キーボードだと左手で移動というのが出来ないヤツなのである。
…なのでこの“機動戦士ガンダムオンライン”にゲームコントローラーの設定ができないのであれば、私は不参加の可能性もある。
まぁ、他にもPS3に“機動戦士ガンダムバトルオンライン”というゲームもサービスされるし、そちらの方が個人的にこじんまりしてして好きだったりする。
正直52人vs52人という戦闘は、敵拠点に隠密行動というのは出来ないのではないかと思う。もし本当にこれぐらいの規模の戦闘を再現しようというのなら、マップの広さは相当に広くないといけない。戦闘に意外性を持たせる為には、それこそもっと現実的な要素を多数取り入れないと意外性は生まれないように思える。
52人の目に映らない行動を取るのは、そう簡単なものではないと思うのだが…。
何はともあれ、α2テストが終わればクローズドβテストが行われるだろうし、そこで一度試してみるのも手かもしれない。
気になる人は、今のうちに公式サイトや情報サイトをチェックである。
機動戦士ガンダムオンライン 公式サイト
http://gow.bandainamco-ol.jp/ (現在リンク切れ)
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