全くもって今更な話である。
昨日、何気なしにASUS Suite IIなるアプリを立ち上げて、自分のシステムの状態を確認していた時、ふとBIOSのバージョンが最新なのか気になり調べて見た。
すると、今年の1月にアップデートがある事を発見。おそらくWindows8対応の新BIOSだろうと思われる。
私はWindows8ではないから、放っておけばよいものを、どうもこういう新しいファイルを見ると使ってみたくなるクセが出てしまい、何を思ったか、ASUS Suite II上からBIOSアップデートをしてしまったのである。
ちなみに知らない人に言っておく。
ASUS Suite IIからのBIOSアップデートは、実は危険極まりないのである。もちろん全ての条件で失敗するワケではないが、フリーズに近い状態になるケースが多いようである。
で、私も例に漏れることなく、Windows7上でASUS Suite IIがフリーズしたような状態になり、10分くらい復帰するのを待ってみたが、結局どうにもならず、強制リセットをかけた。
もうお気づきだろうと思うが、この時点で私はドツボに嵌まっていたのである。そう、BIOS破壊である。
リセット後、画面に出てきた表示がコレ。
文字が潰れて分からないだろうから、内容を記載する。
(原文)
WARNING ! BIOS Recovery mode has been detected,
Please put the file “M5G.CAP” into HDD or a removable USB media device, And then reset your computer.
You can also insert ASUS Support CD to your CD-ROM and reset your computer,
IF you have done these, Please wait a moment and don’t shutdown system !
System will be automatically rebooted.
何となく意味はわかる。
だが、念には念を入れて、Exciteの翻訳ページで翻訳してみた。
(Excite 翻訳文)
警告!
BIOS回復モードは検知されました、HDDあるいは除去可能なUSBメディア装置にファイル「M5G.CAP」を入れて、次に、コンピューターをリセットしてください。
さらに、CD-ROMへのASUSサポートCDを挿入し、コンピューター(これらをもたらしたIF)をリセットすることができます、瞬間を待ってしないでください、停止装置!
システムは自動的にリブートされるでしょう。
さすが、むちゃくちゃな翻訳で有名なExciteである。
意味が微妙にわからんwww
ただ、これで大凡の意味は分かった。
(武上 翻訳)
BIOSリカバリーモードが立ち上がったから、HDDかUSBストレージにBIOSデータ“M5G.CAP”を入れてリセットしやがれ。もしくはCD-ROMドライブにASUSサポートCDを入れて、リセットするのでもいいぞ。そうしたらとりあえずしばらく待ちやがれ。しばらくしたら再起動するかもな。
…というような感じの事が書かれているワケである。
「さらに」という言葉が「もしくは」という言葉になっているのには意味がある。マニュアルではどちらかの選択になっていたためだ。
BIOS復旧機能がある為、BIOS破壊になってもとりあえず試す手段があるだけマシな話だが、往々にしてそんなの上手くいくとは限らない。
実際、PCがこんな状態であるため、USBメモリにBIOSデータを入れる…なんて準備をしているワケがない。不用心にも程があるというヤツである。
しかたがないので、ASUSサポートCDを入れて試してみたのだが、光学ドライブは確実にデータを読みに行っているのに、3時間放置しても変化なし。
iPadで検索してみたら、どうも一度でもBIOSを更新していて、サポートCDとBIOSのバージョンが合わなくなったら、サポートCDでの起動はできないらしい。
…マニュアルにもそんな事書いてねーよ orz
つまり、この時点で私が試せる唯一の方法はUSBメモリにBIOSデータを入れてリカバリーモードを動かしてみる事である。
幸いにして使わなくなったUSBメモリが手元にある。会社でデータを入れてくれば何とかなるだろう…と思い、さらなる他の情報を検索していたら、どうもこのUSBメモリにも相性があるようで、動作する場合としない場合があるらしい…という情報を掴んだ。…詰みそうで怖い orz
とりあえずFAT32でフォーマットしたUSBメモリのルートに“M5G.CAP”とリネームした新しいBIOSデータを入れて準備だけはした。
あとは実際に回復モードでリカバリーするかどうか、である。
この復旧方法も実はいくつか手段がある。
準備するのは同じ“M5G.CAP”というBIOSファイルを入れたFAT32フォーマットのUSBメモリなのだが、やり方として完全に電源を入れた状態で行う“Clash Free BIOS 3”という機能を使うやり方と、スタンバイモードから専用LSIで処理してBIOSを書き込む“USB BIOS Flashback”という機能を利用する2通りがある。
どちらが良いのかは分からない。
ただ、ネットの成功事例では“USB BIOS Flashback”を使用したケースであるから、こちらを試してみようと思う。
物理的にBIOSを格納しているハードウェアが二つあり、それを物理的に切り替える事で万が一に備える…というやり方であれば、もっとシンプルに復旧できるといえるのだが、ASUSはそう簡単な設定にはなっていらいらしい。
GIGABYTEなどだと…物理的に切り替えるのだろうか?
人によっては復旧できる見込みがあるだけマシになった…という人もいるかもしれない。実際、昔から比べれば格段に安全性は向上したと言える。それでもメーカー送りになる危険性が未だ高いのも事実で、全体的にPC自体は恐ろしく高機能になったにも関わらず、基本的な所でまだ安全性が確保されていない事実は如何なものかと思ったりもする。
さて…USB BIOS Flashbackで元に戻ってくれればよいのだが…。
自己レス。
USB BIOS Flashback機能で何とか助かった…。
そして…BIOSは最新版になった。
結果オーライな感じだが、この心臓への負担はナンナンダ orz
返信
その昔はGIGABYTEのDualBIOSに何度助けられたコトか…。
今はそんなの弄る気力はナイッ。
返信
私はとにかくUSB3.0の挙動が安定しない事を問題にしていて、それを改善するにはBIOSのアップデートしか道が残っていなかったんですよ。
しかも今回のマザーは、もともとのSATAのコネクタ3つが使用できないという欠陥品でもあるし、とかく何かを買えないと納得いかない…という状態なワケです。
なのでBIOSアップデート…ってな感じだったワケですが、ご覧の有様ですよ orz
ま、回復したからいいけどさ…。
返信