年齢予想サービスの信憑性

Microsoftが公開している年齢予想サービス、信憑性はどれぐらいなのだろうか?

永遠の17歳

世に17歳教という一種の教えを広める事となった永遠の17歳がいる。
その名は井上喜久子。
“おっきいお兄ちゃんたち”のおねえちゃんである。
今年娘が17歳となった事で、娘と同年齢の母親ってどういう事よ?w とツッコミが入るかも知れないが、井上喜久子はやはりこの世界では永遠の17歳で、それはもうお約束という領域にまで達してしまった、業界のレジェンドである。
レジェンドである以上、そこに「お約束」はあっても嘘があってはいけない。
であるならば、Microsoftが公開している年齢予想サービスではどう表示されるのか?
興味のある話である。…マヂかよ(-_-;)見よ…Microsoftもちゃんと「お約束」を理解していたではないか(爆)
つまり「お約束」ではあるが、嘘ではない、という事である。

カルラボ
http://www.c-lab.link/nettrend/33844?km_saf_try_cnt=1

井上喜久子、17歳。ホントはこの後ろに「ぉぃぉぃ」が付くのだが、Microsoftにもちゃんと「お約束」は通じていたようである。

で、その信憑性は?

とまぁ、ココまでは「お約束」の話。
実際問題として、この年齢予想サービスは、井上喜久子女史を17歳と認識した時点で、その信憑性は低いと言わざるを得ない。
というか、恐らくではあるが東洋人の顔立ちに対しての予測エンジンにチューニングされていないのではないかと考えられる。
西欧人からすると、東洋人というのは年を重ねるにつれ童顔化…というか、年齢が顔に出にくい人種のようで、東洋人の50歳くらいの人ですら西欧人には子供のように見えるらしい。
たしかに彫りの深い顔立ちの国の人たちは、高年齢化するとそのシワが非常に目立つようになり、とても東洋人と同じ年齢には見えないケースが多い。
であるならば、このMicrosoftの年齢予想サービスに関しても、予想する為の画像認識アルゴリズムは西欧人ベースで作られていて、顔のシワなどで判断している可能性がある。
だが、もしそうだとするならば、この年齢予想サービスのアルゴリズムは実にお粗末な予測エンジンなのではないだろうか?
画像処理から作られている事は変えようがないにしても、その画像を読み取る際、もっと違った側面を捉えて予測値に反映させないと、ワールドワイドなサービスにはならないと思う。
まして、USAは人種のるつぼと呼ばれるくらいの他民族国家であり、当然その中には東洋系の人達もいるわけである。今のままでは米国人ですらちゃんとした年齢予測ができないサービスという事も出来てしまう。
大々的に銘打って登場したサービスならば、まだまだ改良の余地がある事を認識してグレードアップして戴きたいところである。

試してみれば解る

本日、誕生日だったのに、ネタとして年齢予想サービスを紹介するとか、私も随分とネタに苦しんでるな…と思ったが、ココはそのネタに乗って自分の写真を年齢予想サービスで試してみよう、と考えた。
東洋系の顔が幼く見えるのは事実として、本当に西欧系ベースで認識しているのかを確認してみるのも面白いと思ったわけである。

年齢予想サービス“How-Old.net”
http://www.how-old.net/ (現在リンク切れ。サービスは終了している模様)

iPhone6 Plusのインカメラで自分を撮影し、それをクラウドを経由してブラウザに読み込ませ、実際に年齢を計測してみたところ…何と、実年齢より上と出やがった(爆)
まぁ、写真全体に顔を写して予想させた事もあって、井上喜久子女史の場合と条件が同じ状態で比較したわけではないが、どうも東洋系だから若く見える、という事ではないようだ。
実験の結果を見て考えると、肌質を見ている可能性はかなり高いと言える(当たり前か…)。また、目の瞼あたりで年齢を割り出している可能性もある。おそらくこれらは一要素としてどちらも組み込まれているだろう。
当然の事ながら、複数の条件をチェックしながら予測しているのだろうが、鮮明な画像であればあるほど的中率が上がる…のか、それとも実年齢より上とでるのか…といった所ではないかと思う。
それを実証してみる為に、先程の私の画像を明るめに色調操作してみた。
すると、やはり予測通り予想年齢がぐっと下がった。
つまり、予想年齢を小さくしたければ画像そのものの鮮明さは曖昧にし、かつ明るめの画像であれば、所謂「ごまかし」が可能だという事である。
結局、画像から肌質を見破るには、鮮明な画像でないと情報は得られないし、また明るめの画像であればシワの認識が曖昧になる、という、いわゆるPhotoshop効果がそのまま出るという事である。
まぁ…まだまだ改良の余地があるという意味では、先程の井上喜久子女史の場合と変わらない結果と言える。

しかし…井上喜久子女史はいつまで17歳を通すつもりなのだろうか?
もちろん「ぉぃぉぃ」が後に付かなければいけないという事を本人自身が言っている為、ネタとしては延々と続くのだろうが、このままいくと娘の方が年齢が上になるという自体になってしまう。娘も親と同じ道を歩むとすれば、同じく17歳教信者として組み込み、親娘で17歳を貫き通すという手もあるが…今後どうなるのか、気になる要素は満載である。
あ…そういえば井上喜久子女史の娘に「How-Old.net」をやってもらったら何歳と予想するのだろうか?
親の方が下だった…なんて事になったら笑うに笑えないな(-_-;)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. アバター画像 うめー より:

    ツイッターで見た。
    「今流行りの顔年齢調べようとして間違って心霊スポット行ってきたときの写真を診断してしまった結果 」
    http://t.co/W17l6he9Nr

    …う、うん。。。

    • アバター画像 武上 より:

      記事みてワロタw
      …不謹慎かもしれないが(-_-;)

      フォントが違うから捏造されたものというのはすぐにわかったけど、このセンスは認めなければならない、と素直に思った。
      私にはこのセンスはないな…。

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