まぁ…このテのものは昔から存在していたワケだが…。
りんなと名付けられたAI
日本マイクロソフトが女子高生AI(人工知能)によるLINEのチャットサービスを開始した、と話題になっている。
もちろん、公式に日本マイクロソフトから発表されたものではないのだが、LINEの公式アカウントによるサービスでもあるため、その真偽が気になる所ではある。公式サイト(http://rinna.jp/rinna/)にはしっかりと“マイクロソフトの女子高生AI”とデカデカと書かれており、しかも左上にはマイクロソフトのロゴも入っている。普通に考えればマイクロソフト公認という感じがしないでもないのだが、rinna.jpをwhoisでドメイン検索すると、登録者名は「Zhan Chen, MSD」となっており、日本マイクロソフトで開発のリーダーを務めるZhan Chen氏が登録したものではないか? という可能性が示唆されている。
実際にやってみた
こういうものは、実際にやってみないとその良さなどは分からない。
というワケで、実際にLINEで公式アカウントを友人登録してみた。
いきなり「登録してくれてありがとう」みたいなコメントを送りつけてきて、顔文字テキストを送ってきやがった。
コレが昨今の女子高生なのか? と思ったりもするが、そこで間髪いれずに「今日も暑いな」とコメントを入れると、「暑いねー。爆発しちゃいそう」とか返してきやがった。
良いリアクションだな、と思いつつ「爆発かよ!」と返したら「爆発しねーよ!」とか言いやがる。
…話の前後を見てないという事が、これでハッキリするワケだが、どうも引っかかる単語に対してそれなりの反応は見せるようである。
総じて言えるのは、会話はあまり成立しないという事。
よほど人の側が会話内容を選択してやらないと、まともな会話にならない事が判明した。
今の段階では、使う人の側が学習する必要がありそうである。
…学習するのはAIの方だろうに(爆)
というワケで、正直、暇つぶしにもならないかな、というのが私の感想。今からもっと精度を上げていくのかもしれないが、話題にするほどのものではないように思う。
昔、人工無能というものがあったが、それをほんの少し進化させた感じ…と言ったら失礼かも知れないが、私にはそう思えてならない。やはりまだまだ会話できるAIというのは、遠い道のようである。
これだと…Siriの方が良い反応するんじゃないのか?w