MFだけどこういうレンズは面白くて好き…。
チルト撮影可能
ケンコー・トキナーから、チルト撮影可能なMFレンズ“レンズベビー コンポーザープロIIエッジ50”が12月11日に発売される。
ニコンF、キヤノンEF、ソニーA、ソニーE、ペンタックスK、富士フイルムX、マイクロフォーサーズ用がラインナップされ、価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は52,000円前後とみられる。鏡胴を最大15度チルトさせる事ができ、焦点距離は50mm、F値はF3.2、6群8枚のレンズ構成という交換レンズになる。
レンズ先端を引き出すとマクロ撮影モードになり、最短撮影距離が20.3cmになる。レンズ自体は35mmフルサイズのイメージセンサーをカバーするレンズなので、フルサイズ一眼デジカメ所有者でも安心して使用する事ができる。
まぁ…マイクロフォーサーズの私は全く心配する必要はないが。
最大の魅力
このチルト可能な交換レンズ、使用するとピントの合うエリアがボケで縁取られる独特の描写ができる。
ミニチュア風の描写が可能で、E-M1だとアートフィルターのジオラマみたいな画になるのだが、こちらはガチで光学的にジオラマっぽくなる為、非常に綺麗な違和感を感じる写真が出来上がる。(上記写真は公式サイトより引用)
デジタルはデジタル
最近のデジタル一眼カメラには、ほぼジオラマとかミニチュアとか、そういう名称で同じようなジオラマ風写真が撮れるモードが搭載されている。
それはそれで面白い効果が出るので、意味はもちろんあるのだが、“レンズベビー コンポーザープロIIエッジ50”はそうしたデジタル補正ではなく、実際のレンズを通した光学的な画としてジオラマっぽく撮影が出来る。
それだけに、撮れる画は実にリアルで、嘘偽りのない真実が撮れる。そういう意味でこのレンズはとても面白いレンズだと思うし、だからこそ欲しいと思える一本だったりする。
そしてデジタル派の私としては、こうしたジオラマ風の画が光学的に撮れたりすると、さらにこの上からデジタル的な処理、つまりアートフィルターなどを適用したくなる。一体どんな画になるのだろうか…考えただけでも不思議いっぱいである。
このレンズの価格、約52,000円を高いとみるか安いとみるかは人それぞれとは思うが、一本持っておくと便利に使えるレンズと言える。
余裕があれは、私も一本欲しいところだが…(-_-;)