WH-1000XM2を使い始めて新たに知る。
BOSEは評判がイイ?
Bluetoothを使用した無線デバイスでPCの音を聞くようになって4ヶ月が経過したが、その便利さが日常生活で当たり前になりつつある。
先日、有線ヘッドフォンを久々に使ってみたが、確かに音は良い感じはするものの、ワイヤードという環境が意識的に自分の行動を縛っているような感覚があり、やっぱりワイヤレスはいいな、という事しか感じなくなってしまっていた。
こうなると、あらゆるものを無線化してしまった方が精神的にも良いのかな、とすら思うのだが、本質である音の善し悪しだって気にしなければならない。
その音の善し悪しを考えてWH-1000XM2を選択して導入しているのだが、世間ではBOSEの肩掛けワイヤレススピーカーが良いとかいう話もあり、自分としては言われていたスペックとは異なる結果・評判だな、と改めて技術的な側面で調べた方がいいかもしれない、と感じた次第である。
コーデック
そもそも、Bluetoothで音楽を聴く場合、そのコーデックと呼ばれるものには、いくつか種類がある。
以前にも書いたとは思うが、まず一番標準的なものとしてSBC、より音質の良いものとしてAAC、aptX、LDACといったものがあるのだが、これらは伝送できるビットレートの違いがあり、通常考えればSBCよりもAACやaptX、LDACの方が高ビットレートで音質が良い、と考えられる。
ところが、不思議な事にBOSEから発売されるワイヤレスヘッドフォンは、軒並みSBCにしか対応せず、他のコーデックでの接続ができない機種ばかりなのである。それにも関わらず、BOSEのワイヤレスヘッドフォンは、ユーザーの声としては音は良いという人が非常に多く、私としては基本のドライバーユニットの出来の問題でSBCであっても良い音になるのかな、という風に考えていた。
ところが…どうもこの認識は間違っていたらしい。
impress AV Watch
BluetoothのaptX音質をテストしたら、謎の結果が出てしまった
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/1117171.html
この記事によると、SBCのコーデックの仕様をBluetooth SIGでまとめられたAdvanced Audio Distribution Profile version 1.3(PDF)というドキュメントに行きついたそうで、ここに記載されていたSBCの転送レートは、Middle QualityとHigh Qualityという2つのモードと44.1kHzと48kHzの2つのサンプリングレート、そしてモノラルおよびステレオがあり、Middle Qualityでもステレオなら44.1kHzで229kbps、High Qualityなら328kbpsとなっているそうである。
つまり、ハイクォリティモードなら328kbpsという、AACなどよりもずっと高いビットレートでの伝送が可能だったのである。
SBCは安定接続
今まで、SBCでの接続に関して言えば、確実に繋がるベーシックなコーデックという位置付けでしか考えていなかったが、仕様で見てみれば随分と高いビットレートによる伝送が可能で、別に音をよくしたければAAC等にしなければならないという事とは違うようである。
もっとも無線コーデックなので、伝送条件に得手不得手はあるだろう。SBCは通話レベルの音質だとする今までの説明通り、音が悪くなる条件もあるのかもしれないが、ビットレートだけで見れば決して帯域幅が狭いわけではないので、単純に低音質だと言い切るのは間違っているようである。
ただ、一つだけ確実なのは、SBCはBluetooth接続の音声伝達のもっとも基準となるコーデックなので、対応していない機器はない、という事である。
ある意味、接続が確実で音も悪くないとなれば、Bluetooth接続の音はコーデックを気にしないと音質が悪い、という従来の常識は変革できそうな感じではある。
もう少し詳しい情報がぜひとも欲しいところ、という事か。
SBCがそんな仕様だったとは知りませんでした。
私もワイヤレスを検討したことがあったんですが、このコーデックによる音質の低下を気にして敬遠してました。
PS4でも使えるし、また検討してみようかな…
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一度ワイヤレスを体験すると、ワイヤードになかなか戻れなくなりますよw
個人的にはBOSEはオススメできると思ってます。
メーカーの特性なのか、モニターのような音ではなく、若干低音が強調される感じはありますが、ワイヤレスでも良い音が期待できると思います。
PS4で使用できるかどうかは、プロファイル次第なところもあるので、そこは前もって調べた方がいいかもしれません。
SBCなら問題はないと思いますけどね。
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