こんなの、以前からやってるけれども…
もっと便利に
FF14、自分でも不思議なくらいに今でも継続しているワケだが、現在私はWindows版をベースにPS4でも同じキャラクターでプレイできる環境を構築している。
これは単純にWindows版とPS4版のアカウントを共通化しているだけの話なのだが、今までこれで一つ困っていた事がある。
それは、Windows版でのプレイ環境をPS4版に移植するのが大変だ、という事である。
Windows版は最初からプレイしているので、このWindows版のコンフィグデータは今までの私のプレイの蓄積の結果、最適なものが構築されている。
だからWindows版のコンフィグデータは私のFF14におけるマスターデータみたいなもので、メインPCを新しいものに入れ替えた時なども、このデータを基本的に新しいPCに入れ込んで利用していた。
ところが、PS4となるとWindowsのように手軽にデータを移設なんて事はできない。
そもそも部分的にシステムも違うのでUSBなどを利用したとしてもデータを移設する事が許されていなかった。
これはPS3版が存在していた頃からの問題点で、どうもPlayStation Networkの利用規約の中で、データの安全性を確保できない事から、PS4以外の外部からのデータアクセスを禁止していた事から、Windows版データの移設ができないという事のようであった。
ただ、Windows版同士はデータの互換性はあるものの、手動でこうしたコンフィグデータのやり取りをするというのも正常な解決策ではないので、ユーザーからの要望としては、常に他環境でプレイする際のデータのバックアップ機能等が求められ続けてきた背景がある。この要望に応えるカタチで、近いうちに実施されるアップデートでいよいよFF14のセーブデータのバックアップが可能となる。但し、現時点ではβ版であり、PS4版についてはさらに後の追加となる。
バックアップ対象データ
今回のこのバックアップ機能は「クライアント共通設定データ」と「キャラクター設定データ」の2つの区分で利用ができる。
「クライアント共通設定データ」は、ディスプレイ設定やサウンド設定、入力デバイス設定、アクセシビリティ設定、共通マクロなどが対象となる。FF14では「システム設定」と呼ばれる設定が大部分である。
それに対し「キャラクター設定データ」は、キャラクターコンフィグ、HUDレイアウト、ホットバー、ギアセット、キーバインド、ログフィルター、キャラクターマクロ、ソーシャルなど、FF14内では「キャラクター設定」という区分に入る設定である。
つまり、この二つの設定をバックアップし、違う環境に持っていく事で、ほぼ同一環境が再現できるという事になる。
ちなみに「クライアント共通設定データ」のみ、或いはその逆のみというバックアップも可能だと考えられる。
現時点のβ版では、Windows版/Mac版のみ可能ではあるが、今後正式版になった段階でPS4も膨れたマルチプラットフォーム化が実現すると思われる。
問題は違う解像度の時
このセーブデータバックアップ機能において、一番注意しなければならない部分は、おそらく解像度の違いに起因する問題ではないかと考えられる。
PS4版は間違いなく解像度はフルHD(1920×1080)もしくはPS4 Proだと(3840×2160)になっているが、Windows版はこうした規定のサイズ以外に変形した解像度を許可している。
例えば私は横長の3440×1440という解像度に合せた比率の解像度を設定しているが、もしこのWindows版の設定をバックアップして、PS4版でそのデータをロードしてしまったら、ユーザーインターフェースがフルHDの画面内に収まらない事になり、操作不能になる可能性がある。
一応、そういう時はテキストコマンドで「/uireset」と入力すると、解像度が初期化され、基本設定解像度へと戻るそうだが、同時にHUDも初期化される。
この解像度問題含めて、次回のアップデート前にテスト運用したようだが、その際にデータが吹っ飛んだという問題が発生、現在はこの機能はクローズ状態となっている。
それが次のアップデートでβ運用されるようになるので、設定のローカル保存機能を強化して安全性を高めるという手段が執られるようである。
とりあえずWindows版/Mac版での問題が解消されれば、次はPS4版への実装という事になり、違うプラットフォーム間で設定を共有化できるようになる。
PS4版で、Windows版の時のように最初からマクロ登録とかするのは、かなり面倒で、それが原因で私のPS4版稼働率が高まらないという状態。
ようやくこれが解消される日が来ると考えれば、今後はより便利にFF14をプレイできるようになると考えられる。
ま、便利になる事はイイ事だね。