そろそろ考えるべきタイミングか?
時代は8コア中心に
3年程前、私はIntel Core i7-8700Xをコアとした自作PCを計画し、今現在はそのPCをメインPCとして運用している。
性能的に申し分ないとは思っているが、ここ最近の流れを見ていると、ゲーミングPCは8コア/16スレッドを中核とし、そこから上を狙って行くのがトレンドのような形態になってきた。
Core i7-8700Xは、6コア/12スレッドであるため、決して処理能力として悪いわけではないが、最近のトレンドで見れば一つ下回る構成となる。
また、Zen2の性能が良い事もあって、AMDがとても元気で、価格は高いが遂に16コア/32スレッドのRyzen9 3950Xが登場してしまった。
こうなると、私もそろそろメインPCをアップデートすべきかな? という気分にさせられる。
というわけで、年末から来年第1四半期までの期間で、自作PCを考えるならどんな構成になるか、という事を机上シミュレートしてみたい。
やはりAMD中心に
CPU的には、最低ラインとしてAMD Ryzen7 3700Xを選びたいところ。8コア/16スレッドでありながら65Wという消費電力なのが魅力なCPUだが、この3700Xを最低ラインと考えている。
本音を言えば3950Xを狙いたいところだが、価格が10万円近くになってしまう事を考えると、妥当な価格とは言いにくく、狙い目としては3700Xに軍配が上がる。
より高クロックで動作する3800Xも考えたのだが、これは価格差次第かな、という感じ。
なので、狙い目はAMDの8コア/16スレッドCPUだろう。
メモリに関してはDDR4-3200あたりが妥当なところ。対応しているメモリ速度の上限まで引っ張るのがベターだと言える。あとは搭載容量だけで、これは16GBでも32GBでも良いだろう。多めに積んでRAMディスクとして使用するのも悪くない。
次にマザーボードだが、今ならチップセットはX570一択になる。これでないとPCI Express4.0の恩恵にあやかれないからだ。これは他に選択肢がない。あとはメーカー別に便利な機能を搭載しているもの、価格の安いモノなど、いろいろ天秤にかけて判断するしかない。
そしてビデオカードだが…実はこれが一番問題なのである。
ビデオカードの迷い
ビデオカードだが、拘りがないならばNVIDIAのGeForce RTX系を入れておけば問題はない。
だが、私のようにAMDである事に拘る人の場合は、実に迷うところである。
Radeon RX 5700XTを狙うというのは、実に真っ当な判断である。高いゲーム性能と適度な価格を見れば、この選択が間違っているという事を言い切れる人はそうはいない。
だが、もし私のようにFluid Motionという機能を狙って行くのなら、これはもう選択肢としてはRadeon VIIを中古で探すか、Vega 64、もしくはVega 56という選択肢を選ぶしかない。
もっと性能が下で構わないというなら、それこそRadeon RX 570とかでも良いが、RTX 2070クラスと戦えるだけの性能となると、先程の選択肢しかなくなってしまう。
なので、Fluid Motionを諦められれば5700XTを、諦められなければRadeon VIIを、というのが、今の私の選択である。
RDNAでもFluid Motionが使えるようなドライバになれば、この判断も変わってくるのだが、昨今の動画関連の動きを見ていると、Fluid Motionの必要性が薄れてきている感じもなきにしもあらずなので、ひょっとしたらFluid Motionは今後フェードアウトしていくような気がしてならない。
Radeonを選択する唯一の理由とも思えるFluid Motionは、もっと評価されても良い機能と思うのだが…。
その他のパーツ
あとはストレージと冷却パーツ等だが、ストレージはもうSSDは当たり前で、NVMe M.2の1TB以上がメインで標準だと思う。あとはデータストレージとしてSSD、もしくはHDDを搭載するというので問題はないだろう。ここら辺はちょっと調べて高速アクセスできるもので固めればいい。特にPCI Express4.0での運用なら、ほぼ製品選択は絞られてくるだろう。
また、冷却パーツだが、個人的にはメーカーの要求がなければ空冷で良いだろうと思っている。
私は今回のメインPCで簡易水冷を入れたのだが、正直、空冷でも十分冷えるクーラーがあるし、240mmラジエーターぐらいの簡易水冷では空冷との差はあまりないと感じている。
逆にそれ以上のラジエーターサイズを持つクーラーなら意味はあると思っている。
あとはケースファンだが、これらは静音性と冷却性を天秤にかけて数と場所を決めればよいだろう。
あ、それと光学ドライブだが、最近は搭載しないという選択肢が主流になっている。
だが、もし5インチオープンベイがあるケースを使うのであれば、個人的にオススメしたいのが、ノートPC用BDドライブの搭載である。
メカの問題で、デスクトップ用のドライブは、トレイの開閉に使用するゴムが劣化して、何れは開かなくなる。しかしノートPC用はトレイの開閉のメカニズムがそもそも異なるので、そうした「トレイが出てこなくなる」というトラブルに見舞われない。
光学メディアそのものは既にもう使われなくなってきているものだが、保険の為に付けておこうというのであれば、USB接続ドライブのものか、ノートPC用を5インチベイに装着して使用する事をお薦めしたい。変換コネクタとかステーが必要になったりするので、厄介ではあるが、長持ちさせる意味では有意義である。
と、いろいろ書いてみたが、やはりシミュレートだけに実感はない。
実際の製品を選択しているわけではないので、金額も出していないし、メーカーも特定していないので、当たり前と言えば当たり前だが、大凡の方向性は見て取れると思う。
Intel系が極端になくなってしまっているが、これが今の現状だという事である。
もう少し本格的に考えることができるのは、いつごろになるかなぁ…。
お久しぶりです~
オイラもPC組みたい
Win7を未だに使っているのでハード・ソフト両面から一新せねばならないです
来月には組まないとなぁ~。
返信
何はともあれ、用途が何か? でスペックが決まるので、何に使うかを明確にする事だと思います。
私のようにPCゲーム中心になるようなら、8コア/16スレッドは当たり前になってきますが、もしそこまででないなら6コア/12スレッドでも良いし、8コア/8スレッドでも問題はありません。
また、それに合せたビデオカードを当て込むだけです。
まずは用途ありき。
そこからスペックを決め込めば、思ったより選択肢は広くないですよ。
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