これ、商売になるの? と疑ってしまうのは、私だけだろうか?
再生時間制限撤廃
Spotifyが、無料プランにおける再生時間制限を撤廃するというアップデートを実施した。
従来であれば、30日あたり最大15時間までの再生時間という制限が無料プランに存在しており、それがプレミアムプランとの決定的な差として差別化されていた。
これはPC、タブレット、PlayStationなどのゲーム機など、全てのSpotifyを扱えるデバイスにかけられていた制限だったワケだが、今回のアップデートで全てのデバイスにおいて制限が撤廃される事になる。
もちろん、従来使えていたモバイル端末によるシャッフル再生はそのまま利用できる。
正直な話、今までも結構太っ腹なサービスだと思っていたが、何故全てを無料にできるのか、私には不思議で仕方が無い。
Spotifyを無料プランで利用すると、まずアプリケーション上で広告が表示される。また、数曲再生した後に広告音声が挟まるのだが、これら広告の費用で楽曲権利を処理しているという事は理解できる。
だが、その広告費用でほぼ全ての楽曲の権利を処理しきれているのか? と思える程、豊富な楽曲を揃えているので、前述したように何故これが可能になっているのか不思議で仕方が無いのである。
とはいえ、消費者サイドから考えると広告が入るという事さえ許容できれば随分と便利で楽しい時代になったな、と思える話である。
始まりはGET WILD退勤
私がSpotifyを使うようになった最初の始まりは、GET WILD退勤が流行った事による。
昨年の秋頃にTwitterで話題になったものだが、公式がこの話題に乗っかり「8時間耐久GET WILD退勤」というプレイリストを公開した。
8時間って、働いてる時間全部じゃねーか、と出勤時から既に退勤モードに入ってしまうような公式のプレイリストが気になって、そのプレイリストを見てみたらそのリストがSpotifyのものだった、というワケである。
Spotifyは、特定のプレイリストをシェアする事ができ(最近のサービスはほぼ全て出来ると思うが)、幅広い人々と共有する事ができるが、まさか公式がこのような暴挙に出てくるとは思わなかった事で、私も見事に巻き込まれた、というわけである。
正直、それまではSpotifyという名前は知っていたものの、使う事はないな、とすら思っていた。今では何か作業する時にずっと鳴らしているラジオ的な使い方をしているのだが、今回の再生時間無料化は、その利用方法を加速させる事になるだろう。
オンデマンド再生
Spotifyの無料化に合せて、他にも機能が強化された部分がある。
まずメッセージアプリやSNSでSpotify上の楽曲がシェアされた場合、その楽曲を24時間に1回までオンデマンド再生できるようになった。また、24時間以内に同じ楽曲を再度再生しようとすると、これまで同様に該当楽曲を含むRadioをシャッフル再生するオプションが提示される。
オンデマンド再生って何だよ? と言葉の意味を理解できない人もいると思うが、これはオフライン再生できると考えれば良いだろう。昨今の音楽アプリは、基本オンラインでの利用を想定しているが、時にオフラインになったりするのがモバイル環境である。そんな時でも聞くことができる、という事と理解すれば良いだろう。
これらは恐らく無意識下で利用される機能と思われるので、そういう事ができるのか、程度の理解で良いと思うが、少なくとも便利に使えるという状況になった事は素直に喜びたい。
とりあえず…Spotifyを使った事がない人は一度使ってみると良いかもしれない。
他のサービスを利用しているというのであれば、それでも良いが、時代はここまで奇譚だな、と久々に時代について行けていない自分がいる事を再確認した。
Spotify
https://www.spotify.com/
あれ?
ゲワイ退勤なんて流行ってたの?
しなかったw
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いや、別にしなくてもいいんだよw
ただTwitterのトレンドに出ていたのは事実だし、公式が8時間耐久とか訳わかんないプレイリストを公開していたのは事実。
GET WILDっていろんなバージョンが存在していて、しかもいろんな人にカバーもされているから、それらを全部繫いでプレイリスト化して8時間にしてたんだよね。
よくもまぁ、8時間も続けられたなという驚きと共に、おもしろい時代になったな、と。
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