世間ではiPhone13シリーズの方が目玉なのかもしれないが。
やはり気になる
Appleから第6世代iPad miniが発売された。
既にいろんなレビューサイトで情報が溢れているが、そのほとんどのサイトで「ちょうどよいサイズ感」という感想が出てきている。
要するに、ちょっと持ち出して使おうとか考えた時、8インチクラスのタブレット端末が大きさ的には限界点なのではないかと思う。
実際、ポケットに入れて持ち運ぶとかいうのなら、スマホの方がベストサイズと言えるが、そのスマホでは画面サイズがちょっと…という場合、片手で持って使える8インチクラスのタブレットは、丁度良い大きさになるのだろう。
いや、昔の8インチクラスのタブレットではダメだ。そもそもベゼルが厚くて全体サイズが大きくなってしまう。
しかし第6世代iPad miniは、全面パネルになった事で、全体のサイズは逆に小さくなった感じだから、それがちょうどフィットする、という事になる。
小さめのカバンに入り、サッと取り出して扱うにも画面の小ささを感じる事のない端末。それが第6世代iPad miniの魅力なのではなかろうか。
レビューサイトはまさしくそんな感想でほぼ埋め尽くされている。まずはこのサイズ感を体験する事が重要で、スペックに迷う事なかれ、なんてサイトもあるぐらいである。
そういうのを見ていると、正直私も購入に迷ってしまう。
価格が高いCellularモデル
そんな第6世代iPad miniだが、やはり5Gに対応した事でCellularモデルの価格が高めに設定されている。
Wi-Fiモデルとの価格差は18,000円と、今までの価格差よりも差額が大きいのではなかろうか。
この価格差なので、Wi-Fiモデルでいいや、と考える人も多いのではないかと思う。実際、室内でしか使わない想定なら、Wi-Fiモデルで十分である。
ただ、通信速度が遅くても無線LAN環境下以外の通信と繋がっていたい、と考えるならCellularモデルしか選択肢がない。まぁ、スマホとテザリングで接続する、という手もあるが、単体でネットに繋がっているという良さはいろいろなところで恩恵を受けられるところにある。
しかもiPad miniはデータ通信のみのSIM契約やeSIMの契約で利用できるので、データ通信量が少なければ月額1,000円以下、場合によっては1コイン程度で利用できる。
何時如何なる場所でも最低限の通信という意味で、Cellularモデルを選択する意味さえ持てれば、Cellularモデルを選ぶ意味も出てこようというものである。
気になるところ
レビューサイトではほぼ大絶賛の第6世代iPad miniなのだが、その仕様が明らかになった時から私にはボタンの部分だけ気になっているところがある。
それは、2つある音量ボタンのどちらがボリュームアップなのか? というのも実にわかりづらいという事が一つ。この音量ボタンの上下配置は、iPadの縦と横に持ち替えた際に入れ替わるという話らしいが、そもそもの判断が付きにくいという問題もある。ま、慣れるしかないのだが。
そしてもう一つ、Touch IDが内蔵されたホームボタンと音量設定の2つのボタンが、同じ側に付けられている、という事である。
これは、iPad miniを縦や横に使うときに、共に邪魔にならないようにする為に一面配置にしたのかも知れないが、この一面にボタンが揃っている事で一つ問題になる事がある。
それは画面のスクリーンショットを撮影する時に、ホームボタンと音量ボタンを同時押ししなければならないが、一面に偏っていると、それがとてもやりづらいという事である。
iPhoneだと、左右のボタンを同時押しなので、片手でiPhoneを挟むようにして同時押しできるが、iPad miniの場合、一面に偏っている事で、やりづらさを感じるのではなかろうか、と考えていた。
もちろん、片手で押せなくもないかもしれない。だが、タイミング良く同時押しとなると、慣れが必要かもしれない。
その他に気になるところと言えば、全体的なベゼルの厚さという事になるが、これはあまり狭すぎると手で持てなくなるというデメリットにも繋がるので、許容幅がどのあたりにくるかは人それぞれかもしれない。
Apple iPad mini
https://www.apple.com/jp/ipad-mini/