小型家電リサイクル法に準じて処分してみた。
下取りではなくリサイクル
昨日、Appleの初売りで11インチのiPad Proを購入したという記事を書いたが、その際、過去に所有していた第3世代iPadを下取りに出す事を同時に行った。
もちろん、第3世代iPadが下取り対象にならない事は承知である。こんな古いiPadに残念ながら価値などもう存在はしない。しかし、Appleは過去製品(2003年以降のもののみを対象としているらしい)に関して、無料でのリサイクルを実施するサービスを展開している。
小型家電リサイクル法は2012年に公布され2013年4月1日から施行されているので、私がもっていた第3世代iPadを購入した時には、リサイクルが法として公布された直後くらいで各メーカーがまだリサイクルに対してどのような動きをするのかが明確でなかった時代だった。
今でこそPCリサイクルマークが付いている製品は購入時にリサイクル料金が支払われている前提でメーカーに返却するだけで廃棄可能な時代だが、昔はそれすら決まっていなかったワケで、今回の第3世代iPadに関しても、廃棄は自分で何かしら考える必要のあるデバイスだった。
だが、今回のiPad Pro購入に合わせて第3世代iPadのリサイクルが無料でできるという事がわかり、Appleの指定の方法でリサイクルする事を決意した。
ま、実際には製品購入時というタイミングに拘わらず、リサイクルプログラムは実施しているものなので、もしApple製品で廃棄する必要のある製品がある人は見てみると良い。
Apple製品のリサイクル
https://www.apple.com/jp/recycling/
持ち込みか、宅配か
Apple製品のリサイクルプログラムは、基本的にApple Storeへの持ち込みか、宅配によるリサイクルを申し込むかの二択になる。
だが、Apple Storeという実店舗は国内では10箇所しかなく、東京なら都内に5店舗、大阪なら心斎橋、愛知なら名古屋栄、京都なら京都市、神奈川なら川崎、福岡なら福岡市と、限られた店舗しか存在しない。
さっと行ってリサイクル…なんて事ができない場合は、宅配を頼むしかないのが実情で、ほとんどの人は宅配サービスによるリサイクルになるのではないかと思う。
先程のリンクでプログラムを確認し、宅配によるリサイクルを選択すると、Apple製品限定のリサイクルページではあるものの、その運営はAppleではなく、リネットジャパンリサイクル株式会社のWebページに飛ぶ事になる。Appleは、リサイクルをリネットジャパンへ委託しているようである。
リネットジャパンに関しては、過去当Blogでも記事にした事がある。自作PCなど廃棄する方法が明確でない場合に利用出来るサービスとして紹介した事がある。
本来なら地方自治体と連携してリサイクルを無料で実施しているサービスのようだが、Appleは企業として委託しているという事だろう。
Apple製品の場合、そのやり方は実に簡単で、回収してもらいたい製品の情報を前述のApple製品専用のリネットジャパンリサイクル株式会社のWebページで入力して送信するだけである。
情報を送信して内容を確認したら、あとはリネットジャパンから送られてくるメールを確認し、業者が引き取りにくるのを待つだけである。
ウチでは佐川急便が引き取りにくるようだが、これは引き取る場所によって変わるかも知れない。
今回のiPadのような薄い板状のものであれば、破れない封筒のようなもので梱包すればOKで、その際購入時の箱などは不要である。というか、購入時の梱包箱は顧客側で処分する事が前提のようである。ちなみに充電ケーブルや充電器なども一緒に梱包する事はできるとの事なので、不要になった充電器などがあればそれも一緒に処分してもらえばよいだろう。
リサイクルから見えるモノの循環
循環と言えば聞こえはいいが、小型家電リサイクル法によってリサイクルする事を前提とした社会になった事で、古いものをそのまま使い続けるという事が難しい時代になったような気がしないでもない。
というのは、前述のAppleでも2003年以前の製品はリサイクルの対象にしていないからだ。
捨てるのにもコストがかかれば、処分するのにもコストがかかる、という事がその理由だという事はわかっているが、廃棄をより容易にするためにモノの買い替えサイクルを早めるように誘導されているように思えてならないのである。
確かに古いものには有害なものが含まれている可能性は高い。過去では有害と言われていなかった物質が、現代の規定で有害指定を受ける可能性があるからだ。
だがその事によって、リサイクルが困難だからと製品サイクルを早めるというのは、モノを大切に使う事と逆説的な印象を受けるのではないか、と不安になる。
原始的なモノだとこういう不安はないのだが、家電や小型家電といった、所謂デジタルガジェットは、このリサイクルという法によって定められた規約によって長期利用が難しい時代に入ったような錯覚を与えているように思える。
…考えすぎか?
どちらにしても、今や廃棄・リサイクルはとても重要な要素の一つになっている。
デジタルガジェットの利便性を享受すると同時に、そのアイテムの終焉もちゃんと考えておかねばならない時代だという事は忘れてはいけないだろう。


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