バッファロー製品でDVD再生が可能な光学ドライブが登場。
ラクレコ
今まで、スマホに直接CDの楽曲を取り込む事ができるという光学ドライブは発売されていた。ラクレコとよばれるBuffaloの製品もそんな製品群の一つなのだが、イマドキのPCは光学ドライブを持っていないものも多く、CDの取り込みという部分で新たな方向性として登場下のが、ラクレコのようなPCレスでCDを取り込む事のできる光学ドライブである。
これはこれで一定の需要があったと言えるが、光学ドライブの需要としては、今まで購入されてきた光学メディアのコンテンツの視聴環境としての需要である。
PCに光学ドライブが搭載されていた時は、PCもその再生環境の一つとされてきたが、前述のようにイマドキのPCには光学ドライブがないものが多い。
また、テレビに接続されたレコーダーに搭載されている光学ドライブで視聴する事も可能だが、ノートPCで視聴するようなある程度持ち運びができる環境での用途としては、どんどんと対応できる環境が縮小していたように思う。
しかも、最近はノートPCではなく、タブレットやスマホの高性能化に伴い、そもそもコンテンツを消費するだけの活動においては、ノートPCも不要な時代である。
そんな中で、今回ラクレコにおいて、DVDの視聴機能が新たに追加された新モデルが登場した。
接続したスマホやタブレットなどで、DVDがそのまま視聴できるというのである。
RR-PW1-WH/N
今回登場した新型のラクレコ「RR-PW1-WH/N」は、ネットワークに接続可能な光学ドライブで、同じネットワークに接続している機器でCDの取り込みができる製品である。
今回の新型は、そのCDの取り込みだけでなく、DVD再生にも対応しており、スマホ等にインストールしたアプリで、RR-PW1-WH/Nに挿入されたDVDを視聴する事が可能になった。
但し、再生できるDVDは、基本的に市販されたDVDという事で、テレビ番組などを録画したDVDの再生はできない、とされている。この辺りは、地デジの環境などに詳しい人であれば、ひょっとしたら再生可能なメディアを作る事はできるかもしれないが、RR-PW1-WH/N単体ではどうする事もできないとは思う。
Buffalo RR-PW1-WH/N 製品ページ
https://www.buffalo.jp/product/detail/rr-pw1-wh_n.html
このRR-PW1-WH/Nの最大の特徴は、AmazonのFire HD タブレットに対応している、という事である。
iPhoneやiPadなどApple製品に対応している事は珍しい事ではないが、AmazonのFire HDタブレットに対応しているという事で、対応OSとしてFire OSが謳われている。
これは結構珍しいのではないかと思う。
Blu-rayは…
残念だが、今回発売されたRR-PW1-WH/Nでは、DVDの視聴はできてもBlu-rayの視聴はできない。これは単純に製品の光学ドライブが対応していないという事でもあるのだが、需要という面でもBlu-rayは流石にテレビに接続したレコーダーで観る、という人が多いからかも知れない。
ただ、そう遠くない内にBlu-rayメディアもDVDと同じようにスマホやタブレットでダイレクトで観たい、という人が現れるような気がしてならない。というか、需要はあるのではないかと思う。
今や、Wi-Fiの速度はBlu-rayのデータを送受信できるレベルにあると考えれば、Blu-rayのデータを扱える外付けドライブで、ラクレコのような製品が登場してきてもおかしくはないように思う。というか、出してくれないだろうか?
少なくとも、今の時代はスマホなどが中心的役割を果たしている以上、そうしたものに選択肢を与えるのが、もっとも利用されるであろう手法ではないかと思う。
というか、ここで言っているのはあくまでも普通のBlu-rayであって、4KのUHD Blu-rayではない。解像度で言えばフルHDのものなのだから、セキュリティも含めて出来ない事はないと思うのだが。