Windows8.1のサポートが恙無く終了した。
あまり印象がない
Windows8.1のサポートが本日終了した。
正直「あ、そう」というぐらいしか印象がない話だが、もちろん私はWindows8.1を使った事があるワケで、本当ならそんな薄味な対応になるような事はない話のハズである。
だが、実際私は結構薄い感覚しかないのが実情である。
何故なら、Windows8.1を使用していた期間はわずか2年ほどしかなく、しかもメインPCで使用したOSではなかったからだ。
当Blogでも記事にしたが、私が購入したPC、VAIO Duo 13がその対象PCである。
まだ株式会社VAIOが稼働する前の話で、VAIO Duo 13は液晶部分がスィングして展開する2 in 1ノートPCだった。搭載していたOSはWindows8.1で、その後2015年12月にWindows10へとアップグレードするまでの約2年しか、Windows8.1を使っていない。
Windows8から8.1へは、約1年の期間を経て更新されてきていたのだが、正直言ってWindows8は相当に使いにくかった。いや、正確に言えばWindows8.1も私からすれば使いにくかったのだが、Windows7と違い、タブレットPCを意識しすぎたインターフェースだった事が、この使いにくさを助長していたように思う。
なので、私がVAIO Duo 13を仕事で使用していた時も、サブPCの扱いであり、実際に業務の中核で使用するという事はほとんどなかった。
だからあまり印象がない、という感想しか出てこなかったのだが、革命的なOSを目指して登場したWindows8だけに、そのインターフェースは斬新なものだった。
だが、その斬新すぎるインターフェース故に、旧来からWindows7を使ってきた人からの評判はあまりよくなかった印象がある。
その評判を受けて妥協したのがWindows8.1で、旧来のデスクトップモードと新しいModern UI designを切替えて使用するOSになった。
正直、不幸なOSだったように思える。
Vistaよりマシ?
Windowsに数あるバージョンの中で、Windows8/8.1は評判の良い方ではないが、それでも最悪だったかというと、そうでもない。
過去にWindowsはWindows MeとかWindows Vistaとかいう非常に喜ばれないOSが存在していたので、Windows8/8.1はそれらから比べればマシなOSという印象がある。
特にWindows Meは重くて動かない、動かしてもすぐメモリが足りなくなるなど、Windows98系OSの割に使えないOSだったし、Windows Vistaはセキュリティが強力すぎて使いにくいという不自由さが目立つOSだった。
それらから比べれば、慣れてしまえば使えるというインターフェースが不評だったWindows8/8.1はまだマシな方だったと言える。
ただ…前述したように、このインターフェースのマズさから、私の使用頻度は決して高かったわけではないので、非常に印象が薄い。デスクトップモードで使用するWindows8.1は、設定など触らなければほぼ平坦デザインのWindows7なので感覚的にWindows7の印象しか残らなかった、というのが私かもしれない。
Windows10の礎
それでもWindows8/8.1はWindows10の礎として結構な改良が施されたOSで、その功績は大きいと思うことがある。
何と言っても、Windows Defenderが大きく変わったのがこのWindows8/8.1からである。
Windows7までの同名機能よりはずっとマシなセキュリティソフトで、Microsoft Security Essentialsの機能と統合され大きく改良されたものだった。
こう聞くと、Microsoftのセキュリティソフトなどその性能は信用できない、という人は何を言っているんだ? と思うかも知れないが、Windows Defenderは現在、その性能はセキュリティソフトの中でもかなりハイレベルな位置にいるソフトなので、その礎がWindows8の頃にはあったというのは、やはり功績と言わざるを得ないと思う。
また、このWindows8からはSSDの使用を配慮した設計になっているのも大きい。時代を先取りしていたという程ではないが、現在SSDを使用していてもデータが書き込めなくなるというトラブルが起きにくい仕様になったのはまさにWindows8からの話である。
このWindows8でのフィードバックを元にWindows10が作られているので、使われた年数は短かったかも知れないが、このWindows8があってのWindows10と考えると、功罪の大きいOSだったと言える。
後継のWindows10も2025年にはサポートが終了する。
Windows10が登場した時、Microsoftは今後Windowsはアップデートで継続する、というような話をしたが、結果的に大幅なセキュリティ対応を行ったり、世相に合わせるためにWindows11が登場した。
おそらく以前ほどOSを購入する必要性はなくなっていく事は間違いないが、ハードウェア要件を新しくしてグレードアップしていく事は間違いない。
問題は…Microsoftアカウントの扱いと認証エラーだが…これは根本から見直してくれるという事はないのだろうか?