Daily Archive: 9月 12, 2023

500Hzの恩恵は?

DELLから最大リフレッシュレート500Hzのモニタが登場。

ハイレベルな表示性能

DELLから、オーバークロック時ではあるものの、最大リフレッシュレート500Hzの24.5型ゲーミングモニタ「AW2524HF」が発売された。価格は96,800円。
最大の特徴は1GtG min時最大0.5ms、通常時リフレッシュレート480Hzというその画面書き換え速度で、シビアなゲームにおけるリフレッシュレートに大きく貢献するその性能と言える。
私には部分的に過ぎた性能解像度はフルHDで、FreeSync Premium、DisplayHDR 400といった認証を取得、sRGB 99%の色域表現、表示色10億7,000万色、コントラスト比1,000:1といった性能を持つFast ISPパネルを採用し、ゲーミングディスプレイに求められるほほ全ての要件を標準以上に満たしている。
インターフェースとしては、DisplayPort1.4を2、HDMI2.1を1、USB3.0を4を持ち、USBハブとしての機能も持つ。
表示色が10億色を超えるところを見ると、10bitカラーの入力にも対応しているものと考えられるので、フルHDという解像度を許容できれば、相当に質の良い映像を得られるモニタと言える。

違いが果たしてわかるのか?

ただ…私的に思うのは、果たしてこの500Hzというリフレッシュレートの恩恵をどれだけの人が享受できるのか? という事。
標準性能でも480Hzのリフレッシュレートなワケだが、正直これでも常人には十分すぎる性能であり、オーバークロックする意味はあまりないのではないかとさえ思う。
どちらかというと、中間色応答速度が最短0.5msになるという性能の方が人によっては恩恵があるように思える。
というのも、通常は中間色応答速度(Gray to Gray)は1msという製品が圧倒的に多いからだ。本製品も通常性能は1msなのだが、オーバークロック時には最大0.5msと言う性能を発揮する。この違いは微妙な差ではあるかもしれないが、高リフレッシュレートをより有効に活用できる性能ではないかと思う。
ただ、それにしてもこれらの性能の恩恵を受けられるのは、10~20代の若者に限られるように思われる。人間の方がこれらの性能に追従出来ないレベルではないかと私は思う。
たしか以前に年齢別で高リフレッシュレートのモニタでプレイ環境に差が出るかという記事があった。

これによると正直言えば若年層、それも10代しか360Hzと240Hzの違いを識別できないという結果だった。
これは識別できるかどうかという実験だったワケだが、通常の話であれば240Hzもあればもうそれ以上のものと比較しても違いが分からないというのが結果である。
この実験は極論かもしれないが、私などはもう120Hz以上になるとそう大きな違いを感じないというのが本音で、どちらかというと色味の方の違いの方が気になる。
なので、標準状態でも「AW2524HF」は十分すぎる性能を持っていると言えるのでは無かろうか?

Continue reading…

Desktop Version | Switch To Mobile Version