独自の進化を続けるMacはWindowsを駆逐するか?
M3搭載MacBook Air
Appleが突如、M3搭載のMacBook Airを発表した。
13インチモデルと15インチモデルがあり、13インチモデルに関してはM2搭載モデルも併売されるようだ。
ほぼSoC(Macの場合はCPUというよりはSoCという方がしっくりくるだろう)がM2からM3に変わっただけとも言えるが、実は無線LANがWi-Fi6Eに進化していたり、搭載マイクがさらに高音質なものに変わっていたりと、細かい部分にアップデートが行われているようだ。
価格はM2搭載モデルと吊るしモデルで2万円ほどの差でしかないので、M3搭載の新型を購入する方がお得と言えるが、そのM3搭載の吊るしモデルで164,800円~となっている。
なお、今回のM3搭載の新型が発表された事で、M1搭載モデルは終売となった。
MacBook Airというモデルなので、搭載SoCはM3のみでM3 ProやM3 Maxの選択肢はないが、そもそもM3そのものがかなり高性能である事を考えると、通常使用であればMacBook Airで十分といえるだろう。
Macを選ぶ利点
MacがMacintoshと呼ばれていた時代にまで遡る話をすると、昔の事だと言われてしまうが、そもそもAppleのMacintoshとIntel系のDOS/Vでは、当初からPCとしての考え方が全く違うと私は思っている。
そもそも、DOS/Vにはマウスと呼ばれるものはオプションでしかなかったが、Macintoshはマウスありきの設計だった。ワンボタンマウスではあるが、当初よりOSにはGUIが想定されていて、何かしらの行動を起こした後の変化はすべて画面で確認できるよう設計されていた。
たとえば、CD-ROMをマウントさせれば、Macintoshは画面にCDのアイコンがすっと現れ、今入れたものがコレであるという事が視覚的にわかる様になっていた。DOS/Vはそうした仕様ではなく、自らがCD-ROMの中身を確認に行くというアクションを起こさねばならず、わかりやすさの点では比較にならないものがあった。
最近のWindowsは、そんなMacの良さと随分と似てきているが、そもそものGUIの設計思想に違いがあるので、ファイルの扱い一つとっても、似て非なるものになる。
この違いが気にならなければ、私はMacを選ぶ利点は多分にあると思っている。
というのは、そもそも必要なアプリケーションがほぼ揃っているのがMacである。
Windowsは、少なからず社外製アプリケーションが必要だったりするので、コスト的にはMacの方が利点は大きい。
また、使う上でもわかりやすさはMacの方が上である。Macだと直感でできる事がWindowsでは一定の理解がないと使えないなんて事はよくある事である。
昔から、医者とミュージシャンはMacを使うと言われた時期があったが(相当古い話だが)それは純粋にPCの知識がなくても使えるというMacの利点を表す言葉である。
今はWindowsもかなり使いやすくはなったものの、Macと比較するとPCに詳しくない人であればあるほど、Macの方がわかりやすいのではないかと思う。
逆にWindowsにそこそこ詳しい人の方が、Macは扱いづらいと感じるのではないかと思う。
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