実態がよく分かっていないから単純にそう思った。
FUJIFILM X-E3
富士フィルムから、ミラーレスカメラ“FUJIFILM X-E3”が9月28日に発売される。
価格はオープンとしているが、店頭予想価格としてボディのみで115,000円前後、レンズキットで155,000円前後と想定される。レンズキットには標準ズームレンズのXF18-55mm F2.8-4 R LM OISが付属する。
X-E1、X-E2と続いて、X-E系列として3代目にあたるX-E3だが、そのスタイルはX-Pro系列に類似したレンジファインダーカメラ的スタイルを採り、それでいてファインダーをEVFにし、背面液晶も薄さと軽さを追求して固定式となっている。
センサーはAPS-Cで、上位モデルのX-Pro2やX-T2、X-T20、X100Fと同等の「X-Trans CMOS III」で、画像処理エンジン「X-Processor Pro」を採用している。このような形になったのはX-E系としてようやくといったところ。
しかも、他のXシリーズより進化している部分もあり、AFのリフレッシュレートが30回/秒に高速化している為、より精度の高い被写体捕捉が期待できる点は、X-E3を選ぶ理由にもなるだろう。
このX-E3の登場を見て私が感じたのは、OLYMPUSのPEN-Fの対抗機かな、という事。
もちろん、AFの高速化という点ではX-E3の方が優れているとも言えるが、レンズ交換式でファインダーを内蔵、それでいてレンジファインダーカメラ的スタイルというのは、まさしくPEN-Fと似た方向性に思える。
最近は、ミラーレスカメラのAF速度強化がめざましいので、場合によっては次期PEN-FのベンチマークがX-E3になるかもしれない。
デジカメ的機能差
個人的に、デジタルカメラは一つ行き着く所まで行ったかなという印象がある。
以前にも似たような事を言ったかもしれないが、その時から比べて、高速化という点においてさらに進化し、現在は一眼レフ並みのAF速度をミラーレスも獲得するに至っている。
しかも、手ブレ補正に関しては既に地球の自転を考慮しなければならないレベルにまで到達しているし、こうなると行き着いた所まで来た、という言葉は今こそ使われるべきタイミングなのかな、という気がする。
ただ、こうなってくると、上位機種と下位機種の機能差がなくなってくるという問題が出てくる。
まさしく、OLYMPUSで言えばE-M1とE-M5とE-M10の違いはドコまでの差になるのか? という議論と同じである。
今回の富士フィルムのX-E3にしても、搭載するセンサーや画像処理エンジンは既に上位機種と同じものが搭載されたワケだが、そうなると機能差として意図的にデジタル処理部分で差を付けるしか方法がなくなる。言わば持っている機能をダウングレードする、という方向である。
今後のデジカメは、まさしくフラッグシップからのダウングレードでモデル差を無くすといった方向になっていくのかも知れない。
デジタルの進化はアナログの進化と違ってコピーしやすい利点があるものの、差別化が難しいという側面もある。
何を以て最上位機種とするのか? といった味付けは、以前よりずっと素っ気ないものになっていくのかもしれない。
ダブルズームキットには「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6R」の2本が付属してくる。撮影レンジとしてはこの2本のズームレンズで広角から望遠までカバーできると言える。
外観としてカメラ本体とバッテリーグリップにシルバー塗装が施されたモデルで、それ以外はオリジナルと全く同じ仕様だが、箱は専用化粧箱となり、ロゴ入りのメタルホットシューカバーが付属する。
17mmとは思えないほどの重厚感あるレンズに仕上がっている。
ただ、ここ最近のマイクロフォーサーズのレンズラインナップを考えると、ユーザーの期待も含めて考えれば商品化は十分考えられる。
…まぁ、私もE-M1 mkIIが悪いカメラだとは思っていなかったし、逆に良いカメラだとは思っていたのだが、気に入らなかったのは高感度耐性だけだったというだけの話。元より良いカメラだという事はわかりきった事である。
まぁ、E-M1 MarkIIは、当初私が感じていたイメージとは全く異なり、発売後は爆発的に好評・絶賛されている。やはり、動きモノに強くなったという事が相当に大きく、高感度耐性の要求はなかったわけではないが、欠点になる程ではなかったという事である。
これだけの機能を持ちながら、α9では従来機のα7IIとサイズ的にはほぼ変わらない大きさに纏めてきた。正直、ここらへんはソニーの凄さを見た気がする。
35mm版換算で80mmから300mmと、結構な領域までをとらえる事ができるし、何よりインナーフォーカスという所が長いレンズ筐体のバランスを崩さない。このレンズが一本あれば、私の場合は元々持っている12-40mm F2.8 Proと合わせ大体カバーできるようになる。汎用レンズも良いが、ここは品質一番で40-150mm F2.8 Proがあれば、私の目的はほぼ達成できると言える。
オリンパスもこの技術に注目しているようで、今後研究を続けていくとしているが、E-M1系もこの流れで場合によってはより進化させた形でストレージを気にすることなく利用可能にしていくつもりなのかもしれない(予想の域を出ないが)。

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