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Category: デジカメ/ビデオ

マクロレンズが欲しい

以前にもBlogに書いたけど、マクロレンズが欲しいかなぁ。

30mm Macro

既に発売されて結構な時間が経過しているので、新しい話というワケでもないし、以前にもこのBlogで記事にした事もあるのだけれど、ちょっとマクロレンズが欲しいなぁ、という気になっている。
というのも、既に一週間近く前に撮影を終えているのだが、久々に桜を撮影した時、もっと大きく撮れるレンズが欲しいなぁ、という気になったのである。
ぐっと寄って大きく撮れるレンズとしては、望遠レンズも一つの魅力ではあるのだが、それ以上に目の前にあるものをより大きく撮りたいという要望に応えるには、やはりマクロレンズが最適だからである。
そうなると、私の場合、マイクロフォーサーズからマクロレンズを探す事になるのだが、手に入れられる価格帯でもっとも最大撮影倍率の高いレンズとなると「M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro」というレンズが視野に入ってくる。実売2万円半ばというレンズの割に使い勝手のよいレンズ定価で購入しても3万円前半で購入できるレンズなので、極端に背伸びしなくても手に入れられるという意味では、非常に魅力的なレンズでもある。

最大撮影倍率2.5倍

このM.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroの最大の魅力は、何と言っても最大撮影倍率の高さにある。
このレンズの場合、マイクロフォーサーズ規格で言えば、最大撮影倍率は1.25倍になるのだが、マイクロフォーサーズはもともと35mm判換算で2倍の焦点距離になるので、35mm判換算で最大撮影倍率は2.5倍という事になる。
つまり、最短撮影距離時において、センサーに映し出される像の大きさが実物の1.25倍(35mm判換算で2.5倍)の大きさとして写る事になる。
フルサイズセンサーなどでは、1倍(等倍という表現が一般的)がマクロレンズの標準のような言われ方をしていて、等倍以上のレンズはとても高価になる。
しかしマイクロフォーサーズはセンサーサイズが小さいおかげで、こうした最大撮影倍率が1倍を超え2.5倍(35mm判換算)にまでなろうかというレンズでも3万円前半で買えてしまうのである。
しかも価格.comで調べて見たところ、今なら2万円半ばで購入できるようなので、非常に手が出しやすいレンズとも言える。

まだ正式に購入まで踏み切っていないが、iPhone Xの最初の支払いが落ち着いた段階で手持ちに余裕が見えていたら、ちょっと購入を検討しても良いかな、と思っている。
モノを大きく撮るという意味で便利に使えるレンズなので、F値は3.5と暗めではあるが、多分使い勝手のよいレンズになるだろう。

一眼と比較する

先日、iPhone Xでのポートレートを撮ってみたが…。

突発的に思いついた

先日、当BlogでiPhone Xのポートレートモードでの写真を掲載したが、正直、単体で見ればよく撮れていると見えるのは当たり前。
比較対象がないので、それだけを見れば決して悪い写真には見えない。イマドキのスマホはそれぐらいには綺麗に撮れるようになっている。
では、ミラーレス一眼と比較したらどうなるか?
突発的に思いついたので、狙って撮影しなかったので、同じ条件(場所とか画角とか…撮影対象とか…)での撮影にはなっていないのだが、少なくとも並べてみて実際どうなのよ? というのを見てみれば、イマドキのスマホの写真が、どの程度のものなのかがわかるのではないかと思った次第。
ちょうど、今日は天気もよく、暖かくなった事から桜が咲き始めたので、それを対象に並べてみたいと思う。

実際に比較する

まずiPhone Xでのポートレート写真。結構イイ感じで撮れている…次にE-M1&M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROの写真である。久々にE-M1で撮影した…コレ、iPhone Xの方がよく撮れてるように見えるんでない?(爆)
ちなみに両方とも、画像のリサイズ及びJPGからPNGへの変換のみの処理である。
若干、木の幹あたりを見ると、iPhone Xのボケ味のほうが画像処理っぽく見えない事もないが、パッと見た感じで専用機であるE-M1との比較しても、決して劣っているように見えないところがiPhone Xの評価ポイントではないだろうか?

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今後のミラーレス一眼基準機

今回のCP+2018は、コイツの為の展示会だったようにすら思える。

α7 III、登場

Sonyのα(…個人的にはαといえばMINOLTAと言いたいんだが…)が遂に三代目となり、α7 IIIとなって今回のCP+2018にて大々的にお披露目された。この価格でこの性能…新時代だろ…「フルサイズミラーレスカメラのベーシックモデル」とSonyが呼ぶ新機種だが、その持っているポテンシャルは既に従来のベーシックという枠を超えていて、新時代を象徴するような内容になっている。
フルサイズセンサーは裏面照射型の有効2,420万画素、ISO204800、ボディ内5軸手ブレ補正、連写約10コマ/秒(AF追随)、4K HDR動画記録を持つそのスペックを考えてみても、ベーシックらしいのは画素数ぐらいで、その他は従来の基準を大きく超えてきている。
ボディ内5軸手ブレ補正は、オリンパス機であれば当たり前に思えるかも知れないが、実の所それはオリンパスだけの話であり、他ではそうでもないので、ベーシックでボディ内5軸手ブレ補正が当たり前のように搭載されるというのは、やはり高次元と言わざるを得ない。
また、AFに関しても、693点の像面位相差AFセンサーを搭載していて、これは上位機種のα9と同等の性能である。
Sonyは、これだけの機能を当たり前の機能として、α7 IIIに搭載してきた。
しかもその価格はフルサイズセンサー搭載ながらボディで約23万円と、かなりリーズナブルな設定をしてきている。
これを新時代の幕開けとなる機種と言わずして、何と言おうか。
そんな気がする製品である。

CanonもKissでミラーレス

そしてキヤノンもエントリー機種として設定されているEOS Kissでミラーレスモデルを発売する。
モデル名は「EOS Kiss M」で、有効約2,410万画素のAPS-Cサイズセンサーを搭載する製品で、価格はボディ単体で税別7万3,500円という設定。
もともと、ミラーレスモデルを発売していたキヤノンだが、売れ線モデルに投入する事で、今後はミラーレスモデルも主軸に載せて行くのかもしれない。
エントリーモデルなので、性能的にもその枠を超えないモデルではあるが、デュアルピクセルCMOS AFを搭載するなど、基本的なところはちゃんと押さえてきている。
また「瞳AF」を今回初搭載していて、被写体の中で一番カメラと近い瞳に焦点を合わせる機能を持つ。
連写速度はAF追従で約7.4コマ/秒、AF固定で約10コマ/秒とコチラも決して悪い性能ではない。エントリー機として十二分な性能を持っているのは間違いない。

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K-1がモデルチェンジ

発売2年でフラッグシップが入れ替わり。

機能てんこ盛り

リコーイメージングから発売されていた、フルサイズセンサー搭載のPENTAX K-1がPENTAX K-1 MarkIIとしてこの4月にモデルチェンジする。早すぎるモデルチェンジ前機種が発売されたのが2016年4月だった事を考えると、発売後約2年でモデルチェンジというから、フラッグシップ機の交代としては随分と期間が短い話である。
だが、実際にはこの2年間でPENTAXカメラの他モデルは随分と進化していて、より高感度ノイズを低減できるようなシステムや、画像処理エンジンにも手が入れられており、PENTAXとしてはフラッグシップがフラッグシップ足りうる性能ではなくなってきている事を考えて、今回モデルチェンジという事にしたのかもしれない。
また、私が今回のPENTAX K-1 MarkIIで一番驚いたのが、リアル・レゾリューション・システムIIと呼ばれる、手ブレ補正機構を応用した複数画像の貼り合わせによる超解像映像を作り出すシステムで、以前は三脚必須の機能だったものが今回は手持ち撮影でも可能になったという事である。
手ブレを補正しながら画素ずらしを行って超解像度映像を捉えるという仕組みは、ぜひとも同じような機構を搭載しているOLYMPUSも見習って欲しいところである。

スペックなど

PENTAX K-1 MarkIIのスペックとしては、撮像素子は有効3,640万画素で、感度はISO100~819200、フルHD動画が記録可能という性能を持つ。
背面の液晶モニターは上下左右に動かせるフレキシブルチルト式で、前機種の特徴をそのまま受け継いでいる。
他、ローパスフィルター、自動水平補正、構図微調整、アストロトレーサーをそのまま引き続いて搭載している。
このような感じなので、概ねは前モデルを引き継ぐ形になっているが、これは前モデルがよく考えられていた機種だからと言えるだろう。

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Xシリーズの最上位機種

APS-Cのセンサーサイズで最速ミラーレス。

FUJIFILM X-H1

富士フィルムのデジカメといえばXシリーズだが、そのXシリーズで初めてボディ内手ブレ補正機構を搭載した最上位機種「FUJIFILM X-H1」が3月1日に発売される。
価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は税別で24万円前後の見込みになる。見た感じは凄くカッコイイ最大約5.5段分のボディ内5軸手ブレ補正を内蔵しており、さらに3軸加速度センサー、3軸ジャイロセンサーも搭載し、それらから得られた結果から専用のデュアルプロセッサーで1秒間に約1万回の高速演算と補正動作を行う事で、歪みのない画像を得ることができるらしい。
また、メカシャッター工藤寺の振動を抑制するために新たなバネ機構を設け、電子先幕シャッターを併用する事で手プレ補正の効果を最大化できるという。
ココまで来ると、OlympusのE-M1 mkIIとどちらが手ブレ補正が優れているか、気になる所である。
撮像素子はAPS-Cサイズで2,430万画素を搭載、画像処理エンジンとしてX-Processor Proを採用。これらのスペックは既存のX-T2やX-Pro2と同等で、常用感度はISO200~12800。拡張時はISO100~51200となる。
他にも、像面位相差AFの低照度限界が0.5EVから-1EVへ約1.5段分拡張され、AF可能な最小F値がF8からF11に拡大した。
全体的に手プレ補正とAF性能を高精度化していて、プロがスピードを要求するような要素でも使える様な仕様にしてきているあたりも、実にOlympusのE-M1 mkIIを意識しているように見える。
具体的な性能に関しては公式サイト等で見てもらった方がいいだろうが、見れば見るほどOlympusのE-M1 mkIIを意識しているように思え、それを超えるように動画性能を上げてきているという感じがする。
ま、要するにそれだけミラーレスカメラでOlympusのE-M1 mkIIの出来が良かったという事の表れかも知れない。
…当初私はOlympusのE-M1 mkIIに対して否定的だったワケだが(爆)

独特の世界

FUJIFILM X-H1は当然だがマウントはXマウントで使用するレンズはフジノンレンズという事になる。
APS-Cサイズのセンサーに適合させているので、マイクロフォーサーズよりは大きな撮像センサーでの撮影という事になるが、ボディ形状をX-T2に似せ、大きさもかなり近づけてのこの性能を持ってきたところを見ると、コンパクトなボディでの機動性をウリにしたいという側面があるのかもしれない。
ますますE-M1 mkIIと同じ土俵での戦いを想定しているように見えるが、その防塵防滴性能もそれに見合った性能を持っている。
特に、連写性能などをブーストさせる事のできる拡張バッテリーグリップ、正式には縦位置Powerブースターグリップ「VPB-XH1」というが、コイツを装着した状態でも本体同様の防塵防滴、耐寒性能を持たせている。メカメカしいのが魅力このグリップを搭載する事でバッテリーを2個追加でき、メカシャッターで11コマ/秒の撮影が可能になる。本体だけなら電子シャッター14コマ/秒、メカシャッターで8コマ/秒という性能だが、それらを確実にブーストしてくる。
これらのボディにフジノンレンズを搭載しての機動性というのは、結構魅力的に映ると思うが、問題はそのフジノンレンズの価格の高さではないかと思う。
マイクロフォーサーズも最近は決して安いレンズが多いわけではないが、フジノンレンズと比較すればまだ安い方だとは思う。
PENTAXのように一種独特な世界を持つ富士フィルム製カメラだけに、何か特別な思いがなければ他マウントからの乗り換えというのは、ハードルが高いように思える。
ただ…見た感じこのカメラ、妙にカッコイイから困りもの。
古き良き時代のカメラらしいスタイルという意味でもE-M1 mkIIとよく似た方向性だけに、そうしたスタイルから入る人にも人気が出るのではないかと思う。

PEN E-PL9

ようやく登場したエントリー機。

E-Pシリーズと統合?

Olympusが3月上旬に「PEN E-PL9」を発売する。
価格はオープンだが、店頭予想価格はボディ単体が税別7万円前後で、14-42mm EZレンズキットが税別8万5,000円前後、EZダブルズームキット(14-42mm EZと40-150mm F4.0-5.6 Rを同梱)が税別10万円前後になると思われる。お手軽という意味ではいいかもしれないスペック的には、撮像素子が有効1,605万画素の4/3型Live MOSセンサーで、感度はISO200〜25600(拡張で100相当のISO LOWを選択可能)。手プレ補正としては3軸のボディ内手ブレ補正機構を備えている。
連写速度はAF追従で約4.8コマ/秒だがピント固定では約8.6コマ/秒。動画記録は最大3,840×2,160/30pとなり、他には秒5コマでの4Kタイムラプス動画や、1,280×720解像度の120fpsハイスピード撮影も可能となっている。
また、本機ではE-PLシリーズでは久々にフラッシュが内蔵されている。E-PLシリーズでは初代と二代目は内蔵していたものの、E-PL3~E-PL8までフラッシュは外付けだった。手軽に使うエントリー機として、使い勝手を考えればやはり内蔵している方が望ましい。
そういう意味では、今回のE-PL9は狙った客層にマッチしたスタイルになったと言えるかも知れない。
それと、気付いた人もいるかもしれないが、実は一つ前のE-PL8から、名称に“Lite”の文字がなくなり、普通に“Olympus PEN E-PL9”というような表記がされるようになった。“Lite”の文字がなくなったという事は、PENの上級機であった「E-P5」の後継機はおそらく今後発売されないのではないかという予測も出来る。というのは、更なる上級機に「PEN-F」があるので、上位モデルは「PEN-F」系へと引き継ぎ、シリーズを統合するのではないかという予測が出来る。

5軸でないのが何とも…

今回のE-PL9は、フラッシュ内蔵と手軽に使う分には申し分ないミラーレス一眼になったと思うが、私が唯一不満なのが手ブレ補正が3軸に留まっているという事である。
OM-Dシリーズの末弟であるE-M10 mkIIIは5軸と上位モデルと同じだけの性能を持っているにも拘わらず、何故E-PL9は上位モデルより格下にしたのだろうか?
シリーズを統合しないのであれば、そこに差を付けるのもアリとは思うが、現状E-Pシリーズは新しい機種が出てくる気配がまるでない。前述したように、シリーズを統合するような噂も出ているようなので、統合するのであれば手ブレ補正は5軸にした方が顧客としてはさらに買いやすいように思う。
イマドキの事情を考えれば、スマホで満足しない人向けのカメラとして売るしかないのだから、スマホにはないメリットを前面に出さないと、ありがたみが感じられないので、このあたりはOlympusには今後の機種で再考願いたいところである。

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パナソニックGH5S

超高感度センサー搭載のマイクロフォーサーズ。

動画用カメラ?

パナソニックから、超高感度センサーを搭載したm4/3カメラ“LUMIX GH5S”が発売される。
センサーは10.2MPと画素数こそ少ないが、ISO25600レベルでもノイズが少なく極めてクリーンな映像を得られる性能を持っているという事で、ISO25600の動画では、上級機のSony α7SIIをも超える映像を得られるらしい。この超高感度は羨ましいこれを実現できたのは、デュアルネイティブISOテクノロジーという、各画素のゲインアンプ前段に低ISO回路と低ノイズ回路の2系統を備えた仕組みを搭載したためという事のようだが、これはそもそもパナソニックに動画用カメラの技術的蓄積があった事で、実現可能になったようである。
このデュアルネイティブISOテクノロジーによって、通常感度の約2.4倍の感度を得ることができたようで、25%のノイズ減少、1.5段分のS/N比向上と合わせて高感度画質を実現したようである。
よほど画質に拘ったのだろうと思われるのは、センサーシフト式のボディ内手ブレ補正機構を廃してイメージセンサーを固定したところである。手ブレには弱くなったかも知れないが、本体を固定さえできてしまえば良好な画質を得られるだけでなく、本体重量を軽くする事にも貢献している。
また、イメージセンサーの読み出し速度も従来機よりも1.3倍ほどに上がっているとの事なので、高感度により、さらに情報量の多いデータを扱いつつも読み出し速度は向上しているという結果のようである。
また、静止画での性能においても、14bit RAW撮影に対応しており、より深みのある写真表現が可能になっている。これも高感度耐性が高いセンサーの恩恵を得るには必要な性能だといえるだろう。

Olympusもがんばって欲しい

個人的に、動画分野ではOlympusよりもパナソニックの方が強いな、とは思う。
何しろ、パナソニックは昔からビデオカメラの開発も行っているが、Olympusからはそんな話は聞いたことがない。
だから動画性能で差が付くのは仕方が無いとは思うが、残念なのは高感度分野でもパナソニックが先行した事である。
私は以前、E-M1とE-M5の棲み分けにおいて、E-M1は高画質、E-M5は高感度に性能を振った方がいいのではないかという、個人的希望を当Blogで書いた事がある。
Sonyが、α7Rで高画質、α7Sで高感度のカメラを発売したのと同じような展開である。
この二つは、突き詰めると同じベクトル上に成立しにくい技術だと思ったからだが、もちろん根底には両者繋がる部分はある。
ただ、画素数を高めて行く方向性と、一つの画素が得る情報をより細分化していく方向というのは、同時に高めて行く事は非常に困難だろう事は容易に想像が付く。
なので、棲み分けという方法で、ちょうど製品的な棲み分けが必要と思われたE-M1とE-M5で、それらを分けて高機能化していく事ができれば、何れそれらを統合した製品を開発しやすいのではないかと思ったのである。
しかし、Olympusの製品群において、E-M1とE-M5の方向性はあくまでも位相差AFの搭載か非搭載かという部分のみで、それ以外の棲み分けにはならなかった。
開発リソースの問題だという事なのかもしれないが、個人的には残念な結果を見てきた。
だが、パナソニックはここに一つのカタチを示してきた。
このパナソニックの動きに対して、Olympusは沈黙を通すのか、それとも何かのカタチで応えてくるのだろうか?

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新製品がなくても…

Olympusの2018年3月期第2四半期の連結経営成績が発表された。

映像事業、増収増益

Olympusが11月8日に2018年3月期第2四半期、期間とすると2017年4月1日〜9月30日までの連結営業成績が発表された。
その内訳は、売上高3,694万3,100万円で前年同期比5.9%増、営業利益373万9,300万円で5.6%増、税引前利益351万6,000万円で13%増と、前年度比で言えば好結果だったと言える。
医療事業、科学事業、映像事業がいずれも増収で、営業利益は科学事業、映像事業が増益、医療事業のみが減益だった。とはいえ、結果としては上々である。
私の関心のあるデジタルカメラを含む映像事業は、売上高305億6,900万円で前年同期比7.2%増と、営業損益16億1,800万円をマークした。前年同期は13億5,200万円の営業損失だったから、その結果は完全黒字化と呼べる絶好調と言える。
これだけの黒字化を達成できたのは、経費の圧縮を進めたためだろうが、前期に発売したOM-D E-M1 Mark IIが売上を拡大したと考えられる。
今年に入り、Olympusからは大きな新製品の投入はなかったわけだが、堅実に製品が売れた事が利益を底上げした、というところだろうか。

OM-D E-M1 Mark IIは名機

発売した当初は、私的には狙っていた方向と違う事から、微妙な製品と評したOM-D E-M1 Mark IIだが、結果としては堅実かつ高速な処理から生み出される正確なプロ仕様の2代目は世間的には大評価を受け、今も確実に売れ続けていると言える。
派手な性能はないものの、その高速な処理は安定した高速AFを可能にし、スポーツ撮影などにも使用できるミラーレス機として、その後の評価を見ている私としても今や納得の性能と言わざるを得ない。
もうちょっと高感度耐性があれば…と思う時もあるが、イマドキのデジカメの高感度耐性は持っているわけで、それよりも高速AFが可能になった事の方が意味として大きかったのかも知れない。
2017年に入って、Olympusはその後新製品として目立つ製品は投入していないが、この堅実な一機とそれに連なるレンズ群のみを展開、それが結果としてユーザーを掴んで離さなかったのかも知れない。そうでなければ、この好調な売り上げを説明する事はできない。
この意味において、Olympusのカメラ作りの方向性は間違っていなかったと証明されたと言っていい。
おそらく、この結果を見てOlympus側もそう判断するに違いない。
…という事は、今後もOlympusは基本的にPRO仕様の製品の投入を中心とした製品展開をしていくと見ていいかもしれない。
個人的にはPENシリーズでカメラを楽しんでいる人に向けた製品を強化して欲しいという気持ちもあるのだが…。

ま、屋台骨が怪しくなって、製品が出てこなくなる事を考えれば、そうした最悪の状況にはならない事が確認できた。それだけでもヨシと考えるべきかもしれない。

Webカメラを買い換えた

Logicool C920は優秀なのだが…。

標準ドライバがイイ

使用頻度が高いわけではないのだが、Webカメラを買い換えることにした。
今まで使用していたLogicoolのC920は、一応300万画素のセンサーを持ち、Carl Zeissのガラスレンズを持つWebカメラで、高画質Webカメラの金字塔とも呼べるモノだったのだが、一つだけ私の用途では欠点となる要素があった。
それも使ってみて初めて知った事なのだが、C920はLogicoolのドライバで動作するのだが、問題はこのドライバがFaceRig(Live 2D含む)と相性が良くなく、Logicoolドライバを使っているとFaceRigではC920が利用できないという事が判明したのである。
よって、今までFaceRigでC920を使う時は、Windows標準ドライバでC920を利用していたのだが、それだと性能が著しく制限されてしまい、カメラ的に1920×1080で取り込める映像性能を持っていても実際には640×480に性能を落として利用するしか方法がなかった。
もちろん、FaceRigで利用するだけならそれで何ら問題はないのだが、Skypeをはじめとした、カメラ映像を取り込んで使用できる他アプリケーションで利用する場合にもWindows標準ドライバで利用する際の制限がついてまわるので、折角の高機能カメラを活かせない事になる。
流石にそれでは困るので、あえてC920を辞めて他のカメラに切り替えることにしたのである。
そして代替機の選定をずっとしていたのだが、条件としては「Windows標準ドライバで動作する事」を基準にした。元々が標準ドライバで動作するように作られたものであれば、経験したような問題が発生しないからである。

代替機としてC922

そして選んだのが、同じLogicool製のC922というWebカメラである。Windows Hallo対応ではないが…残念ながらCarl Zeissのガラスレンズではなくなるが、Windows標準ドライバで動作するよう作られていて、別のツールで映している人物の背景を別のものにすり替える事ができる機能を持つWebカメラである。
まぁ、この背景すり替え機能は、FaceRigを主として使っている私からするとあまり必要な機能ではないのだが、ドライバ上での機能ではなく、別ツールとして用意されている機能なので、FaceRigの動作を邪魔しないのも良い。
と言うわけで、C922をヤフオクで落札した。
標準価格として14,000円ほどするWebカメラだが、通常だと10,000円強程度で手に入る。
それをヤフオクで送料込み8,000円で入手した。もちろん新品未開封である。
2,000円ちょっとではあるが、安く購入できたと言える。

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PROレンズ2本

台風や選挙やら…今日はいろいろ騒がしい。

しばらく見ぬ内に…

最近私はカメラから離れている。
別に離れたくて離れているのではなく、自分で使用する機会を持てずにいるという事と、投入する予算を完全にPCに全振りしているという事がその理由で、別に興味が無くなったとかいうワケではない。
興味はあるが、それでも投じる予算を今はPCに持っていかないと、PCそのものの刷新が覚束ないので、やむを得ない状況と言える。
…そりゃ私だってE-M1 mkIIとか買いたいが、未だ本体が20万を下回るぐらいの価格だったり、登場するレンズが10万円オーバーばかりとなれば、手が出せるハズもない。
というワケで、しばらく新しい情報もロクに入れなかったのだが、つい先日久々にその方面の情報を入れてみたが、なんと今月、OLYMPUSから2本のPROレンズが発表になるとかならないとか…。
なんかもうPROレンズもF1.2シリーズが増えてきて、マイクロフォーサーズでもいろんなレンジで戦えるようになったんだな、と実感した。
相変わらずパナソニックは動画機能充実路線ばかりだが…。スチル撮影バリバリのOLYMPUSの方向性は変わってないようで何よりである。

90mmで確定のようで…

今月発表となると噂のPROレンズ2本は、45mm F1.2 Proと17mm F1.2 Proのようで、35mm判換算で90mmと34mmと中望遠と標準の組合せ。

軒下デジカメ情報局
http://www.nokishita-camera.com/2017/10/45mm-f12-pro17mm-f12-pro.html

…あれ? 25mm F1.2 Proと合わせれば、34mm、50mm、90mmか…思った程広角寄りの焦点距離がないな、と改めて分かるが、まぁF1.2という明るさの関係だから仕方が無いのかな、と。
45mmが来るという事は、もう完全にOLYMPUSからすると85mmは出さないという事の現れでもあり、OLYMPUS純正のレンズを使って行く限り90mmで行くしかないという事は確定したようなものである。
…となると、意地でも85mmを使いたいと思うなら、パナの「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH./POWER O.I.S」を使っていくしかないワケで、それならそれで、何とかOLYMPUS機でもパナレンズの機能を100%使える様にしてくれないかなぁ…と思うのだが、このあたりは未だに対応していない残念仕様である。
…以前どこかのサイトで読んだと思うが、どうもこのパナレンズの機能をOLYMPUS機で使える様にするという事は実現できない話ではないらしい。AFはできるのだから、せめてピントリングを回したらちゃんと反応してくれるようにしてくれないかなぁ…。

ま、そうは言っても今話題に出したレンズはすべてレンズ単体で10万円を超えるものばかりなので、そうそう手が出せるものではなく、今の私からすると夢の話。
こんなもん、頻繁に買えるほど、金持ってないわ(爆)
とりあえず、今は手持ち資産でもうちょっと時間作って撮影そのものをしないと、意味がない。そのこそ「宝の持ち腐れ」であり、私の残念な部分でもある。
そのアタリからしてどうしたものかいな(-_-;)

2種の手ブレ補正を融合

NOCTICRONにも遂に来た。

Dual I.S.2

OLYMPUSのOM-Dシリーズでは「E-M1 markII」の時から実装された技術で、パナソニックも2016年11月に発売された「LUMIX G8」で実装されていたものだが、ボディ内手ブレ補正とレンズ内手ブレ補正を組み合わせたハイブリッド手ブレ補正が、既存のレンズ「NOCTICRON」等にも対応できるようになるファームウェアが公開された。この42.5mmという焦点距離がイイこのファームウェアによって、LUMIX G MACRO 30mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.(H-HS030)と、LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.(H-NS043)といったレンズがDual I.S.2に対応する。
Dual I.S.2は、その前身のDual I.S.に比べ、高精度ジャイロセンサーによる補正効果の向上や、動画および4K PHOTOでも使える点が異なっており、より高度な手ブレ補正を可能にする。
まぁ…このファームウェアが公開されたとしても、OLYMPUS製のカメラではそもそもその機能を使えない為、私にとってはあまり意味のあるものではないのたが…。

m4/3で統一してくれ…

マイクロフォーサーズは、共通規格として複数の企業が同じ仕様の元、製品が投入されるが、仕様に含まれていない技術に関しては各社で連携がとれているわけではない。
今回の「Dual I.S.2」にしても同じで、OLYMPUSの同種の機能とも技術的に共通化されているものではない。
折角の共通規格であっても、レンズの組み合わせで使える機能とそうでない機能があるというのは実にもったいない話。何故このあたりを各社で揃えてくれないのだろうか?
もちろん、各社が独自に開発しているものだから、そう簡単に仕様を公開できるものではないとは思うが、折角ある機能が使えないというのは残念でならない。何しろ、NOCTICRONなど普通に買っても10万円を超えようかというレンズである。搭載されている機能はできれば使いたいと思うのが人情というものである。
こういう所で、互いの企業が連携してくれないとマイクロフォーサーズとしての魅力に欠けると思うのだが…なんとかならないものだろうか?

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E-M10 Mark III

兄弟機の最新版はチープになった?

使い勝手向上

以前にもBlogで取り上げたが、実際に手に取ってみたのでちょっと踏み込んでみたい。
E-M10 Mark IIIが発表され、OM-Dシリーズの末弟が最新版になった事で、その持っているポテンシャルは私が持つE-M1を超えてきたように思う。PENとの機能差はやはりEVFという事か時代が新しくなれば、デジタル製品ではこうした事が平気で起きるのは当たり前の事だが、流石に3代目ともなれば、相当な進化がその中に内包されている。この「進化」というのは、何も必ずプラスに働く事だけでなく、逆にマイナスつまり「退化」する部分も含まれている。
この「退化」という表現は、非常にマイナス的感覚に考えられがちだが、より初心者向けになったという側面をも意味する。
つまり、複雑化するシステムを簡易化する事で初心者にも扱いやすいものにする…これはカメラというデバイスでいえば確かに自由度を奪う結果ではあるが、複雑な操作を捨てる事でユーザー層を広げる事にも繋がる為、一見「退化」しているようで、それは紛れもなく「進化」と捉える事ができる。
E-M10 Mark IIIは、そういった側面を含めて確実に「進化」している。
おそらく、これはOM-Dシリーズの各製品の棲み分けを考えた際、あえて「退化」させる事でよりエントリー機としての立ち位置を明確にした、という現れではないかと思う。
非常にザックリした物言いになるが、E-M10 Mark IIIはカスタマイズできるボタンが少なくなっている。
カスタマイズできるボタンは、ユーザー自身が機能を割り当てられる便利な機能である反面、自らが設定しなければならないという側面を持つ。だから初心者にはある意味で不要であり、扱い方を複雑化する一つの要素になる。
今回、そのボタンを減らす事で、ユーザーには一定の決まった操作を強いる事になるが、それで操作体系が固定化できれば、それが初心者にとって「扱いやすい」事になる。
今回のE-M10 Mark IIIは、そうしたユーザーインターフェース部分の改良によって扱いやすさを向上させつつ、機能の絞り込みを行った機種という感じである。

基本性能は非常に良い

E-M10 Mark IIIは、良い意味で今までのOM-Dシリーズを集約した性能を持っている。
基本となるセンサーの画質などは非常に良く出来ていて、また高感度耐性もノイズが少ないと言われている。
つまり、センサーそのものは従来と同じ16MPセンサーかもしれないが、それに付随する性能は処理エンジン含めて最新のものが搭載されているため、エントリー機としては及第点以上のものがあると言える。
ただ…カメラというデバイスを考えた時、E-M10 Mark IIIは前機種よりチープに感じるかもしれない。
コストダウンの余波なのか、ボディの上面と底面が金属製からプラスチック製に変更となった。カメラというデバイスは、軽くなる事が求められつつも金属筐体でない事がマイナス面に働く、非常にアンビバレンツなデバイスである。
今回のE-M10 Mark IIIは、ボディがプラスチック製になった事で、全体から受けるイメージはチープになったが、軽く扱いやすい筐体となった。また、同時にダイヤル類は大きくなり、そのダイヤルは質感を維持する為か金属製となっている。
E-M10 Mark IIIはそうした機能と価値観の部分的な取捨選択によって、リーズナブルな機種として位置付けた…私はそう考えている。
以前にも書いたが、OM-Dシリーズはその各機種の立ち位置が曖昧になっていた為、基本機能は維持しつつ、より立ち位置を明確にしたという事なのだろう。

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