DVK-UDA01のUSBキットと専用ケース

 PCオーディオに凝り始めると際限なく深みにハマリがちになるのだが、高級機ばかりが面白いわけじゃない。
 例えば、私はUSB DACをDr.DAC2としているものの、そこからウッドコーンスピーカーに出力する為のアンプは、stereo誌2012年1月号についてきた付録のアンプ“LXA-OT1”を使用している。
 この“LXA-OT1”自体、もちろん考えられた設計のものだから、価格と不釣り合いな音が出ていると思っているが、さらに高品位な音を求めようとすればコンデンサ等の入れ替えなどが必要になる。
 …ま、私は今そこで躓いているわけだが。

 こうした遊べるオーディオ機器というものの一つで、以前にも紹介した雑誌付録(というかこの付録を紹介する雑誌だと言える)がある。
 それが“DVK-UDA01”というUSB DACで、インプレスジャパンから発売されている。
 その“DVK-UDA01”だが、価格を低価格に抑えるためのいろいろなアイディアが盛り込まれている。価格から考えると実にリーズナブルな設計だと言えるが、それを入れる専用ケースが山本音響工芸から限定的に発売された。
 しかし、あまりにも限定的だった事もあり速効で売り切れてしまい、キットだけが売られているという状態だった。
 その後、ユーザーからの要望もあって、再度アンケートを採ったようだが、その結果6月10日までの期間限定で、このケースが再販される事が決定した。


 キットとケースを入れると、ちょっと高い買い物になるかもしれないが、キットは自分である程度改造できるものだし、大きさとしても結構手頃だったりもして、個人的には欲しいな、と思える逸品である。
 USB DAC自体は、キットで探せばもっと安いものもあるのだが、そこそこ高品質で、そこそこ完成品で、そこそこの金額で買えるものとなると、意外に選択肢が狭い。
 そういう狭いニッチな製品ではあるが、おもしろみのあるものでもあるため、興味のある人はケース含めて検討してみてはどうだろう?

impress AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120521_534282.html

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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