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液晶モニタ選びの基準

 WUXGAの液晶モニタを買い換えたくても予算がなくて買えない私の、今できる事と言えば、液晶モニタの仕組みを知る事ぐらいのものである。
 なのでいろいろなサイトを見て液晶モニタの知識を得ているワケだが、非常に参考になるサイトを見つけた。
高解像度ワイド液晶ディスプレイ選び
 何ともクリティカルヒットなサイトだが、ここに液晶ディスプレイのいろいろな事が書かれている。
 パネルの種類や特性、簡単(といっても私には十二分)にではあるが色の説明もある。
 製品レビューを見ていて真っ先に気づかされたのは、Windowsには標準の色管理がないという事。
 私がかつてMacintosh使いだった頃、COLORSYNCなる色管理が当たり前だったため、Windowsに移行してからもそうした色管理があるものとぼんやり考えていたが、改めて言われてみるとそういった管理画面を見たことがない。
 色の仕事をしていたわけじゃないので、大きな問題にはなっていないが、自分の目が色に関してバカになっていた事を再認識した。


 まぁ、色管理についてはWindowsを使い続けていく以上、カラープロファイルをいろいろと勉強して追いついていかなければならないワケだが、今最も知りたいのは、液晶パネルの事。
 先日もIPSパネル、VAパネル、TNパネルの事などを書いたが、今度は製品レベルで見ていきたい。
 意外…でもないが、やっぱりなと思ったのがEIZOモニタの事。
 最近、宣伝も多くなり市場に対していろいろなアプローチをしているなぁとは思っていたが、営業レベルでいろいろな事をやっているのかも…と根拠もないが思ってしまった。
 もちろん、このサイトに書かれている事が本当に行われているとは言えないが、それでも聞こえてくる評判とかを考えるとあながち無視できないように思う。
 EIZOと言えばCRT時代に私も業界一の高品質と思っていたし、実際そうだったと思う。
 液晶モニタの時代になって、私が初めて購入したモニタはやはりEIZOのものだった。ブランドに対する安心感がそうさせたわけだが、今考えると三菱あたりのモニタの方がよかったのかもしれないと思ったりする事もある。
 まぁ、それは今思えば…というレベルの話なので、これから先の事はもっと自分の目を信じて他メーカーも見ていきたいと思っている。
 そんな中、前述のサイトでも絶大な評価をしているWUXGA液晶モニタが2機種ある。
 一つがNECの“MultiSync LCD2690WUXi”で、もう一つが三菱の“RDT261WH”である。この2機種に共通して言えることは、LG製のH-IPSパネルを使用しているという事だ。
 価格的に高いのはNEC製の方だが、それはプロ仕様だからで、ガンマ補正を12ビット精度でやっていたり、ムラ補正回路が搭載されていたりするためだ。
 一方、三菱の“RDT261WH”はガンマ補正は10ビット精度だしムラに関しての補正もないが、価格的に6万円ぐらい安いというメリットがある。
 12ビットガンマ補正とムラ補正が6万円の価値として高いと見るか安いと見るかで、どっちを選ぶかという事になるのではないかと思う。
 ちなみに…グラフィックデザイナーは迷わずNEC製じゃないかと思うが。
 最近のEIZOモニタにあまり魅力を感じない…とは言わない。
 たしかに宣伝文句は魅力あるものだ。
 だが、前述のサイトが言うように本来付けられるべき表示品質へのアドバンテージではなく、付加価値のアドバンテージばかりが増えているEIZOの方向性はちょっと間違っているんじゃないかと思う。
 USBを利用したオーディオ機能なんてのは、EIZOが本来求める方向性ではなく、もっと表示品質へのこだわりこそ必要な気がする。
 三菱のRDT261WHに対して、対抗できる製品を投入していないEIZOは、事実上、三菱の品質勝負に敗北したと言ってもいいんじゃないかと思う。
 逆にEIZOブランドならちゃんとした高品位モニタを作れば、NECのMultiSync LCD2690WUXi並に価格が高くても客は付いてくるだろうし、その方が評価は高くなると思う。
 もちろん、会社を運営して行く中で、コストパフォーマンスに優れた製品が必要なのもわかるが、10万円以上の商品価格帯のもので品質にケチが付くような製品を作ってしまうと、顧客離れにつながるのではないかと私は思うが…。
 とりあえず、今手頃な高品位WUXGA液晶モニタを選ぶなら、前述の2機種になるだろう。
 特に三菱のRDT261WHはコストパフォーマンスにも優れていると思う。
 VAパネルのRDT262WGは宣伝文句としてはバツグンだしMP ENGINEなんていう動画に特化した機能もあるが、じゃあRDT261WHがソコまで残像を気にしなければならないレベルかというと、私はそうではないと思う。
 もともとIPSパネルは応答速度は速くはないが、中間色であろうと白や黒であろうと応答速度が一定であるし、少なくとも7.5~8msの応答速度を持っている。おそらく人の目に残像らしきものがハッキリと分かるとは言い難い。
 逆にフレーム間に黒を挿入するMP ENGINEは動画以外でチラツキが出るという話もある。MP ENGINEなんてものが必要なのは、使用しているパネルがVAパネルだからだという言い方もできるわけで、これは実際に表示されているものを見るしか方法がないのではないかと思う。
 そういうわけで、個人的オススメは三菱のRDT261WHだ。
 プロでなければ、これで必要十二分な表示品質が得られるだろうし、逆にこれ以上の品質を求めるのなら、もっと予算が必要になるだろう。
 今年の夏前にまた新しい製品が投入されるかもしれないが、その時IPS系のパネルが使用された製品が投入されるかどうかはわからない。
 VA系のパネルがかなり安くなってきているので、出てくる製品はVA系パネルのものが主体になるんじゃないかと思う。
 なので、今はとにかくRDT261WHがオススメだ。
 高品位WUXGA液晶モニタが欲しいと思っている人は検討する価値はあるだろう。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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