以前からマウスやキーボードという入力装置に拘りがある事は書いているが、その実マウスだけは未だに8年くらい前のモデルのものを使っていた。
Microsoft Optical Mouseという製品で、当然有線である。
このOptical Mouseの最大の特徴は、5ボタンあるボタンのウチ、第4と第5のボタンが左右に分かれているという事である。つまり、普通(右手用として)なら親指の近くに第4と第5のボタンが並ぶところ、このOptical Mouseでは親指側と小指側に分かれているのである。
この左右に分かれているボタンの使い勝手も良いのだが、さわり心地もバツグンで、手があまり大きくない私からするとかなり使い勝手が良かった。
ところが…これだけ使い勝手がよいマウスなのだが、残念な事にこの形をしたマウスの新型が出てこないのである。
この形のワイヤレスレーザーマウスが出たら絶対に買うのに…いや、レーザーでなくてもいい、この形のワイヤレスマウスが出たら買い換えたい…そう思い続けて早数年。
未だ以てこの形のワイヤレスマウスは発売されずじまいである。
この状況が長く続きすぎたため、私のOptical Mouseは一部表面がツルツルになってしまい、よく滑るようになってしまった。
よく押すボタンのところと、掴んでいるマウスの側面が、もうテカりまくりなのだ。
これは使い込んだ証みたいなもので、こうなるとマウスの替え時だ…そう思い、Microsoftのマウスのサイトを見るが、どうも最近のMicrosoftのマウスは“コレ”と呼べるマウスがない。
期待していたBlue Trackマウスは、青色LED以外は思っていたほど良い感じでないし、選択肢がかなり狭い。
一方、今まで避けてきたロジクール製マウスはといえば、比較的選びたい感じのマウスがあるのだが、私は「マウスはMicrosoft」と決めているため、今回もスルーする事に。
そうなると選ぶマウスがない…これはまたOptical Mouseを買う事になるのか? と思ったのだが、ふとコレを思い出した。
Microsoft Natural Wireless Laser Mouse 6000と名付けられたそのマウスは、見た目的にかなり異形。
右側に大きく傾いたそのデザインは、エルゴノミクス(人間工学)に基づいたデザインという事で、発売時にはそれなりに有名だった。
発表当時「いいなぁ」と思っていたのだが、いくつか問題点があるらしかった。使ってみた後のレビューがネット上に出たため、ポインタが飛ぶとかいろいろな不具合が多発してる感じがあったのだ。
なので避け続けてきたのだが、触った感じが自然でいいという話もあったため、今回、このNatural Wireless Laser Mouse 6000を使ってみることにした。
Amazon.co.jpで購入したのだが、その際、ワイヤレスという事でeneloopも同時購入した。
そうしたら…本体の中に単3乾電池が2個ついていた orz
この付属乾電池を使うと、eneloopを3ヶ月以上先送りで使用する事になる為、付属乾電池を使用せずにeneloopで行くことにした。
導入に関し、IntelliPointというドライバソフトが必要な事は分かっていた。
実のところ、私はOptical Mouseを使っていた時から最新版のIntelliPointを使っていたため、ドライバのインストールはほぼ不要と見ていた。
実際、RF無線のデバイスをそのまま繋いだらちゃんと認識したし、マウスもちゃんと使える状態となった。
ただ、公式サイトを見るとIntelliPoint6.3が公開されていたため、6.1からアップデートしておいた。
動作的には問題なし。
eneloopも綺麗でちゃんと動くを事を確認。
あとは使い勝手次第である。
エルゴノミクスという事で、握り方は自然な形というのはよく分かる。
たしかに右に傾いている事で、マウスの上に手を置くというよりは、マウスに手を添えるという感じになる。
だが、手が大きくない私にはこのサイズは若干大きいようである。
特に問題なのが、この高さ。
上からの画像がネット上ではよく見かけるもので、公式サイトも上からの画像しかない。
しかし側面から見るとこんなに高さがあるのである。
底面から2センチ弱を切り落としたデザインだったら私にはベストスタイルだったかもしれない。
この高さがあるから右から手を添える感じになるのかもしれないが、高さが手の小さい人に一つの障害となってしまっている。
全体的なサイズを小さめにすると女性でも行けそうなだけに、底面を切り落とせないのであればワンサイズ小さいモデルを出してくれるとありがたいところである。
数時間使ってみて分かった事は、ウチの環境ではあまり問題が出ないという事である。
ウチはOSがXPという事もあるため、Vistaだと問題が出るのかもしれないが、ポインタが飛んだとか通信が途切れるとかそういう問題は皆無である。
あとはこの握りに対してどこまで慣れるかという所であり、数日後にはかなりフィットするようになっているかもしれない。
今は多少ポインタが合わせづらい感じがなきにしもあらずだが、これは慣れでしか解決しない問題。ここをクリアできるかが一つのポイントと感じた。
あとeneloopでの電力がどこまで持つのかという事も気になるところだ。
まぁ充電池であるため、なくなれば再充電すればいいだけの事だが、省エネに越したことはない。
実際、このNatural Wireless Laser Mouse 6000には電源スイッチのようなものもなく、使わないタイミングで電源管理しているような感じである。
おそらくRF無線機からの通信が途切れた段階でスリープモードに入るんじゃないかと思うが…そのあたりが情報として公開されていない。
マイクロソフトの公式サイトにも載っていないため恐らく非公開なんだとは思うが。
何はともあれ、もう少し使い続けてみようと思う。
おそらく、1週間も使えば使い心地からして評価が変わると思われる。
そういう意味では今から楽しみなマウスである。
私も何度か変えて今のレーザーマウスになりました。
私のは有線ですが、オプティカルマウスでポインタ飛びやにじにじ勝手に動く事があったので手に馴染むものを適当にチョイス。ついでにレーザーマウス用のパットも買いました。
後で分かったんですが、このパットのおかげでかなり精度が増しました。
表面には光を反射しやすい素材がランダムに点在すると言うもので、規則性を無くしてセンサーで受けた画像を処理し易くしたもの。
マウス自体よりこっちに問題あったとはw
あと、今はごろ寝マウスが欲しいです。
究極のぐうたら目指して(爆)
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もともとオプティカルマウスとレーザーマウスとではオプティカルの方がトラッキング性能が上だそうです。
なのでMicrosoftはより精度が高くなる青色LEDを採用したBlue Trackの道に進んだと思われます。
まぁ、レーザーは赤色LEDのオプティカルよりも場所を選ばないという性能においては上を行くので、私も今回はレーザーをチョイスしました。
こういう事情があるため、本当はBlue Trackに生きたかったのも事実ですが、イマイチ欲しいと思うマウスが出てないんですよね。
Blue Track採用の旧Optical Mouseボディのマウスが出てくれれば間違いなく購入です。ワイヤレスならなおのこと。
それと…eneloopは快適ですな。
充電池っぽさがまるでないです。安定した電力を地道に発揮してくれるので、大電力が必要という事でなければ完璧な充電池です。
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