私の黒歴史は此処から始まる

 私の前々職は、アニメやゲームに関連した企画・制作会社だった。
 まぁ、グループ会社には全国にそういった関連のグッズを売る店舗を展開している会社もあった訳だが、私はそのグループの中でも企画や制作を担当する部署にまずアルバイトとして入った。
 入ったきっかけはコンピュータ関係にそこそこ精通した人材が欲しいという話を効いた外部営業の人が、私を推薦してくれた事に起因する。
 まぁ、これが運命の巡り合わせというヤツだろう。
 アルバイトとして入ってから正社員という道があるという事に一縷の希望をかけ、その世界に飛び込んだのである(実際、そのとおりの道は辿った。ただ正社員に私からならなかっただけだが)。
 一番最初に担当したのはサンライズ系のものだった。ガンダムを主体とした製品群の企画制作だったわけだが、実はそれと併行して、この企画にも噛まされていた。
 この絵を見て「あぁぁぁぁっ!」と言ったヤツ、手を上げろ(爆)
 久々だろう…この絵を見るのは。私自身も久々なのだから仕方がない。
 実は今年で12執念…もとい12周年を迎えるのである。
 …ちなみに登場キャラも12人だったな…案外、12執念ってのは間違っていないのかもしれない(爆)


 なんでこんな珍しいものを前面に出したかと言うと…なんと、ゲームアーカイブスに、黒歴史ゲームが登場すると言うのである!
電撃オンライン
「センチメンタルグラフティ」などゲームアーカイブスに新作追加
 …600円とは言え、コレ売れるのか?www
 当時を知っている人ならわかると思うが、この企画ほど発売前人気が高く、発売後人気が低いゲームを私は知らない。
 企画倒れ…いやいや、企画は万全だった。宣伝展開や広報展開はバツグンだったと言える。
 だが、そのゲームの中身たるや、未だに黒歴史の異名を外すことができないタイトルである。
 あれほど宣伝や広報が成功した作品は珍しいにも関わらず、後展開が酷過ぎる事で逆に印象に残ってしまった。実に恐ろしいタイトルである。
 これに絡んだクリエイター達は当時ほとんど無名だったが故に、その後の作品に影響は出なかったのかもしれないが、兎にも角にも酷い作品であった事は間違いない。
 ニコニコ動画にも、未だにこんな感じで登録されている。


 暗黒太極拳…まぁ、見てみればその意味はよくわかるだろう。
 しかし、死霊の盆踊りってのは…まぁ、間違ってないがwww
 しかし…よくこれでプロデューサーがOK出したな…
 私なら即刻ボツにしてるところだが。
 何はともあれ、PS3やPSPで久々にセンチやるたいなぁ、なんて奇特な人がいるならば、やってみるがいい。ああ、やってみたまえ。
 せつなさ炸裂するのは、たぶん貴方自身だ(爆)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. 関西の人 より:

  2. 武上 より:

    ま、予測はしていたw

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