2008年末、たしか12月25日だったと思う。
私はこの作品が今後のPS3のRPGを大きく左右する作品の一つと評した。
そして…実際に発売された白騎士物語は…実に微妙な作品になっていた。
コンセプトはいいと今でも思っている。
巨大な敵と戦う臨場感を7mという大きさに絞り込み、そして自らも7mの存在となるその視覚的効果は、実に適切なスケールだと思ったし、実際、私もプレイしてみてその臨場感はすごいものがあると思った。
だが、ストーリー含めた実際のRPGという部分においては、いささか残念な部分があったと言わざるを得ない。
当初、1作でストーリー完結と思われていた作品は、発売直前に三部作という触れ込みに変わった。いや、実際問題変わっていても問題はなかった。だが、三部作にしてしまった事によってストーリーの切り方が実に残念な結果であり、演出等も含め、大作を謳った作品としてはかなり悲しい出来栄えに。
この残念感が今でも尾を引いているのだが、続編が発売されるのであれば、ぜひその残念な部分を次回作で何とかして欲しいと思っていた。
三部作にした…といっても、初回作があまりにも残念な本数で終わってしまえば続編が出ない可能性もある。そう考えると、残念な部分を挽回する事なく消えて行くのか…とも思ったが、レベルファイブはそのあたりを考えていたのだろうか、続編の話がちゃんと出てきた。
サブタイトルを「古の鼓動」から「光と闇の覚醒」に変え、その続編は相当にパワーアップして帰ってきたと言える。まだ詳細は明かされていないが、今まで語られていた6体の騎士(7m級の古よりの戦士)以外の騎士の存在もあるようだ。
戦闘システムはより磨かれ、スピード感と効果が強化されたようである。このあたりの心配はあまりしなくてもいいのかもしれない。
だが、私が一番心配なのはそのストーリーだ。
RPGの最も基本にして重要なストーリー部分がマズイだけで、その作品は駄作へと変貌する。
かつてのファミコン版RPGのドラクエやFFが今でも名作と呼ばれる理由は、このストーリー部分が評価されているからであり、そこに不朽の名作たる所以がある。
白騎士物語は素地は良いものがあるが、実際の脚本に落とし込んだときに問題があるのか、それとも演出に問題があるのか、どうも良さが出てきていない。
ぜひそのあたりを続編で何とかしてほしいものである。
2010年夏、PS3がXbox360より大きく前進できるかどうかは、この1作に掛かっている。
少なくとも私はそう思っている。
※訂正
本記事で三部作という情報を記載しましたが、戴きましたコメントにあるとおり、デマである事がその後の情報で判明しました。
その後、デマであった事を訂正する事もなく、本記事をそのままにしており、大変ご迷惑をお掛けいたしました。
Blogで情報を発信している者として、大変な失態ではありますが、改めて訂正させて戴くと共に、お詫び申し上げます。
(2020年5月26日)
公式で誰も一言も三部作なんて言ってない。誰かが流したデマ。
それを鵜呑みにするなんて、バカだな。
まぁ大分昔の記事に言っても仕方ないが、お前みたいなのがデマを信じて拡散させる
返信
公式で言われていませんでしたね。
確かに貴方の言われる通りです。私も情報を発信している以上、デマを拡散させた側の人間という事になります。
しかも、その後記事の訂正すらしていなかったので、言い訳しようのないレベルで私の問題です。
10年前の記事ではありますが、ご指摘くださりありがとうございました。
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