GWの真っ只中というのに、私はいつもどおり自宅待機中。
いや、待機っていっても誰かに言われて待機してるんじゃなく、自分で望んで待機中。
…引篭もりかよ(爆)
ま、こういうのは家庭を持ったりしてる人には出来ない業(ワザと読むがゴウと読んだ方が適切かもしれない…)。
今年の私も引篭もり全開である。
そんな引篭もりの私が一日家で何やってるかというと、まぁ根がゲーマーであるからゲームばかりやってたりするのだが、たまにネット巡回したりする。
今日はそのネット巡回で気になっていた事を解消した。
それはWindows7に移行してからお荷物と化していたMU2000というMIDI機器を接続する事。
MIDIって何だ? って人はコチラを見て欲しいわけだが、要するに音楽関係の共通規格の事。
MU2000はUSB接続できるのだが、そのドライバーの問題でWindows7に移行してから使えるかどうか分からないという事で放置していた。
(画像はWikipediaより引用)
ちょっとだけ気になっていたため、ドライバーを調べてみたらVistaと同じものが使用可能という事が判明、64bit版にもドライバーが存在していたため、入れてみた。
ドライバーはココにある。
ちなみに私が探した情報ではVistaと同じドライバーが使用可能という話であったが、現在は公式でもWindows7対応と謳っている。安心して使用可能だ。
(現在はWindows7から11まで対応のドライバが揃っている。追記2023/06/14)
接続は難なく完了。
USB経由でMIDI信号を経由できるようになった。
まぁMU2000レベルのものを使っている人なら分かると思うが、MU2000用のドライバなんてものを探していたら、多分接続する事はできない。
前述のリンク先を見た人はわかると思うが、私が導入したのは、YAMAHAのUSB-MIDIドライバーであって、それはMU2000用というわけではない。
なのでUSB接続できるYAMAHAのMIDI音源モジュールならほとんど問題なく動作すると思われる。
このUSB-MIDIドライバーは、MIDI端子をUSB接続にするための機器用ドライバーであり、動作的には音源モジュールも同じ事をしている。特にMU2000/1000はこのモジュールを基点にMIDI機器をMIDI端子で接続して制御できる関係上、行っている処理は自分(MU2000)の処理プラスMIDI制御だからまさに同じ。プラスされるMIDI制御は単純にTHRU制御だから同じなのである。
YAMAHA用MIDI機器を使用していて、時代にあわなくなって埋もれてしまったというUSB接続機器を持っている人は、これで息を吹き返すかもしれない。使用されたし。
で、久々にMU2000でMIDI楽曲を聴いてみる。
…モノによってはかなりチープに聞こえる。このMU2000が発売された1999年頃はこれでもDTMとしては最高峰と言われた音源モジュールだが、それから11年経過した今の時代、オーディオデータが当たり前の時代になり、オーディオデータの波形を操作する事で自在に音楽をクリエイトできるようになった。チープさは避けて通れないのは致し方ない話である。
だが、自分でオリジナルの音楽を作るとなると話は別だ。このチープな音源すら、自在に操れないようでは、とても音楽なんか作れない。
先日、これも積み事項としていたスタジオシミュレーションソフト“Reason”&“Record”をWindows7環境下にインストールしたが、それらを扱う事の難しさは、MU2000をコントロールする事の足元にも及ばないと言える。
…どちらにしても私には過ぎたるオモチャな訳だが orz
ちなみにこのMU2000、人によってはとんでもない便利機器だという。
それはこのMU2000の裏側に挿して使用するPLG150-DXというプラグインボードという存在があるからだ。
PLG150-DXとは、YAMAHAの名機DX-7のFM音源を進化させた機能を持つ音源ボードで、今の主流であるサンプリング音源では決して再現できない(と言われている)FMサウンドを奏でる事のできるボード。
MU2000では、このプラグインボードをなんと3枚も搭載する事が可能で、前述のPLG150-DXを3枚挿し、DX-7を3台以上コントロールするという事も可能。
もちろん、プラグインボードは他にもいろいろあり、管弦楽などのVL音源系やピアノPF音源ボードなんてのもあるが、それらは今の時代、他のエミュレーションソフトなどで対応できる。対応できないのは、やはりFM音源であり、そう考えるとMU2000、というかPLG150-DXというボードは、在り来りな音楽を打破する一つの手法と言えるのではないかと考えたり…。
ま、とりあえずFM音源の直系であるYAMAHA機器ならではの活用方法があるというワケ。
…なんかPLG150-DXが急に欲しくなったな(爆)
何はともあれ、USB接続のYAMAHA機器を持っている人でWindows7に移行した人はドライバーを入れてみるといいだろう。忘れていた何かを取り戻せるハズだ。
はじめまして、突然すいません。
実は私、ちょっとした理由で何かを取り戻してしまったものです(笑)。
で、突然MU2000で何かをしたくなり、下のような企画を突然始めてしまいました。
http://worldmusicreview.blog12.fc2.com/blog-entry-30.html
いやーやっぱり今の時代MU2000の音はチープな感じに聞こえますね。で、急に不安になって(なぜか)MU2000とぐぐって見たらこのブログを発見しました(笑)
やっぱり大好きさMU2000。。。。突然すいませんでした_| ̄|○
返信
>Trinity-catさん
コメント、ありがとうございます。
MU2000は1999年の段階では最強のDTM用MIDI機器だと思います。RolandのMIDI機器よりずっと優れものでしょう。
MU2000の音そのものはチープに聞こえますが、そもそもMIDI機器はソレ単体で音を完成させるものではないでしょう。その後にはエフェクターなどが繋がるわけで、最終的な音はそこで決まるハズですから。
特にFM音源に回帰するには、MU2000を超える機器はそうそう無いと思いますよ。YAMAHAの別音源で同じようなプラグインボードが使える機器はありますが、3枚使用可能となるとそうそう無いと思います。
私が書いたこの記事は2010年5月のものですが、2011年の今となっても、未だ接続されております。
上手く使いこなせているか? と言われれば別ですが orz
MU2000は使いこなせればまだまだイケる楽器です。
お手元のMU2000をどうぞ大切に使ってあげてください。
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