三菱自動車が軽自動車の“パジェロミニ”を今年6月で生産終了すると発表した。
パジェロミニは、バリ・ダカールラリーで存在感をアピールしたRV車“パジェロ”の小型軽自動車版として1994年に発売された。今年の2月末の段階で48万台を販売したが、最盛期である1995年には年間10万台を販売するという勢いもあった。
当時はこのクラスの同ジャンル車といえばスズキのジムニーぐらいしかなかったため、無骨なジムニーに対して人気のパジェロをイメージするスタイリングは、ある意味新鮮だったし、このジャンルにユーザーを呼び込むキッカケになったとも言える。
車としてのポテンシャルも実に高く、走りながら2WDと4WDに切替が可能という手軽さもあった。
しかしながら、スタイリングの通りシャーシは専用仕様にしかならず、他車種に転用できない為、コスト削減が難しいという背景があり、三菱自動車の商品構成の見直しから、18年の歴史に幕を下ろすこととなった。
この6月の生産終了に合わせ、特別仕様車「Premium Selection ~Final Anniversary~(プレミアムセレクション ファイナルアニバーサリー)」を3月26日から発売する。
これは2011年1月の発売以来好評を博してきた「Premium Selection(プレムアムセレクション)」をベースにし、さらに装備の充実を図ったモデルになる。
価格はメーカー希望小売価格で1,680,000円(車輌本体、消費税込)となる。
1994年の登場直後はフロントヘッドライトが丸目のタイプだった。丸目だったのは本家パジェロのショートタイプと同じイメージからそうなっていたのだろうが、今では四角タイプとなっている。ちなみに四角タイプは本家パジェロのロングボディタイプと同じである。
本件も含め、自動車メーカー各社の生産縮小が目立つようになってきたように思う。
マツダも昨年10月にロータリーエンジンの生産から撤退し、RX-8の生産終了を宣言しているし、スバルも今年2月29日に軽自動車生産を終了した。
軽自動車を主とした撤退が目立つような感じだが、もちろんそれだけではない。昔は多数あった車種が次々と絞り込まれ、気がつけば街中を走る車は複数メーカー製であるにも関わらず、数えるほどの車種しか見かけなくなってきた。
実につまらない時代になってしまった。
売れていた頃は、軽自動車にもオープンカーなんて変わり種な車もあったのに、気がつけばFR車、MR車はほぼ全滅に等しい状態。荷室拡大が望みやすいFF車ばかりになってしまった。
日本経済の低迷がこのような状態を作ったとしか言いようがない。
実に残念極まる話である。
この状況を打開する術は基本的にはないと思われる。
少なくとも若年層の人口が激減しているこの状況で、経済が立ち直っていく事そのものが難しいように思える。
こんな世の中にダレがした?
…この答えを論議しようとすれば難しい話になる為深くは突っ込まないが、政治に無関心な国民が今の世の中を作り上げたという事実は、民主主義国ならではの末路である。
その末路の入口に、つまらない自動車選択の時代がある、といえる。
もう一度、BEATとかカプチーノが当たり前のように出てくるような時代が来ないかなぁ…と個人的には切望しているが、それはもう叶わぬ夢なのかな…。
デフレがスパイラルしてるんですね。
日本は終わりかもしれん、政治に感心を持ったとて
政治家が平気で嘘をつき、まかり通る日本。
これから伸びそうな国に移住したら良いのかな?
インドとかブラジルとか面白そうじゃね?
あ、肝心の話題のパジェロミニですが
もう少し面白いグレードがあっても良かったと思うのはオイラだけかな?
競合車ジムニーにはあった、トラックタイプとか
幌車とか、4ナンバーとか有れば面白かったのに…。
三菱自動車も途中、紆余曲折があったからナー。
四輪も二輪もツマラナイ世の中だぜー。
パジェロミニに幌車というのも見てみたい気はしますが、もともとジムニーの幌車ってどれぐらいの販売台数があるのかな?
私はジムニーにあの仕様車が存在している事の方がスゴイというか…そんな風に思ってます。
まぁ…どっちにしてもツマラナイ世の中になっている事は間違いないですね。
もっととがった仕様の車とかでないかなぁ。