Monthly Archive: 6月 2012

対戦格闘ゲームが熱い!

 本日、PS3とXbox360において“Virtua Fighter 5 Final Showdown”が配信開始となった。PS3版は1,500円、Xbox360版は1,200MSポイントという価格は、パッケージを持たない媒体だからこそ可能になった価格ではないかと思う。
 3D対戦格闘ゲームの原点とも言えるヴァーチャファイターがこうして配信された事で、下火になってきている格闘ゲームに一つの変化が訪れるといいなぁ…と思ったりしているのだが、実の所、どのゲームも演出やプレイ感覚に変化を付けにくくなっている所もあり、次第にユーザーの中から“飽き”が出ているのだろうな、と思ったりもする。
 現に私もその一人で、唯一違いをハッキリさせていると思っている“SOUL CALIBUR”シリーズは別格としても、普通に対戦格闘ゲームとなると今は私も“DEAD OR ALIVE”シリーズしかプレイしていない。
 その“DEAD OR ALIVE”シリーズも結局他と差別化するのが難しくなってきているのが現状で、9月に発売される“DEAD OR ALIVE 5”はステージにいろいろな仕掛けを用意している。それは前回Blogに書いた通りである。

 今回の“DEAD OR ALIVE 5”にはヴァーチャファイターのアキラとサラが登場する事になっていて、同じ八極拳同士のアキラとココロの戦いはある意味見物かもしれない。

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タブレット型コントローラーはWii Uだけじゃない

 昨日はWii UがPS3の登場時のような、リビングの中心にくるホームメディアセンター的な方向性を持たせてきた、という事を書いたが、今度は逆の話。
 といっても、これも実の所私からするとそんなに真新しい話という感じがしない。
 まぁ、その意味は後述するとして…Wii Uの最大のポイントはコントローラーにタブレット端末のような液晶が着いている事。
 本体の作り出すリッチグラフィックスをコントローラーの液晶で表示させ、各ユーザー毎に個別に演出できるという提案である。
 だが、Wii Uはその機能をハードとして搭載させてきたが、MicrosoftとSCEは別のハードを持ってきてそれらをXbox360やPS3で実現しようとしている。
 MicrosoftはXbox360とスマートフォンやタブレット端末を“Xbox SmartGlass”というシステムで接続する。ただ、接続がほぼEthernet経由であり、しかもソフトウェアでいろいろなデバイスに対応させようとしているため、Wii Uのようなリアルタイム性がどこまで可能なのかはわからない。
 似たような事が出来る…という事で任天堂を牽制したいつもりなのかもしれない。ま、任天堂のWii Uだけのものではない、という説明をするには十二分な発表ではないかと思われる。

 だが、Microsoftの“Xbox SmartGlass”よりもずっとWii Uライクな事が可能になるのが、SCEが発表した“Cross-Controller”である。

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ニンテンドーの戦略とPS3が目指したもの

 ロサンゼルスで6月5日から世界最大のゲームショーであるE3 2012が開催される。
 それに合わせ、各社いろいろな事前発表が始まったが、その中で個人的に任天堂の発表が興味深い。
 任天堂は周知の通りWii Uを現在開発中で、そのWii Uはタブレット型コントローラーと言ってもいい液晶モニター付きのコントローラーを売りにしている。
 それ自体は単にタブレットをコントローラー代わりにすると考えれば、別に真新しい話ではない。
 それにWii Uが目指す方向性も実の所そんなに新しい事ではなく、以前にSCEのPS3が目指した環境と同じ事をタブレット型コントローラーで実現する、という所に向かっている。
 使用するデバイスが異なるから夢が実現できる…という事なのかもしれないが、新しさというところには何も響くものがない、というのが私の感想である。
 要するに、リビングの中枢となる機器を目指しているというコンセプトは、そのまんまPS3のソレである。
 違うのはコントローラーの液晶画面でWii Uが生成するリッチグラフィックスを遅延なく表示させ、その場にいる人達全てが同じような体験を可能にしている、という事に尽きる。
 まぁ、そういう事をさもスゴイ事に魅せるようにして情報公開するのが、ショーテクニックなワケだが、最近の任天堂はそういうショーテクニックを多用しているだけのような気がしてならない。
 横井軍平氏の“枯れた技術の水平思考”という名言とは些か方向性が違ってきている…最近そう思えてならない。

 また、このWii U以外に噂に出ているものに“ニンテンドー3DS LL”がある。
 日経新聞に掲載された情報のようだが、画面は現行モデルの約1.5倍となる4.3型の模様。
 発売時期は早ければ日米欧で今夏発売というから、結構前から検討されていた事なのかもしれない。
 ニンテンドー3DSは最初のスタートダッシュ以降、普及速度が急激に低下したものの、今年の5月の段階で国内販売台数は600万台を超えている。
 価格を15,000円にしてからの売れ行きは好調のようだが、同時に原価率はかなり下がったハズであり、利益に繋がりにくい体制である事に違いはない。
 ここにきてLLの投入は、そうした事情を省みない手法のようにも見えるが…その実態はどうなんだろうか?
 本体のバリエーションを増やす前にキラーソフトを多数揃える方が先なのではないかと思うのだが…LL投入はさらなる市場支配を強化する為の一投なのだろうか?

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DARK SOULS 追加DLC

 PC版の“DARK SOULS PREPARE TO DIE EDITION”が発売されるという情報が飛び交った際、日本国内で発売するのか? 或いはその内容がPS3版にDLCとして登場しないのか? など、DARK SOULSファンからは出して欲しいという要望がネット中を駆け巡った。
 私自身、DARK SOULSは今まさにプレイ中で(進み遅いけど…)、その面白さは理解している。ただダークファンタジーというジャンルで気持ち的に入り込める人とそうでない人で差はあるかもしれないが、それでもゲームとして面白いというのは間違いないと私も実感している。
 そんなDARK SOULSだから、このような追加要素を含んだ作品が海外で発売されるという情報が出れば、国内でも話題となるのは当たり前の話であり、PC版が国内で発売されないなら海外版を買ってでもプレイする、という人も少なからずいただろう。
 こんな数多い要望に対し、フロムソフトウェア(というかバンダイナムコゲームスか?)はついに国内発表を行った。

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TOKYO JUNGLE

 久々に「なんだこりゃ?w」と思えるゲームに出会った。
 知人からはその存在は聞いて知っていたが、プレイムービーを見た途端にそのあまりのバカさ加減に心震える状態に。
 いや、ホントにバカすぎるのである。
 ただ、ゲームデザインとしては斬新かつ秀逸で、このバカさ加減は確実に狙ったものだという事がよく分かる。

 ウチも結構前だがポメラニアンを飼っていた事がある。
 ポメラニアンは、もともとの先祖がサモエドとも言われていて、大型犬が品種改良されてスピッツとなり、そのスピッツを更なる品種改良でこの超小型犬のポメラニアンになったと言われている。スピッツの中でもドイツのジャーマンスピッツは牧羊犬とされていた事もあり、そこからも分かる通り、犬種としてポメラニアンは非常に頭がいいのが特徴。
 ウチはこのポメラニアンの後にシーズーを飼ったが、シーズーよりは絶対的に頭が良かったと言える。ま、シーズーはそのバカさ加減がカワイイのだがw
 このTOKYO JUNGLEではそんな愛玩犬のポメラニアンが、実にたくましく弱肉強食の世界を生き抜いていく。もうその時点で何かが違う(w)のだが、自然の摂理を垣間見る事ができる。
 …表現として大げさかもしれないがw

 ゲームデザインとして、サバイバルモードで使用できる動物の種類を増やしていくことでストーリーモードのロックが外されていく…など、やり込み要素もちゃんと押さえられている。
 価格的にもPS3ソフトとしては低価格の4,980円が標準価格と設定されている為、手が出しやすいソフトなのではないかと思う。
 PS3ユーザーはちょっと気にしてみても良いのではないだろうか。

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人類の無意識が終末を待ち望んでいるのだ!

 私の好きなゲーム作品の一つに“ZONE OF THE ENDERS”という作品がある。
 一作目が作られたのが2001年だから、既に11年経過した事になるのだが、PlayStation2の初期作品としては良く出来たゲームだった。
 その2年後に続編の“ANUBIS ZONE OF THE ENDERS”が発売されたが、そのオープニングムービーをはじめて見たときはものすごい衝撃を受けた。
 これが小島秀夫という人の才能なのか? と(実際はどうなのかはしらないが)、監督の凄さをホントに感じたし、ゲームの中身もPlayStation2の性能限界を超えた作りで本当に面白かった。
 今でもANUBIS ZONE OF THE ENDERSのOPムービーを見ると純粋にスゴイと思うし、面白いと思う。演出や構成が実に絶妙としか言いようがない。
 一部の人は「ネタばらしすぎる」と言っていたが、確かにネタはバラしていたとしても、その見応えある面白さは本物だと思う。
 そして今年の10月25日にHD Editionの発売が決定した。
 プラットフォームをPS3&Xbox360へと映した事で、その解像度はHD化されるワケだが、OPムービーも作り直される事となり、そのムービーがいよいよ公開された。

 …これを見て、どんな印象を持っただろうか?
 制作したのはロボットアニメのパイオニアであるサンライズだそうだが、個人的には劣化としか言いようがない作りである。

 ちなみにこれがPS2版ANUBIS ZONE OF THE ENDERSのOPである。
 …見た目に面白さに違いがありすぎる(爆)

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