噂の領域の話だが、Appleが10月22日に報道関係者向けにメディアイベントを開催するらしい。
そこで新型iPad、新型iPad mini、そして新型のMac Proが発表、披露されるようだ。
このイベントの主となる製品は当然の事ながらiPad関係になるわけだが、今回の新型iPadは第5世代型となり、現行モデルより薄くて軽くなるようだ。
またiPad miniはRetinaディスプレイを搭載するかどうかが一つの焦点となるが、今の世代でiPad2と同世代の液晶パネルを搭載してきたとしたならば、魅力のある製品とはとても言えない。何故なら、もしRetinaディスプレイを搭載したとしても、その画素の細かさは326ppiで、これはAmazonが発売するKindle Fire HDの後継機であるHDX7の323ppiとほぼ変わらない数値になる。つまりRetinaディスプレイを搭載してようやくライバルと肩を並べるという状態なワケだ。であるなら、まず間違いなく搭載してくるだろうと想定されるが、問題はその出荷時期。
以前BlogにiPad miniに関してこんな記事を書いた。7.9インチのRetinaディスプレイの製造が間に合わず、発売が遅れる可能性が考えられ、iPhone5s等と同時期に発表できない可能性がある、とする内容だ。この記事は7月に出ていた噂を書いた記事だが、既にその時期から遅れる話が出ていたワケで、今まで時間が経過している事を考えれば、今回発表されるであろうiPad miniはRetinaディスプレイでない方がオカシイだろうと私は考える。
また、今回のiPadとiPad miniには、色が3色用意されるという噂もある。言うまでもなく、スペースグレイ(黒)、シルバー(白)、ゴールドである。iPhone5sで思いの外ゴールドが人気だった事もあり、展開が予想されるようである。
9月に発売が始まったiPhone5sは、その解像度からグラフィックスコアは従来製品から多少強化されていれば問題のない製品だったと言える。
しかし、Retinaディスプレイを搭載しているiPadは、当初からグラフィックスコアを強化したコアが搭載されてきた。
恐らく、今回のiPadシリーズにはA7コアは確実に搭載されるものの、それのグラフィックスコアを4コア化したA7X(仮)が搭載されるのではないかと私は予測している。
64bit化されたコアだから問題ない、なんて事はあり得ない話で、グラフィックスに関しては何かしらのテコ入れが十分考えられる。
私が気にしているのは、そのグラフィックスにも関係するRetinaディスプレイそのものである。
一部のタブレット・スマートフォンでは既にSHARPのIGZO液晶を搭載し、その消費電力の低さによる長時間駆動を実現している。iPadシリーズは、従来から大容量バッテリーのおかげでかなり駆動時間が長いわけだが、この大容量バッテリーの影響で重量が嵩んでいた。今回のiPadでは“薄く軽く”という事を言っているという事は、IGZO液晶を搭載しているのではないか？ と予測するのだが、そのあたりが私としてはかなり気になるところである。
また、これも予想だがiPhone5sに搭載されている指紋認証も搭載されるだろう。よりセキュリティの高い製品にする場合は、これはもう避けては通れない。
全てにおいて、iPhone5sを基準に考えているが、iOS7を搭載している以上、そのあたりはどうしても似通ってくるハズだ。おそらく、iPhone5sに搭載されている機能のほとんどを搭載してくるものと考える。
もしスティーブ・ジョブズが存命であるなら、何かしらのサプライズも期待出来るが、今のAppleであればそのあたりの期待は薄いと考える。
ただ…私が実は一番期待したいものはiOS版Officeの登場だったりする。今はOffice365ユーザーのみの利用に限られているようで、なおかつ iPhone版しかないようだが、これがもしOffice365ユーザーという制限がなくなり、iPad版が登場したなら、Microsoft Officeの価値は一気に膨れあがるものと言える。
実際、私も業務等で利用する場合、一番の問題となるのがOfficeアプリが使えない事であり、ちょっとした編集などができるようなら、Bluetoothキーボードを使ってモバイルとして使う事だろう。
多分、私と同じような事を考えている人は他にもいるはずだ。
Microsoftにはぜひその方向を検討してもらいたいところである。
話を戻すが…どちらにしても新型iPadシリーズは発表されない事にはその内容を確定する事はできない。
少なくとも現行のiPadよりは良くなるだろうと考え、期待したい所である。
最近のコメント