Monthly Archive: 2月 2014

LDゲームがWindowsアプリに

その昔、ゲームセンターにLD(レーザーディスク)を媒体として作られたビデオゲームがあった。基本的にはLDで映像を流し、その映像の合間にレバーやボタンでアクションを入れるタイミングが現れ、一定時間内にそのアクションを採らないとミス、という感じのものだった。

あのDragon’s Lairが!

そのLDゲームの中でも難易度が高いと言われていたゲームに「Dragon’s Lair」というゲームがあった。
1983年に北米で発売されたゲームで、当時としては莫大なデータ量を誇るレーザーディスクを使用していた事で、ゲーム史上初の本格的アニメーションを導入できた作品でもある。
LDゲームのほとんど(というか多分全部)は、アニメーションをそのまま再生し、そのアニメーションの要所要所にコマンド入力タイミングを差し込み、そこでプレイヤーにアクションをさせ、その成否でゲームという体裁を採っている。
当時のゲームといえば、いわゆるファミコンレベルのものが当たり前の時代だから、LDゲームの滑らかなアニメーションはものすごく映えたし、魅力的だった。
しかもアニメーションさえ用意できれば、ゲームのシステムそのものはものすごく単純だから、ネタさえあれば量産が可能。まぁ、そのネタが売れるものかどうかが問題ではあるのだが、ゲーム開発という意味では比較的難易度の低いものと言える。
技術的にはそういったものだから、容量さえあればほとんどのプラットフォームに移植できるため、結果的にほとんどのゲームコンソールに移植されたと言える。
ただ、NES(ファミコン)やSNES(スーファミ)、ゲームボーイにも移植されたのだが、これらの機種ではLDゲームの容量は当然得られなかったため、似ても似つかぬアクションゲームとして移植されている。

そのDragon’s Lairが、Windowsストアアプリとして750円で販売されているという。
タイムギャルが出て欲しいなぁ
欧米だけでなく、日本国内版でも発売されているようで、無償のお試し版も存在する。
このストアアプリは対応プロセッサを「x86/x64/ARM」としていて、Windows 8/8.1の他、Windows RTタブレットでも動作するとしている。
基本的に映像を流し、それに合わせたアクションの割り込みであるため、ARMコアでも何ら問題なく動作するという事だろう。
ゲームにはオリジナル版とアーケード版というのがあるようだが…この二つの違いがどこにあるのかはわからない。多分、オリジナル版とはゲームセンターに登場したバージョンで、アーケード版というのは、Xbox Liveアーケードで発売されたバージョンのアレンジモードではないかと予測する。

これを機に他のLDゲームもWindowsストアアプリで…

Dragon’s Lairももちろん良いのだが、個人的には日本初のLDゲームもこういう形で再現して欲しいと思う。
昔はセガのMEGA-CDなどCD-ROMメディアの登場と共にLDゲームの移植がバンバン行われたが、今となってはそれも懐かしい話で、新しいプラットフォームに移植される事はもうなくなってしまった。
昔ほどの高額商品には出来ないだろうが、Dragon’s Lairのように750円程度であれば、まだまだイケそうな気がする。
ニンテンドー3DSのダウンロード専売タイトルである、セガの旧作シリーズ(スペースハリアーとかアフターバーナー2)は結構な数が売れているようで、シリーズが継続している。
もちろんプラットフォームは重要ではあるが、Windowsという新しい市場開拓の一貫として、Dragon’s Lairに続くのも良いと思うのだが…。まぁ、調査したわけではないため、販売数がどれだけの予想になるかはわからないが、話題にはなると思う。

タイムギャルとかロードブラスター、サンダーストームなど、当時名作と呼ばれた作品も多い。
また復活してくれると面白くなるのだが…どこか出してくれないかなぁ。

流行りはじめたスモールファクタ

Intel NUCやGIGABYTE BRIXなど、小型フォームファクタが流行り始めている。
といっても、この流れは今に始まったわけではないのだが、最近特にこのスモールファクタが注目されているのは、2.5インチドライブ内蔵タイプが発売されたからだろう。

SATAが使えるのはありがたい

GIGABYTEのBRIX Proの記事を以前書いたが、ここまでの高性能版ではない製品が先週末に秋葉原で登場し始めた。
Intel NUCはCorei3搭載型とBay-TrailのCeleron N2820を搭載する2タイプが発売され、GIGABYTEからはCorei7-4500U搭載型とCeleron 2955U搭載型が発売された。
明らかに高性能タイプと廉価タイプで棲み分けされた感じではあるが、共に2.5インチベイを搭載しており、今までのmSATAだけでなく1ポートのSATA3.0ポートが追加されたモデルである。
おそらく、ほとんどの人がこの2.5インチベイを搭載したタイプが今後の主流になると思っているだろうが、私も当然そう思っている。というか、小型フォームファクタは小さければ小さいほど良いのだが、それに伴ってストレージ容量が犠牲になるのなら、ある程度の大容量を確保した限界点のサイズが欲しいと、ほとんどの人が思うはずだ。
今回発売された2.5インチベイを搭載したタイプは、おそらくその限界点のサイズになるだろう。個人的には、もう少し高さがあっても良いとは思うが。

注目はBay-Trail搭載型

Intel NUCのBay-Trail搭載型「DN2820FYKH」は、おそらく注目の的になると思われる。
これからは2.5インチ内蔵がNUCの主流だろう
コアが新型Atomと同じ第3世代型であり、それでいて処理能力はSurface2でも分かる通り、かなりの能力を持っている。
消費電力はパッケージ全てを36wのACアダプタで賄うように作られてるため、mSATAがなく、2.5インチベイのSATA1基のみでストレージを賄わなければならないが、大容量の2.5インチHDDを載せておけばそれで能力的バランスは採れるだろう。
同梱されるドライバの問題で採用できるOSがWindows8以降でなければならないという制約はあるものの、もともと電力管理はWindows8以降の方が優れているため、方向性を決めた上での運用になるが、それで困る人はそうそういないハズである。
これにmini PCIeにWi-Fi/Bluetoothアダプタを実装していて、前述のACアダプタもついてくる。それでいて値段が16,000円弱~18,000円というから、コストパフォーマンスもかなり高いと言える。
他に用意すべきなのは2.5インチストレージとSO-DIMMメモリぐらいであり、ちょっとしたPCとして使用する上では何ら困る事のないベアボーンといえるだろう。
書いていて私も一つ欲しいぐらいである。

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またしてもガンダム外伝

初めてガンダム外伝という言葉のゲームが発売されたのは、セガサターン用の「ガンダム外伝~戦慄のブルー」ではないかと思う。
セガサターンの処理能力で精一杯と思われる処理の中でスピード感を出し、内容も面白かった…戦慄のブルーはそんな作品だったが、また新たにPS3用としてガンダム外伝が発売されるようだ。

ミッシングリンク

ミッシングリンクとは「(「失われた環」の意)生物の系統進化において、現生生物と既知の化石生物との間を繫ぐべき未発見の化石生物。」と広辞苑第六版では書かれている。
今回のガンダム外伝は、サブタイトルとしてミッシングリンクという題が提示されている。
この言葉が何を意味するものなのかはまだわからないが、一年戦争時の語られなかったストーリーが展開していくゲームらしい。
…ってか、今までの本題以外のガンダムのストーリーはみんな語られなかったストーリーではなかったか?
というツッコミは置いておくとしても、今回はサイドストーリーを紡ぎ、新たな一年戦争を知るという作りになっているようだ。

システムは3機一組のMS戦を進めていくアクションで、プレイヤーは3機のウチ1機を操縦する事になる。なお、途中で操縦する機体そのものを変更する事ができるようで、こういう作りだと聞くと、ジオニックフロントを思い出す。
ただ、今回のシステムの中でも特筆すべきなのは、宇宙戦があるという事。
今まで、ガンダムの操縦系アクションゲームでは、宇宙戦を想定したものはあまりない。というか、あるにはあるのだが、基本平面上での動きでの構成であるため、宙間戦闘という感じがしないのだ。
宙間戦闘がどこまでできるようになっているのか気になる所
果たして、今回のミッシングリンクはこの宙間戦闘をどこまで再現できているのか?
気になる所である。
とりあえず、第一弾PVも公開されているため、イメージを掴んで欲しい。

機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク 公式サイト
http://sidestory.ggame.jp/jp/

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電脳コイルを久々に観た

この作品、ホント良く出来てると思うのだが、今一つみんなの記憶に残っていないように思う。
Google Glassとか、Sony Smart Eyeglassとかを見ると、電脳コイルのような時代がやってくるのかも…と期待したくなるのだが…

ガルパンなどは未だに地域密着型だが…

ガールズ&パンツァーの舞台である大洗町は、未だに聖地巡礼の人が訪れ、地域の売上に貢献しているらしい。しかも、行く人になるとほぼ毎週とか、月に一度は間違いなくとか、そんな感じで、時々有名マンガ家や著名人に会う事も多いようで、今や大洗町の住人以外にも大洗町人が増えている…そんな感じらしい。
これは、かなり特殊なケースとは思うが、アニメとコラボレーションした最も良いケースではないかと思う。
らき☆すたの鷲宮神社もそうだったが、こうしたコラボレーションによって地域活性化が行われるというのは、アニメだけの話ではなく、いろんなコンテンツでも行われているビジネススタイルだから、もっと行われれば良いと思うのだが、成功例もあれば失敗例もあるわけで、ガルパンは特に上手くハマッた、という事なのかもしれない。

タイトルの「電脳コイル」だが、これにも舞台となる大黒市という街があるのだが、残念な事に架空の街という扱いになっている。当然だが、おそらくモデルになった街があるはずだが、残念ながらそれが公になっていない為、ガルパンのような町おこしとは全く無縁に終わっている。
もし、私はこの電脳コイルの舞台が架空都市でなく、実在都市だったなら、きっとIT先進都市としての町おこしが行われたのではないかと思えて仕方が無い。
まぁ…モデルの一つとして福井県鯖江市があるにはある。鯖江市はチタン加工で有名なところで、メガネのフレームなどで有名な所だからだ。その為、鯖江市自体はコラボレーションをしている事もあるが、残念ながらガルパンのような力強さがない。それは、町の描写に酷似したところがないからであり、作品の中に溶け込んでいないからだ。ファンというのは、そういう所へのツッコミは激しいのだ。

話を戻すが、この電脳コイルの世界は、Google GlassやSony Smart Eyeglassが目指す先の形ではないかと思えるのだ。
近未来はこうなって欲しいと思えて仕方が無い

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