(function() {function signalGooglefcPresent() {if (!window.frames['googlefcPresent']) {if (document.body) {const iframe = document.createElement('iframe'); iframe.style = 'width: 0; height: 0; border: none; z-index: -1000; left: -1000px; top: -1000px;'; iframe.style.display = 'none'; iframe.name = 'googlefcPresent'; document.body.appendChild(iframe);} else {setTimeout(signalGooglefcPresent, 0);}}}signalGooglefcPresent();})(); 今更ながらVer 2.0 | Angel Halo | 2024

今更ながらVer 2.0

Olympus OM-D E-M1のファームウェアがアップし、Ver 2.0となった。

今更ながら振り返る

ファームウェアがアップした。
この話が正式発表した後、とりあえずファームウェアアップデートをするだけしていたのだが、正直、その中身まで詳しく見てはいなかった。
というか、これでもか、というぐらいいろいろな箇所が改善されていて、大枠ではライブコンポジットが追加になり、デジタルシフトでシフト撮影が可能になり、アートフィルターが追加になった、ぐらいしか確認していなかった。
これらの機能も、使ってみた、というわけではなく、使えるようになった事だけを確認したのみで、実際に使ったわけでもない。
実にもったいない話だが、バージョンアップ後に撮影する機会がなかった事もあって、そのままになっているのである。
そんな中、Ver 2.0の機能を今更ながら説明してくれてた記事があったため、私ももう一度しっかり覚えておこうと思った。

ITmedia 注目の4機能を解説
http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1410/23/news045.html

明るすぎない夜景撮影

普通、夜景を撮影する時はシャッタースピードを落とし、露光時間をとにかく長くとる事になる。そうすると、当然背景も明るくなり、夜景なのに夜景らしくないなんて事もあったりする。
ライブコンポジット機能は「比較明合成」と言われる機能で、連続撮影した画像を多重露光と同じように重ね合わせるのだが、その合わせる部分が比較対象と比べて明るい部分のみであるため、背景が明るくならないレベルで光の移動などを撮影する事ができる。
今更だが、実によく出来た機能である。これによって、夜間撮影が随分と面白くなる。光の軌跡を撮るには実に最適な機能と言えるだろう。
ただ、この機能、普通にON・OFFすればよいという機能と違い、使い方に説明が必要になる。
マニュアルを見ずにこの機能を使える人は…多分いないんじゃないだろうか?
使い方はというと、マニュアル露出モードでどんどんシャッタースピードを遅くしていくと、この「LIVECOMP」という文字が出てくる。これを選ぶとライブコンポジット機能である。
…露出モード使わない人だと見つけられんな、これはw

パートカラーは面白い

追加されたアートフィルターは2種で「ヴィンテージ調」と「パートカラー」になる。
この中で私が特に面白いと思っているのが「パートカラー」で、画像の中の特定の色だけを再現し、他をモノクロにするアートフィルターである。
よくCMなどで飲み物の色だけがカラーで、他がモノクロ…なんて映像があるが、あのような写真が撮れるのである。
魅せる、という写真を撮る場合に特に有効に働きそうなアートフィルターだと思う。
これでアートフィルターも全部で14種くらいになった為、見せたい効果としてはそれなりに揃ったのではないかと思う。
その時々に応じて、色鮮やかにしてみたり、ジオラマ風にしてみたり、と、劇的変化ではないレベルで画像を手軽に加工できるのは、実に面白いと思う。

パースの狂いはあり得ない

他に追加された機能として「デジタルシフト」がある。
シフト撮影とは、見上げた時などの画角により、建物の柱などが曲がって見える現象を補正してしまう機能で、この機能の為だけの専用レンズも存在する。もちろんそんなレンズはものすごく高価であり、おいそれと一般人が手を出せるレンズではない。
またデジカメになってからは、画像として出力した後に、加工ソフトで手を加える事はできるようになったが、撮影後の加工であるため、必要な画角が得られなければ上手くいかなかったりするケースもある。
しかし、デジタルシフトでは、実際にその効果をEVFや液晶画面で確認しながら撮影できる。
建築系の撮影に威力を発揮するこの機能は、構造物撮影をより面白くしてくれるだろう。

そのほか小さな改善点

細かい事を書き出すとそれはそれで大変な数になるので、自分なりにコレは…と思うモノをピックアップ。
まずはEVFのフレームレートが高速化した事はとても有り難い。0.016秒に短縮できた事で、動きのあるものを捉えやすくなった。もともと、ハードウェアとしてそれぐらいの処理能力は持っていたのだろうが、ソフトウェア側で上手く最適化できていなかったのかもしれない。
また、HDR撮影時に露出補正ができるようになったのも有り難い。微妙な調整がHDR撮影でもできるとなると、より鮮明な絵が得られる事になるだろう。
それと、シーンモードとして流し撮りが加わっている。何気に便利機能である。
また、あまり使う事はないかもしれないが、ムービーエフェクトとして「オールドフィルム効果」が追加されている。昔風の動画に加工できる事で、演出側も面白い効果が期待出来そうである。
その他、使い勝手が良くなるような変更点がいくつか追加されている。

それと…プロならばまずこれが最初に挙げられるだろう追加機能もあって、カメラコントロールシステムが加わった。
これはPCとUSB接続し、カメラからもPCからも操作できるようになる機能で、専用ソフト上でよりきめ細かい設定で撮影できる機能である。プロからの要望で追加された機能らしく、スタジオ内で絶大な威力を発揮する機能追加である。

こうしてみると、確かにメジャーアップデートらしく、26項目ぐらいの追加・変更点が加えられている。しかも、ただの機能向上に留まらず、まるっきり新しい機能を追加するという方法は、デジタル処理で画像をコントロールしているデジカメならではの事である。
今度、名古屋に行くことがあるため、ちょっと持ち出してこれら新機能を試してみようかと思っている。
ただ、私の場合はまずカメラ撮影の基本を押さえる必要がある為、追加機能云々というより、原点をまず見ろ、という事になるのかもしれない。
いやはや、カメラは奧の深いモノである。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitter で
Share
アバター画像

武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

You may also like...

2 Responses

  1. ruser より:

    良いですねぇ、Ver2.0。
    私もカメラの色々な機能を使ってみた程度で、基本的な撮影機能を使える様にするだけで手一杯でした。
    EーM10の目玉機能であるライブコンポジットもほとんど使ったことありませんw
    今後はシーンモードやアートフィルターでの表現方法の拡大を視野に入れようとし始めたところです。
    デジカメ始めてまだ半年程度ですが、奥の深さにドはまりしてます。
    レンズ沼の深さにもw

    最初のトリガーを引いた(引いてくれた?)武上さん、是非ともご一緒に深みに参りましょうじゃないですか!w

    • アバター画像 武上 より:

      できる事が多いのは良い事ではあるものの、使いこなすのはかなり難しい。
      今回のver2.0はまさにそんな感じのアップデートのような気がします。

      でも電子的な部分での機能強化をアップデートで詰め込めるようにするには、予めそれだけのメモリ空間を用意していたという事であり、元々これは想定されていた事だったのかもしれません。
      というか、今後出てくるフラッグシップ機は、ファームウェアのメモリ容量に余裕を持たせた形が当たり前になるのでしょう。

      今私が気になるのはE-M5で、後継機がどんな形で出てくるのか? はたまたどんな位置付けで出てくるのか? それが気になります。
      型番から考えればフラッグシップという位置付けではないとは思いますが…どうなるのやら。

ruser へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントは承認待ちです。表示されるまでしばらく時間がかかるかもしれません。