吉田カバンから財布を買った。長年使っていた長財布からの切替である。
PORTER CURRENT WALLET
昨年…だったと思うが、家族用に吉田カバンから二つ折りの財布を買った。
それも確か商品名は“PORTER CURRENT WALLET”だったと思うが、同じ商品名でも違う型番があり、今回は財布表面の革にヘアライン加工している財布を購入した。
今まで使っていた長財布は、自分の中でもかなり長期に渡って使い続けた財布で、社会人になってすぐくらいの頃から使っていた財布である。
この財布、実は前々職の時に会社行事でお台場に行った際、駐車場で落とした事があり、落とした財布が何も欠損する事なく戻ってきた、という想い出もある。ある意味、縁起物みたいなものでもあったのだが、流石にいろいろな所が痛み出してきたため、切り替える事にした。
ま、切り替えた事で心機一転という事も狙いの一つである。
今回購入した財布は、吉田カバンの中でも商品番号が“052-02204”というもので、二つ折り、表面ヘアライン加工という特徴がある。
商品ページに使われている画像を見れば機能的な所は一通りわかる。二つ折りであるため、横からお札を入れ、側面には小銭入れとカードポケットが付く。
小銭入れは上側に開くタイプで口が大きく開くのが特徴。またカード入れも裏側に追加でカードを入れたりできるため、結構な収納力がある。
まぁ、このように商品ページでは多機能に言われるコノ手の財布だが、実際使うとどうなるのか?
今回はそういう視点で実際に手にした私の感触を書き留めてみたい。
収納力が多いように見えるが…
この先、私のコメントは比較的マイナス的イメージで書くことになるが、決してこの商品がダメなものだとは思っていない、という事だけ先に言っておきたい。
他の商品を選んでも同じ問題は出るだろうし、この商品はそれら問題を持つものの中でもかなり頑張って作られているものだと思っている。この点、勘違いしてしまうと、この商品がまるでダメなもののように思われるため、そうではない事だけ覚えておいて戴きたい。
まず、このPORTER CURRENT WALLETだが、二つ折り財布として実にスタンダードかつ手堅い作りである。
新品の割に革も堅すぎることもなく、お札も小銭もカードもすんなり入る。
だが、実際現状使っている環境をこの財布に移動しようとすると、カードポケットが少ない事に気がつく。ポケットで4枚、その裏側を使ったとしてもあと3~4枚程度入るぐらいである。
昨今、ポイントカードと呼ばれるものが多種多様に存在するが、そういうものを入れるとなるとそれでもポケットの数は少ないように思える。
まぁ、このポケットを増やすと別の問題がでるのだが、それは後述する。また、このカードポケット、カードサイズに合わせて作られているのだが、ここにも多少問題がある。
余裕があまりあるとは言えないポケットサイズで、カッチリ収まる良さはあるものの、カードの出し入れが困難になってしまっている。
いざレジ前でカードを取りだそうとしたり、ATM前で取りだそうとしたら、カードの取り出しに多少時間がかかるのは間違いない。
これは使い続ける事で革が柔らかくなったとしても、おそらく取り出しはあまり変わらないと思う。それぐらい基本的な問題である。
二つ折りというという事
さて、前述した内容ではカードポケットの数が少ない、という事を問題として取り上げたが、ではカードポケットが今よりずっと多いとそれで良いのか? というと、実はそうでもない。
カードポケットを増やせば、今以上にかさばる事は間違いない。そうなるとどうなるか?
答えは簡単。二つ折りの財布の厚みがドンと増すのである。
だからカードポケットの数を無闇に増やせば良い、という問題でもないのである。
おそらくメーカーである吉田カバンもこの辺りを苦慮したに違いない。
カードポケットを増やせばそれだけ厚みが増してしまうため、最低限の所でカードポケットを押さえた可能性がある。
また、このカードポケットの反対側(裏側ではない)、小銭入れだが、小銭の量が増えても、二つ折りの厚みがドンと増してしまう。
また、この小銭入れの裏側にもカードを入れたりするポケット的収納があるのだが、ここに堅めのカードを入れると、余計に小銭と干渉して二つ折りの厚みが増してしまう。
恐らくこれは二つ折り財布の宿命的な問題とも言えるかも知れない。
ちなみに私の環境では二つ折りするとこんな感じになってしまう。若干開き気味になっているのは、カードの多さと小銭入れ問題の為だ。
それでも良いものは良い
と、マイナス的な事を書き続けたが、基本的にモノはとても良い。
細かい作りもシッカリしているし、長持ちしそうな感触はある。
さすがは日本製と言った所だ。
革の表面のヘアライン加工も滑りにくい効果もある。但し、前述したようにヘアライン加工していない商品もあり、そちらの方が革の質感はよく出ている。
これが家族用に買った同名商品である。色味といい、艶といい、こちらの方が革製品の良さが十分出ている。
但し、感じ方は人それぞれだと思うし、好きな方を選べばよいと思う。
たまたま、ウチは両方買う事があったため、比較する事ができただけの事であり、実際に手にとって選べる環境であるならば、好きな方を買えば良い。
商品自体は価格対効果は十分あるだろうと思うし、他人にもお勧めできる逸品だと思う。
以前のブログで紹介された時から気になっていて
去年の11月に「PORTER ワンダー342-03840」のネイビー色
を購入して使ってます、まだ4ヶ月ですがコレは良いですね
質実剛健と言うか縫製がしっかりしていて長く使えそうです。
返信
WONDERはカードポケットがかなり拡充されてるんですな。
小銭入れがCURRENTと同じタイプならWONDERでもよかったんだけどなぁ。
とりあえず私はパスケースを別にもちあるいてるので、それでカバーする事にしました。
吉田カバンは昔から日本での製造に拘ってる…というのがウリで、飾り気はないかもしれないけど質実剛健、目的は確実にこなす的なスタイルなのが好感が持てます。
海外の手作り革製品も良いですけど、海外のは手入れする事を前提としたものなので、メンテが悪いと結構見た目に早く痛み出します。日本製は結構フリーメンテっぽい使い方でも長持ちするので、私には向いてるかもしれないなw
返信