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ウルトラワイド液晶の新型

韓国LG Electronicsから新型の34型湾曲ウルトラワイド液晶が発売となった。

何が違うのさ?

韓国LG Electronicsから、新型の34型湾曲ウルトラワイド液晶モニター「34UC87M-B」が発売となった。
使用している液晶パネルはアスペクト比が21:9の非光沢AH-IPSパネルで、スペックを確認したところ、以前発売した「34UC97-S」と何も変わっていないように見える。
いろいろ調べて見たところ、別売りオプションのスタンド「AMS8700」を利用することで、「34UC87M-B」を縦に2台並べることが可能になる、という事と、スタンドに付属のリモコンを利用して、本体を直接コントロールせずにOSDを変更することができるといった違いがあるようだ。
パネル自体の違いを比較してみると…今回の34UC87M-Bはノングレア液晶になっているという事、コントラスト比の最大値が最大1,000,000:1(通常1,000:1)と前機種である34UC97-Sと比較して2倍になった、という違いがあった。
だが、そもそもこの違いは技術的に極端に進化した…というものではないように思える。というのは、ノングレア液晶は表面処理の違いであり、コントラスト比の最大値にしても、通常時は変わらず1,000:1であり、最大時の違いはおそらく数値で言うほどの違いにはなっていないハズであり、パネルの違いというよりはそのコントローラーの違い、という事ではないかと考えられる。
という事は、おそらくパネル自体は同じものではないかと推測される。
まぁ…ノングレア液晶が欲しいという人には良い選択肢が増えたと思うが、たしか前機種も謳っていないだけで「ノングレア処理」されていたように思うのだが…。パネル変わらず…でもスタンドが!だが、画像を見て気付いた。
コイツ、前機種とスタンドが違うぞ? という事で調べて見たら、本体サイズが幅831×奥行き241×高さ461~601mmと高さが変えられるようになっていた。
以前の34UC97-Sではスタンドの高さは固定だったのだが、どうやら34UC87M-Bはスタンドの高さが可変になったようだ。
これでようやくDELLのU3415Wに並んだ…という事か?

三つ巴の製品

前述したように、この34UC87M-Bの登場で、34型湾曲型ウルトラワイド液晶は3機種が選べるようになった。
LG製品として今回の「34UC87M-B」と前機種の「34UC97-S」、そしてDELL製品の「U3415W」である。
ではこの中でどれが一番の選択肢になるのだろうか?
まず一番最初に除外される製品は、間違いなく「34UC97-S」ではないかと思う。
何と言っても、この製品のみ高さが可変ではなく固定になってしまっている。性能云々の前に、使い勝手の面で脱落である。
では「34UC87M-B」と「U3415W」ではどちらがよいのか?
パネルだけの話をすると「34UC87M-B」の方が良いかも知れない。というのは、この34型湾曲液晶はLGからDELLにOEM供給されているものであり、LGの方がこのパネルの技術的知識は上であり、それがコントラスト比の最大値(ダイナミック値)に現れている。
「34UC87M-B」が最大1,000,000:1(通常1,000:1)であるのに対し、「U3415W」は最大200,000:1(通常1,000:1)となっている。LGの前機種「34UC97-S」でも最大500,000:1(通常1,000:1)と、実はDELLのU3415Wよりは最大コントラスト比は上だったのだが、もちろんこれはパネル性能をそれだけLGの方が引き出していた、という事の証しでもある。

だが、最終的に私がどちらを選ぶかと言えば、DELLのU3415Wを選ぶだろう。液晶モニターは確かにパネルが最重要ポイントではあるが、それ以外の使い勝手、特にインターフェース類も重要と言えるからだ。

DELL「U3415W」を選ぶワケ

DELLというメーカー、実は私個人で言えばあまり好きなメーカーではない。
もちろんLGも好きではないのだが、今や液晶モニターを選ぶとなると、一部の高級機種でない限りは日本メーカーを選べなくなってしまっている。
そりゃEIZOとかNECとか超高級機は良いのだが、とても手が出せる価格帯のモニターではなくなってしまっている。
となると、DELLやLGで選ぶしかないワケで、とりわけウルトラワイド液晶というジャンルはこの2社ぐらいしか手を出していない。そもそも選択肢がこの2社しかないのだからら、その中からDELLを選んだとしてもそれは仕方のない話だ。

ではどうしてこの34型ウルトラワイド液晶モニターにおいてDELLのU3415Wを選ぶのかというと、そのインターフェースの違いからくる。
34UC87M-BはThunderbolt端子を2つ搭載しているが、そもそもWindowsマシンではあまり意味がない。
HDMI端子は共に搭載されているがLG機はver1.4に対し、DELLはver2.0を搭載しているという違いがある。
また最近の液晶モニターにはUSBハブ機能が内蔵されているものが多いが、LG機はUSB3.0のダウンストリームが2ポート、アップストリームが1ポートとなっているが、DELL機はダウンストリームが4ポート、アップストリームが2ポートと単純に倍加している。
USB3.0は転送速度の問題からポート数が多ければ良いというだけの問題ではないのだが、多いに越したことはない。
こうしたインターフェースまわりを見ると、どうしてもDELL機の方がメリットが多く実用的と言える。

そして何より一番の理由は、DELL「U3415W」は既に公式サイトで購入しても10万円を下回る価格で提供されており、プレミアムパネル保証を標準で付けてきているという事実もある。
ダイナミックコントラストは今回の新型であるLG「34UC87M-B」の1/5しかないかもしれないが、それを補って余り有る実用度と価格の魅力で考えれば、DELL「U3415W」を選ばない理由にはならないと思う。

と言うわけで、LGから34型ウルトラワイド液晶の新型が出たというので、期待したのだが、実際はDELLにちょっと近づいた程度のものでしかなかった。
個人的には34型で3840×1640ドット辺りのパネルを搭載した新型が登場して欲しかったのだが…。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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