正式版が配信開始。
自作PCをシミュレート
以前、当Blogでも「PC Building Simulator」の事は扱ったことがある。
Steamでダウンロード出来るPCゲームで、その内容はPCを修理したり設定をしたりする仕事を請け負うもので、自作PCの知識を追体験できるシミュレーションである。
以前までは早期アクセスという扱いだったのだが、この度正式版として配信が開始されたという事である。
自作PCの知識があれば、迷う事はない内容なのだが、逆に自作PCの知識がなければ、その知識を学ぶことのできるシミュレーションゲームで、CPUクーラーにグリスを塗ったり、パーツ毎に配線をしたりとできる事がかなり細かく用意されたゲームである。
多数の実在PCメーカーとコラボしていて、どこかで聞いた事のあるメーカー製のパーツを使ったりしてPCを組立てたりする事ができる。
フリービルドモードは、まさしく自由にパーツの構成ができるモードだが、キャリアモードという個人パソコンサポート運営を行うモードもある。
このキャリアモードでは、顧客からいろんなトラブルを抱え込んだ依頼が舞い込み、それに対応するためにPCパーツの交換をしたり、時にはソフトをインストールして対応したりする。
正常動作するかを確認する為に、仮想PCでベンチマークソフトの3DMarkを実行したりする必要もあったりして、かなり本格的にPC知識を運用して対応していく必要がある。
もちろん、そうした依頼は初期の頃は簡単なものばかりだが、次第に難易度も上がっていく。最初は資金も乏しいので簡単な依頼から請け負っていき、パーツ代を稼げるようになったらパーツを購入して修理する依頼を受けていく事ができるようになる。
PCの自作経験のある人なら、そんなに迷う事なく依頼を達成していけるだろうが、知識がない人であっても、いろんなヘルプで対応していけるので、遊びながらPCの知識を学んでいけるというのも、本作の面白さである。
RTXシリーズも
今回の正式版では、新たにGeForce RTXシリーズのパーツが登場したり、Thermaltake、Deepcool、GamerStormなどの各メーカーパーツが追加されたりと、コラボメーカーが追加されている。
また、正式版になった事でSteam実績が実装されていたり、ゲーム内アプリのUIが刷新されていたりとあらゆる所にテコ入れがなされていて、今後もコラボメーカーの追加やパーツの追加などが行われる予定のようである。
また、キーボードやマウスなどの周辺機器の実装も予定されているという事なので、キャリアモードで更なる細かい依頼が舞い込みそうである。
正式版になった事で、Steamストアでの価格は2,050円という事になったが、2月6日までは10%OFFの1,845円で購入が可能。
また、オリジナルサウンドトラックとゲーム内で使用できる特別デザインのPCケースデータなどが同梱された「Overclocked Edition」も配信され、そちらは8%引きで提供されている。
見た感じ、コツコツと積み上げていくタイプのゲームではあるが、自分が組みたいPCのシミュレートもできるという面白味もあるので、興味のある人はプレイしてみてはどうだろう?