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Daily Archive: 5月 30, 2021

GPU高騰の不思議

発表時の価格から比べて倍ぐらいの値段になっている不思議。

品薄が元凶なのか?

昨年から続いている半導体不足は、何も自動車産業だけが影響を受けているわけではない事は、当Blogに訪れている人であれば理解されていると思う。
PS5やXbox Series X/S、AMD製CPUやGPU、NVIDIA製GPUも間違いなく影響を受けているし、おそらく製造工場が異なるIntel製の半導体も影響を受けているだろうと思う。
これら半導体不足から、なかなか供給されないという事実はまぁ理解できるとして、どうしても理解が出来ない事が一つある。
それはGPUだけが何故か価格が高騰したまま元に戻らないという事である。
PS5やXbox Series X/Sに使われているAPUは、おそらくソニーやMicrosoftに販売されている価格そのものは変わっていないだろうと予測する事しかできないが、これらは供給量が追いついていない関係から転売価格に悩まされる事はある。だが、それらはメーカーが意図的に価格上昇させているわけではないので、価格が高騰している理由は事情がちょっと異なる。
一方、自作PC市場でのCPU価格は、これも製品発表時の価格から大きく外れてはいない。AMD製CPUは、値動きが一切ない事はあっても、堅調の価格は維持されている。
しかし、何故かGPUだけは当初の発表価格より実際に市場で販売されている価格が異常なまでに上昇し、それが依然として変わっていない。
おそらくこれはNVIDIA製もAMD製も同じだろうと思うが、ハイエンドクラスと言われているGeForce RTX 3090系や3080系、Radeon 6900XTや6800XTなど、当初の価格の2倍ぐらい(或いは1.5倍程度か)に膨れあがり、何故か後発のランク下GPUの価格がちょうど一つ上のランクの価格で販売されている。
ここでは私が理解しやすいAMD製GPUで考えていきたい(他サイトではNVIDIA製が圧倒的多数だと思うので…)。

発表時は…

現世代のAMDビデオカード最高峰のRadeon RX6900XTだが、国内販売がスタートしたのは2020年12月11日となっている。
その時の店頭価格は、税別で129,800円、税込でも142,780円という価格だった。
で、現在の価格はというと、メーカーによって価格は異なるのだが、一番安いモデルであっても192,800円(税込)と、1.35倍、高いモデルだと248,000円(税込)と実に1.73倍にまで価格が高騰している。
6900XTの価格推移グラフまた、一つ下のモデルになるRadeon RX6800XTは、2020年11月20日には国内の店頭でも販売が開始されていて、その時の価格は87,980円(税込)~94,380円(税込)、という価格だった。
で、現在の価格はというと、一番安いモデルであっても164,450円(税込)と一番安いモデルでの比率で1.87倍、高いモデルで182,028円(税込)と1.93倍ほどに高騰している。
その下のモデルであるRadeon RX6700XTは、発売当初から77,000円(税込)~112,800円(税込)と、当初から価格が高めに設定されている。
これは発売が始まった時期が2021年3月と上位2モデルよりも3~4ヶ月遅かった、という事が理由と考えられるが、この3~4ヶ月の間に、GPUの価格設定の基準値が大きく変わったと言わざるを得ない。
モノがないから価格が高騰する、という市場原理は理解するが、元に戻らないほど品物がない、という事が、今も続いているから、価格が元に戻らないのだろうか?
問題は、もし価格が元に戻ったとしたら、上位モデルであるRadeon RX6800XTと6700XTとの価格差が1~2万円程度、場合によっては逆転現象が起きる可能性もあるわけで、6700XTの価格を見る限り、もう6800XT等の価格は元には戻す気が無い、としか考えようがない。
全く以て酷い話である。

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