テレワーク

いよいよ、私の勤め先でもテレワークへの対応を本格的に乗り出した。

重い腰が上がった

私は、そんなに知識もなくまた技術もないのに、勤め先のシステム管理者などというものをやっている。
それ故に、サーバの運用やメンテナンス、通信機器の設定管理などIT関係のいろいろな業務を通常業務と併行して行っているのだが、オミクロン株の本格的な広がりから、勤め先もようやく本格的なテレワークへ乗り出す事となった。
今まで、限定的にリモートワークが可能な状態は作っていたものの、予算の関係などいろいろな障害から、本格的なテレワークという動きにはならなかった。
ところが、ここ最近になって今までより感染拡大が大きくなると、そうも言っていられない。そう判断したのか、ようやくテレワーク環境の構築を急げというお達しがきた。
正直、遅いよ…とも思うが、やらないよりはマシ、という事で、現状可能な範囲でいろいろな実験を開始した。

基本はある

私の勤め先は、富士フィルムのBeatという、不正アクセス対策のハードウェアファイアウォールを導入している。
これを導入する時も随分と上層部を説得したのだが、これを投入していた事で、50人までは外部から社内サーバへアクセスできる事がわかっている。
実際、私も自宅から社内へアクセスできる状況にしていて、以前から限定的に外部からのアクセスが必要な人にこの機能を解放していたのだが、何分50人までという限定数の為、今回のリモートワークに関して、その50人を選出しなおす、という事となった。
ようやく進んだリモートリモートワークが特に必要な人、または現場にいなくても問題のない人、という人達が優先的になるのだが、それによってファイルアクセスに関してはリモートが可能になる。
だが、問題は社内アプリケーションを使用しないといけない、という人たちである。
この場合、社内のPCをリモートアクセスする事で解決できるのだが…このリモートアクセスで躓く事が多々ある。
実際、私は会社から支給されているPCに自宅からリモートアクセスしたのだが、リモートできない、という結果である。
自宅からファイルサーバを管理しているサーバにはリモートアクセスできるのに、自分のPCにアクセスできないというのも変な話である。
で、いろいろ探っていく内に重要な事を思い出した。

勝手に起動するPC

実は…過去に当Blogでこんな記事を書いたことがある
これは、就業後にPCをシャットダウンして帰宅しているのに、翌朝出社するとPCが起動していた、というその理由と対策を書いた記事だが、HPのPCはバグか何かで、ブロードキャストパケットの中の特定のパケットをWake on LANの信号と間違えて起動するらしいのである。
その為、私がBIOSレベルでWake on LANの機能を切った事があったのである。
この事をすっかり忘れていて、起動しない、と言い続けていたりしたわけである。
また、他にも私が社内PCに導入しているセキュリティソフトのESETでも、リモートアクセスをブロックする可能性がある。これも忘れていて、設定を変えた。
今まで、こうした事が過去にあったことをすっかり忘れていたので、そりゃWake on LANの機能が働かないのは当たり前である。
まだ、その機能を回復した後のテストをしていないので、それはこれからになるが、これが実現できれば、テレワークはもう目の前である。
ま、ファイルサーバにアクセスできる環境はすでにあるので、今の状態でも私の場合はテレワークが可能なのだが、できればリモートデスクトップで全ての事をリモート化したいな、と。

まだまだ私自身が追いついていない。
こうした知識を得る事も、技術を知る事も足りていない。
IT技術者が世の中少ないというのは、このあたりが難しいからなんだろうな。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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