ARMORED CORE 6

10年ぶりのメカアクションは期待の超大作。

Steam版、購入

ARMORED COREシリーズは、実の所第一作目から知っていた。
PlayStationで発売され、独自のメカを組み合わせて遊ぶメカアクションだという事で、興味はあったものの、私自身、最初の3~4作目くらいまではスルーしていた。
スルーしたくてしていたワケでもないが、他に遊びたいソフトなんかもあって優先順位が高くなかったのである。
そして私が始めてプレイしたARMORED COREシリーズは、PS3で発売されたARMORED CORE for Answerだった。
ARMORED COREシリーズはそれぞれストーリーはシリーズとして関連はありつつも繋がっていないという特徴を持つが、ARMORED CORE for Answer(ACfAと略)はARMORED CORE 4の前日談である国家解体戦争から数十年後の世界を舞台としていた続編という位置付けで、多少ARMORED CORE 4を知っている方が理解の早いタイトルだった。
珍しく、ACfAはマルチエンディングが採用されていて、プレーヤーの選択でシナリオが分岐する仕組みだった。
PS3でのARMORED CORE作品という事もあって、アームズフォートという最大7kmというとんでもなくバカデカイ敵が登場し、ヴァンガード・オーバード・ブースト(VOB)による時速2,000kmでの高速移動による戦闘が盛り込まれたタイトルで、そのインパクトはズバ抜けていた事を記憶している。
難易度は…正直最初は付いていけないレベルで、知人とのマルチプレイでようやくミッションをクリアできたような感じだった。
ただ、この作品でARMORED CORE作品がとても面白いという事を知り、その次作であるARMORED CORE V、その次にあたるARMORED CORE VERDICT DAYも順当にプレイしてきた。
こちらはACfAよりもスピード感はないシステムだったが、戦闘モードとスキャンモードを切替えながら、索敵をして戦闘を有利に進めていくなどのアクションよりも戦略や戦術といったものを取り込んだ作品だった。
ARMORED COREシリーズはこのようにタイトル毎に方向性がいろいろと異なっている事から、ナンバリングタイトルだったとしても前作の慣れが次作にも持ち越せないといった特徴もあり、10年ぶりの新作となる今回のARMORED CORE 6も前作の慣れは全く無意味な作りと言えるかも知れない。
期待の超大作
で、今作はPS5、PS4版となるPlayStation版以外にも、Xbox series X/S、Xbox One版、Steam(PC)版が発売されるので、今回私はSteam版を購入した。
GeForce RTX 4070Tiの性能を引き出すタイトルとしては最適なタイトルになるのではないかと予想している。

先行動画で期待が膨らむ

今回、10年ぶりの新作という事で、期待している人も相当に多いのか、YouTubeで先行動画が公開された途端、その再生数がとんでもない事になっている。
しかも予約が始まった時には、Amazon.co.jpでは予約開始と共に数時間で一度予約受付が停止したほどで、その人気の高さが垣間見えた。
発売が近づいた今では、いくつか先行動画も公開されているのだが、その先行動画を見るとその面白さがさらに際立つ事に。
動きを見ているとACVよりも速く、ACfAよりも遅いという感じで、適度な速さとアクション性を備えている事がわかる。
マップも結構広大で、ミッションが次々と流れていく感じがとてもいい。

実際に動画を見てみればわかるが、これだけでも面白さは伝わってくる。
イマドキ、メカものゲームなんて…と思う人もいるかもしれないが、私からすると今だからこそメカものではないかと思う。
何しろ、メカを扱った作品があまりにも少なすぎるのだから。

よく考えたら…

ARMORED CORE作品が、直系ナンバリングタイトル以外の派生作ふくめて24作ほど存在し、今回のARMORED CORE 6で25作目になるわけだが、PS4でプレイできる作品は実は今回のARMORED CORE 6が最初になる。その前の作品となると、PS3とXbox360のタイトルとなるのは自分でも意外だった。
それほど長きにわたって続編が登場していなかった、という事だが、その間にフロム・ソフトウェアはデモンズソウル、ダークソウル、SEKORO、エルデンリング等の作品を発表しているわけで、今やフロム・ソフトウェアのタイトルはどちらかというとそちらがメインといったイメージすらある。
ARMORED COREシリーズはソウルシリーズよりも歴史の長いタイトルで、フロム・ソフトウェアの中ではいろいろと実験的要素を多分に盛り込んだが故に、タイトル毎にいろいろな違いが内包されたタイトルと言える。
今回のARMORED CORE 6は、逆にソウルシリーズの積み上げてきたものを取り込み、今までのARMORED COREシリーズの良さと掛け合わせた作品になっているという。
つまり、メカものといいつつも、射撃戦のみならず、接近戦にはソウルシリーズのノウハウが詰め込まれた作品とも言え、個人的にはかなり期待度が高い。
ブーストで急接近してブレードで斬る…ACVでもやっていた戦法だが、ACVでは若干の躓きを感じていた戦い方でもあった。
それが今作ではどのように変わっているのか? 実に気になるところである。

というワケで発売は8月25日。
まだ予約していない人は、今からでも間に合うハズ。予約特典では予約特典限定のデザインのパーツがインゲームアイテムとして付いてくる(パーツそのものはゲームを通常進行していれば手に入る)。
取り損ねないように急ぐのだ。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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