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Daily Archive: 11月 24, 2023

Zen4のThreadripper

無印Threadripperは2020年以来の登場。

一般人には不要のもの

AMDがThreadripper 7000シリーズを11月22日に投入、ラインナップが更新された。今回のThreadripperは「Ryzen Threadripper PRO 7000WXシリーズ」および「Ryzen Threadripper 7000シリーズ」と、Proが付くバージョンと無印のバージョンが存在し、無印はZen2時代のThreadripper 3000シリーズ以来となる。
Proと無印では最上位モデルのスペックに差はあるが、そもそもThreadripperそのものがHEDT(ハイエンドデスクトップ)向けとされている。そこにProと無印に分ける意味はあるのか? と私などは思うのだが、世界には金持ちはいくらでもいるわけで、無印はエンスージアスト向けとして存在していると考えた方がよいのかもしれない。
96コア192スレッドの超級CPUPro版の最上位モデル「Threadripper PRO 7995WX」は、1パッケージに物理コアを96コア搭載し、その稼働スレッドは192にも上る。
一方、無印版の最上位モデルは「Threadripper 7980X」となり、物理コア数は64コア、稼働スレッドは128スレッドとなる。
これだけの並列性、普通は使い切れないところではあるのだが、余り有る予算を持っている人からすると、少しでも高性能なPCをと求めているようで価格がたとえ100万を超えようが、そこに需要があるというのが、私には別世界の話だという事を感じさせる。
ま、実際は最近のIntelコアにしても、40スレッドのCPUなどが普通にあるワケで、もう並列性で困るというCPUは存在しないのではないかと思う。
そうした背景を考えると、やはりThreadripperは根本的には業務用ではないかと思う。

メモリはECC付のみ

Pro版と無印版がある今回のThreadripper 7000シリーズだが、Pro版と無印版の違いとしては、メモリチャネル数がPro版は8チャネル、無印版が4チャネルという違いがある。
PIC Express Gen5のレーン数も違いがあり、Pro版は128レーンに対し、無印版は48レーンと絞られている。
どちらもZen4アーキテクチャでTDPは350Wと変わらないしオーバークロック等の機能についても違いはないが、メモリとI/Oまわりに違いが設けられている。
ただ、メモリの共通項としては、どちらもECC付きメモリを使用する必要がある。これはI/OダイをEPYCと同じものを採用している為である。
Threadripperよりさらにサーバ向けのEPYCという存在を考えると、Pro版のThreadripperの存在意義はさらに不思議な位置付けになるのだが、要は業務用としてサーバに特化したコアと汎用的に使用するハイエンド製品を分けた、といったところか…いや、最初からその棲み分けだったか。
また、今回のThreadripper 7000シリーズは、ソケット形状が「sTR5」となっていて、それに組み合わされるチップセットもPro専用の「WRX80」とProおよび無印共用の「TRX50」とが用意されている。
Pro版で気をつけなければならないのは、共用の「TRX50」を使用すると、メモリやPCI-eのレーン数が無印版相当にダウングレードしてしまう点である。
Pro版をちゃんとしたカタチで使用するとなると、相当な金額が必要になる、という事である。

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