Tagged: 初音ミク

初音ミクコラボのWH-1000XM4

WH-1000XM3とXM4で迷っている私を横目に新製品のコラボ商品が出るとは…。

コラボモデル

東京品川のTHE GRAND HALLにて、7月22日から8月22日の1ヶ月間、「初音ミク・クロニクル」という、初音ミクというキャラクターにフォーカスしたアート展が開催されている。
アート展そのものは、デジタルを意識したものとなっており、AR体験や各クリエイター作品などが展示されている。

初音ミク・クロニクル
https://piapro.net/39chronicle/

このアート展の開催を記念して、ソニーマーケティングから特別デザインの「WH-1000XM4 初音ミク コラボレーションモデル」が発売される事となった。
ミクコラボと言えど価格は高い注文は11月15日10時までの受け付けで、カラーはブラック、プラチナシルバー、サイレントホワイトの3色展開となる。
価格はブラックとプラチナシルバーが47,300円、サイレントホワイトが52,800円と特別色のサイレントホワイトが価格高めの設定となっている。
注文は直販サイトである「ソニーストア」や直営店の「ソニーストア 銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神」、全国のe-Sonyショップで受け付けるとしている。
既に注文は始まっており、8月17日14時30分時点での配送予定日は9月27日ごろと、1ヶ月以上納品までに時間がかかるようだ。

好きなデザインを選べる

今回のコラボモデルは、初音ミク仕様という事で通常製品と異なるデザインが施されている。
ヘッドフォン本体のスライダー部分に「HatsuneMiku.」の文字を刻印しており、左側ハウジングにはオリジナルイラストが施され、右側ハウジングには「01」アイコン、または初音ミクのシルエットから好きなデザインを選んで刻印できる仕様になっている。
「01」の刻印は言わずと知れたVOCALOIDの第1号という意味で初音ミクにもマーキングされているもの。シルエットとデザイン的に迷う人もいるだろう。
また、購入特典として、初音ミクのLOGOと「01」のアイコンをプリントしたイージーラッパー(サイズは470×470mm)が同梱される。イージーラッパーとは、表地と裏地の異なる素材を巻くだけでくっつく新世代の風呂敷のようなもので、この特典はオリジナルデザインのパッケージに収められる。
製品本体は、オリジナルの「WH-1000XM4」と同等のもので、おそらく今現在では最強のノイズキャンセリングヘッドフォンと言えるものである。
音質に関しては他社製品の方が良い…という人もいるかもしれないが、とにかくノイズキャンセリング機能は専用チップ「QN1」を搭載、ポテンシャルを引き出す新アルゴリズムを搭載した事で、驚異的な静粛性を獲得している。
初音ミクコラボ商品は期間限定の製品なので、希少性は後々高くなる。ノイズキャンセリングヘッドフォンを買おうか迷っている人は、この限定商品の購入を検討してもよいかもしれない。

Continue reading…

初音ミクNT

初音ミクがニュータイプになったのかと思ったら、案外間違っていなかった。

VOCALOIDじゃない

クリプトン・フューチャー・メディアから、新種の「初音ミクNT」が発売になった。パッケージ版の店頭価格は税込17,578円。
なお、ダウンロード版も発売されていて、そちらは19,800円(税込)になり、どちらの場合でも過去の初音ミク商品をライセンス登録している場合は、15,400円(税込)で購入することができる優待販売が案内されている。

初音ミクNT

クリプトン・フューチャー・メディア

https://ec.crypton.co.jp/pages/prod/virtualsinger/mikunt

今回の初音ミクは、従来のようなYAMAHAのVOCALOIDのシステムの上で実現されているものではなく、クリプトン・フューチャー・メディアのオリジナルである歌声合成ソフト「Piapro Studio」専用のボーカル音源として作られている。
よって、今回の音源は従来のVOCALOIDでは動作しない。そこが一番大きな違いである。
といっても、ここ最近はこの歌声合成ソフトも多種多様な時代になり、VOCALOIDが全てという時代ではなくなっているので、編集のやり方や機能改善は既存のソフトの良い所をいいところ取りをした感じでPiapro Studioも作られている。
だから、初音ミクを音源として使用する上でも、その編集操作は昔よりずっと使いやすく作られていて、より自然に歌わせる事ができるようになったとも言えるが、今回の「初音ミクNT」は良い意味で従来の初音ミクであり、その独特の声そのものに大きな変化はない。あくまでも編集方法が異なる、といった意味である。

既存データは?

初音ミクNTに付属するPiapro Studioでは、旧Piapro Studioの楽譜データ(PPSFファイル)とVOCALOIDの楽譜データ(VSQXファイル)の両方を読み込む事ができる。互換性という意味ではありがたい話だが、過去の音源の仕様と異なる部分を多々あり、全く同じように歌わせる事はできない。過去データをリメイクする場合は再度調整する必要は必ず出てくると言える。
また、初音ミクV4XやMEIKO V3といった過去の製品や、他社のVOCALOID音源をPiapro Studioで読む混む事もできない。音源そのものに手が入っているからだろうが、残念な話である。
また、従来の初音ミクとは異なる利用規約にも注意が必要である。
まず、今回の初音ミクNTは、営利利用しない場合は従来通りの使用が可能ではあるが「製品を法人などが営利目的で利用する場合には初音ミクの名前を明示すること」という一文が使用許諾に含まれる事になった。
つまり、商業利用の場合には何らかのライセンス使用料がクリプトン・フューチャー・メディアとの間で交わされる事になるだろう。いや、これも従来と同様だと言えるが、どうも一部の広告代理店が顧客に対して「初音ミクの声をプロモーションに無料で使える方法がある」などという触れ込みで販売していたらしい結果、この一文が追加されたという話らしい。
この初音ミクを初めとしたVOCALOIDで生まれたキャラクターの利用や、その音源から作られた楽曲に関しての利用規約に関して、より詳細な情報を公式サイト等で調べる事をお薦めする。
ちなみに、基本的に音源は楽器と同等と捉えられていて、特別な権利は生じないと考えられているが、もしこの音源を利用して権利ある楽曲を鳴らしたなら、そこには楽曲に対しての著作権が発生するので、注意が必要である。

Continue reading…

Desktop Version | Switch To Mobile Version