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MGS:MASTER COLLECTION Vol.1

小島監督なきメタルギアシリーズの集大成第一集、予約開始。

名作が蘇る

コナミデジタルエンタテインメントが、PS5、Xbox Series X/S、Nintendo Switch、Steam用に、従来発売してきたメタルギアシリーズのソフトをある程度まとめて発売する「METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.1」を発売する。発売日は10月24日で、本日より予約を開始する。
Vol.1とあるように、第二弾の発売も予定されているのだが、まだその詳細はハッキリとは出ていない。
収録作は以下。

・「METAL GEAR」
・「METAL GEAR 2 SOLID SNAKE」
・「METAL GEAR SOLID」(INTEGRAL含む)
・「METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY」(HDエディション版)
・「METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER」(HDエディション版)
・「METAL GEAR」(FC/NES版)
・「SNAKE’S REVENGE」

この他に、映像作品が2種、デジタルブックが8種収録される。
MGSシリーズの集大成か?なお、「METAL GEAR SOLID」と「METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY」と「METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER」はダウンロード販売だが単体でも発売するとしている。

ステルスアクション

収録作の中でも「METAL GEAR SOLID」がPlayStationで発売された当時は世界中で名作として認知され、「METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER」では日本よりも全世界で大絶賛を受けた。
マシンスペックが足りない環境下で、どうやってゲームを成立させるか? という事に挑戦し、戦争を扱ったゲームなのに敵と極力戦わずに隠れるという手法をとったというのは、当時としても素晴らしいアイディアだったと思う。
その発想を突き詰め、PlayStationでフル3Dポリゴンで「METAL GEAR SOLID」が生み出された時、私はここまでできるのか…と衝撃を受けた記憶がある。
当時にして、ゲーム内の判断として複数の選択肢を持ち、それらが別のアクションで実行されたとしても、結果としてそれを受け入れ、システムに反映させてしまうというゲームは、そう多くはなかったのではないかと思う。
また映画的表現を追い求めていた小島監督らしい、ゲームで語るそのストーリーと表現は、この「METAL GEAR SOLID」で完成されたのではないかと私は思っている。
今でも衝撃的だと思っているのは、サイコマンティス戦である。あのトリックに驚いた人は少なくないだろう。
小島監督がコナミを離れた時、名作がこの先埋もれてしまって失われるのでは? とおもったものだが、今回何とか表舞台に戻ってきた。監督不在のまま復刻するワケだが、果たして原作を忠実に再現するのかが気になる所である。

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