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母への面会

新型コロナが5類になった事で、病院での対応も変わった。

面会が許可されている

母が入院して4日が経過した。
火曜日に入院してからの日数なので、入院日数としては5日になる。
新型コロナのパンデミックがある前は、入院となるとアメニティ関係は自宅から持ち込む事が多かったが、パンデミック後は有償とは言えサービスが拡充し、今ではアメニティ関係は全て有償サービスで賄えてしまえる事から、あまり病院に家族が行く必要が無くなっている事実がある。
病院側も、外からいろんなウィルスを持ち込まれないように用心はしている関係から、アメニティの利用を強く勧められるという事実もある。
ウチは予算的に厳しいという事情はあるが、私が病院に行く時間の事を考えると、やはりアメニティを外注するという選択肢が最良という事で、結局新型コロナ過と同じ対応で今回の入院も対応した。
ただ、私は一つだけ今回の入院に対して心配している事がある。
それは母が入院によってより弱ってしまうという事である。
老人にありがちな話だが、入院すると病状は改善するが身体能力は著しく低下する事が多い。退院してくると体が弱ってしまうというのは、全くの事実であり、経験した事のある事実である。
それと、あまり頭を使わなくなると認知症の心配もしなければならない。私は母にしょっちゅうテレビでも何でもいいから情報を耳から入れる事を言い聞かせてきている。それはちょっとでもいいので考える癖を付けるという事を忘れさせないためでもあった。介護生活になると、正直言えば何も考えなくても生きていけるので、脳を活用しない生活が簡単にできてしまう。それで認知症になった、なんてシャレにならない。
なので、今回の入院の時に病院が入院患者への面会を許可しはじめた事を知り、早速病院に面会の予約を入れ、本日面会する事にしていた。

面会時間10分

それでも許可されている時間はたった10分である。
面会の手続きをして、病棟に上がると母がベッドに載ったまま広場に出てきていた。母は足が悪いので車椅子に乗っているかとも思ったが、それ以前にベッドごと移動してきていた。
おそらく看護師がベッドから離れる面倒を避けるため、ベッドごと移動させていたのだろう。
病院での面会。もっと気軽にできれば良いのだが…
母は私の顔を見るといきなり泣き出す始末。
ま、自宅に戻りたいんだろうな、という事はよく分かる。
それより安心したのは、まず私をちゃんと認識したという事。
話せなくなったとはいえ、自分の意思を伝えてくる事はちゃんとできるし、こちらの言っている事はちゃんと理解できるので、まずそういった自己認識がちゃんとしている事に安心した。これがボケてくるとかなり困る事になる。
今回の面会はそうした脳の認知が正しく機能しているかどうかの確認も含めての事である。母がさみしがっているという事ももちろん理由だが、それ以上に母が認知症になってしまっては手に負えなくなってしまうので、私としてはそれが一番の心配事である。
というわけで、面会に来たのだが、いきなり泣かれてとりあえず認知はしている事はわかったものの、体は随分と弱っている事は間違いない事もわかった。
ま、それは自宅にいても同じなのだが、より弱っている、といったところか。
とりあえず病院では行き届かない母のメンテナンスをして、ひたすら話しかける。
約2週間の入院である事、平日には面会にこれない事など、今わかっている事を話しかける。どこまで理解したかはわからないが、ちゃんと話は聞いている感じだった。
ま、とりあえず病院にいる間は、死の危険はないとも言えるので、そういった心配はないのだが、脳認知に関しては少々心配な事もある。
というのは病院の職員は忙しいので母に対してどこまで手が掛けられるかといえば、そう大して手は掛けられていないという事がよくわかるからだ。
ま、こればっかりは心配してもどうにもならないのだが…年寄りの入院というのは、こういう心配をしなければならないので、入院すればとりあえず問題ないと言い切れないのが何とももどかしいところがある。
面会時間は10分と決められているので、母への脳刺激も10分が限界である。
10分とはいえ、とりあえずある程度脳への刺激は与えられたので目的は達成した。
面会を終え、帰る際に母が悲しそうな顔をしたのは心が締め付けられる思いがしたが、これは入院している以上仕方が無い事である。

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コロナ5類後の病院

表面的には37℃以下だったので、入る事は簡単にできたのだが…。

総合受付通過後

昨日の発熱で、左足も赤く腫れている事から間違いなく蜂窩織炎に繋がる感染症だという事を直感した私は、病院に行くことにした。
というのは、これはもう風邪薬などでは解熱できない事を知っているからだ。確実に抗生物質が必要で、しかも長期に渡って投薬しないと治らないということを経験から知っている。
なので、直すには確実に医師の処方から出される抗生物質が必要なので、病院に行くことになる。
土曜は午前中のみ開院しているので、受付開始直後あたりの時間を目がけて出かけた。
土曜日の病院というのは、もっと人がいても不思議ではないのに、何故か最近は人があまりいない。お年寄りもお金がないからあまり病院に来なくなった、ということだろうか?
もう少し時間がかかるかと思ったが、受付はすぐに終了し、そのまま内科受付へ。
そこで予約外として受け付けてもらった所、やはりというべきか、問診票を持ってきた医療事務員がやってきた。
昨日寒気がして38.5℃の熱が出た、と説明した瞬間、医療事務員が「ギョッ」とする。
そう、本来なら発熱外来案件になりかねない状況だからだ。だが、本日の朝は発熱そのものはあまりなく、36.8℃だったのだ。だから病院入り口の体温計では平熱扱いで入ることが出来た。
コロナも5類扱いになって久しい今でも、病院内では発熱していたというだけで警戒されてしまうこの状況、何時になったら過去のように戻るのだろうか?
そもそも、体の調子が悪いと言うときはほとんどが発熱するものであり、だからこそ病院に行くのである。
ま、それはいいとして、状況を説明した途端にその医療事務員は、看護師に相談に行ってしまった。
やってきた看護師はなんと看護師長だった。以前…いや、何度もお世話になっていて、看護師長も私のことを覚えていたのか「昨日発熱があったってどうしたの?」と説明を求めてきた。
なので私は左足の脛とふくらはぎをみせたのだが、その瞬間に「ああ、なるほどね」と理解してくれ、一応血圧を図り、血中酸素濃度を図り、特に問題がないことを確認した後は発熱外来でなく通常の受付になった。
本来なら、ここで採血をして…となるのだが、何故か採血されることなく、診察まで待つ事になった。

診察は過去の事例で

いざ診察となったが、採血も何もしていない状況で、医師はとりあえず聴診器で私の体のあちこちを調べ、その後左足を確認し「ああ、やはり間違いないね」といい、結局、以前皮膚科にかかった際の処方と同じ薬を処方するとして診察は終了した。
…ホントにいいのか? これで?
多少不安にもなったが、とりあえず発熱した時の解熱剤としてカロナールも追加で処方してくれたので、抗生物質と合わせて飲めば今回の発熱は何とか乗り切れそうである。
ただ、一抹の不安はある。
実は過去にいつも使用していた抗生物質では解熱できなかったことが一度ある。
この時対応した医師も、過去に処方された薬からいろいろと対応を考えたがそれが効かないということで、普通はあまり処方しない薬を処方して様子を見よう、と対応してくれた。
その時はその変更した抗生物質によって徐々に治っていったのだが、今回もそれと同じことが起きなければ良いのだが…。
とりあえず、診察を終えて、薬局で薬を処方してもらい、さっそく本日から飲み始めた。薬を飲むしか方法がない

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