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nasne、再販

本当はそれどころじゃないんだが…。

SIE以外のnasne

以前このBlogでも紹介したが、Buffaloから元々SIEより発売されていたネットワークレコーダ「nasne(型番:NS-N100)」が3月末に発売される事が発表された。価格は29,800円。
Buffalo製nasne、ついに発売Buffalo製のnasneとSIE製のnasneの違いはというと、容量が2TBに増加し、新たに最大6テラバイトまでの外付けストレージ(HDD/SSD)を増設可能になった事、静音ファンを新設した事、ファイルシステムがFAT32からXFSに変更し、ファイル共有プロトコルがSMB1.0から2.0に更新された、という事で、外観はほぼ同じである。
また、搭載チューナー数や対応機種は旧モデルを踏襲しているので、使い勝手そのものが今までの製品と大きく変わる事はないと考えられる。
なお、SIE製のnasneに関してPS5は今現在はまだ未対応で、2021年末商戦期に向けて「torne」の配信を予定しており、このBuffalo製のnasneについてもそこで対応する事となる。
当然だが、現在稼働するPS4用アプリ「torne PlayStation4」、モバイル向けアプリ「torne mobile」、Windows用アプリ「PC TV Plus」もNS-N100に対応する事となるが、対応させる為のアップデートがいつ行われるかはまだ未定である。おそらく製品が発売される時にはアップデートされるハズである。

nasneの利便性

nasneの初期モデルが登場したのは2012年なので、発売からすでに9年が経過している。
この9年の間に、人々の生活は大きく変わり、テレビというコンテンツよりもネットというコンテンツへの比重が大きくなった。その事で、nasneはその後進化する事なく、2019年に販売を終了した。
4Kに対応する事もなく、HDRに対応する事もなく、そのままひっそりと販売を終了した訳だが、販売終了となった最大の理由は、コア部品であるSoCの供給メーカーが2017年に解散、事業や知財を継承する会社も出来ず、後継チップの開発を断念した事で、部材調達が出来なくなったからだそうだ。
当時のSIEはPS5の開発に追われていた事と、テレビというコンテンツから動画配信サービスへと移行した状況と合わせて、新たなSoCを使って新規開発する余力がなかった為、販売終了の道を選んだのだという。
ただ、ここで元々のnasne用増設HDDメーカーであるBuffaloがSIEに話を持ちかけ、事業継続できないかという相談が始まった。
当然、この事業継続には両社の思惑が重ならないと実現しないのだが、BuffaloにもSIEにも既存ユーザーの継続を求める声は届いていたそうである。
torneは非常に軽快に動作し、しかもネットワークに繋がっている機器での視聴・操作が可能なので、使い勝手がとても良いと言われている。私も過去何度も買おうと思いつつ、スルーしてきてしまっていたのだが、未だにヤフオクで買えないか見張っている製品でもある。
今回のBuffalo製のnasneは、torneで操作できるのは当たり前だが、NASとして利用する際のUIもいつものBuffalo製のUIと異なり、nasneに近いものを新規に開発したという。
今までの使い勝手をほぼ踏襲したnasneである以上、この新しいnasneを選ばない手はないのではないだろうか?

nasne Buffalo製品紹介
https://www.buffalo.jp/nasne/about.html

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nasne、復活

販売終了していたSIEの「nasne」が、Buffaloが継承、2021年に発売する。

買わなかったnasne

正直、nasneの生産が終わるという話が出たとき、何度もnasneを買おうかどうしようか悩んでいた。
地上デジタルのPC用チューナーの拡張カードやユニットを増設するくらいなら、LANネットワーク上に存在できるnasneの方が、私の用途としては使い勝手が良かったからだ。
しかもnasneは単体で録画保存できるので、あとはそのデータを視聴する環境を整えるだけで、PC上でもPS4上でも映像を観る事ができる。この使い勝手ができる機器はそうそうない。
なので、nasneの生産中止の話が出たときは、ホントに購入を考えた。
ただ、この情報が出たとたんにプレミアが付いた感じで、一気に価格が高騰、新品など定価以上の価格になった事もある。
また、搭載するハードディスク内のソフトウェアの問題で、内蔵のHDDの交換がほぼ不可能というのも購入を悩ませた。
最大1TBというHDDを入れ替えて、それより大きな容量のHDDを搭載できない事から、手段としてはnasneそのものを増設していくしか方法がない。
こうした問題から、購入を悩みつつも結局は購入しなかった、というのが今までの経緯である。

2年越しの発売

そんな「nasne」がSIEではなく、Buffaloから発売されると発表された。
どうやら、Buffaloがnasneの生産中止の情報を聞きつけた時から、SIEに話を持ちかけていたようで、ハードウェア部分をBuffaloへ移管する事になったようだ。
なので今後のハードウェア企画はBuffaloが受け持ち、torneオンラインサービス及びtorneアプリケーションはSIEが引き続き運営するという。
容量増加版とか出てくるといいなこのタイミングの話なので、PS5への対応を期待する人も多いかも知れないが、ローンチ時点では非対応となる。今後の対応機種に関しては検討中という事らしい。
Buffaloがハード部分を受け持つという事で、今後期待したいのは、容量が大きなnasneの発売と、フルHD以上の解像度への対応である。
容量が大きな製品に関しては、NASを発売しているBuffaloであれば、そんなに難しくなく製品とする事ができるだろうが、4K解像度対応とかになると、ソフトウェア部分を支えるSIEとの連携は避けて通れないだろう。
nasneやtorneアプリケーションの良さは、番組表などの情報表示の速さなどもあるので、4K解像度対応とする場合のファイルの仕様や、処理の負荷など、検討すべき事が多い。
ただ、完全に終息してしまうだろうと思われていた事から考えると、まだ未来は明るくなったわけで、期待したいところである。

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