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セガサターンエミュレータ?

Nintendo Switchでセガサターンエミュレータが動いている?

まさかのエミュレータ

9月末、Nintendo Switch用に「コットン ガーディアンフォース サターントリビュート」が発売された。
セガサターンで発売されたシューティングゲームである「コットン2」と「コットンブーメラン」、「ガーディアンフォース」の3本が収録されたタイトルなのだが、どうもこれらタイトルが、Switch内部ではエミュレータによって動作しているということが判明したようである。
そのエミュレータは「ZebraEngine」と呼ばれるもので、これが非常に高性能らしく、ハッカー達が様々なサターン用ゲームを動かす事ができた、と報告しているらしい。

engadget 日本版
https://j.mp/3jeaIlT

上記サイトの話によると、家庭用ゲーム機の改造コミュニティ「GBAtemp」に集うハッカーらが、日本のシティコネクションによる「ZebraEngine」のコードを解析して、サターン用ゲームのROMデータを強制的に読み込む方法を編み出した模様。

それにより『レイディアントシルバーガン』や『ガーディアンヒーローズ』、『セガラリー』や『パンツアードラグーンツヴァイ』、『ハウス・オブ・ザ・デッド』などのタイトルが動作した事が確認されているようで、その一部はYouTubeに動画として公開されているという。

動かないタイトルも…

この「ZebraEngine」のエミュレーションパフォーマンスは、改造ファームウェアを導入したSwitch用エミュレータ「Yaba Sanshiro」やマルチエミュレータ「RetoArc」のYabauseコアを上回っているらしい。
もっとも、「ZebraEngine」でも動作しないタイトルもあるので、まだ完全なエミュレータとは言えない部分はあるものの、少なくとも商業タイトルに「ZebraEngine」を使用し、製品を発売しているという事実が、そのポテンシャルの高さを物語っていると言える。
もし、この「ZebraEngine」を他社へライセンス供与したならば、他タイトルで有力なものが移植される可能性もあり、サターンの名作が現行ハードで蘇る可能性が出てくる。
ライセンスの問題で壁にぶつかる可能性はあるが、そもそもNintendo Onlineでもメガドライブのタイトルが追加パックとして公開される事を考えれば、セガ側のハードルはそんなに高くないのではないかと感じる。
こういった動きは実に興味深い。

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