10日間限定の格安優待版

 Windows7の発売に向けて、パッケージ構成と参考価格が発表された。
 店頭販売のパッケージ構成では、全ての機能を搭載した最上位の“Ultimate”と、仕事と家庭で必要な機能を備えた“Professional”、そして普及版でデジタルホームエンターテイメント向けの“Home Premium”の3種類が日本国内向けに発売される。
 海外ではこれに最普及版の“Home Basic”が発売されるが、日本では未発売となる。
 いずれも価格はオープンプライスだが、クリーンインストールが可能な通常版と、Windows VistaとXPすべてのグレードからアップグレードできるアップグレード版が発売される。
 その参考価格は、通常版のUltimateが40,740円前後、Professionalが39,690円前後、Home Premiumが26,040円前後となる見込み。
 アップグレード版はUltimateが28,140円前後、Professionalが27,090円前後、Home Premiumが16,590円前後の見込みとなる。
なお、アップグレード版の対象にはVistaとXP両方が含まれるが、XPの場合は新規インストールでのアップグレードであり、環境を引き継ぐことはできないようになっている。
 Vistaと親和性の高いOSだけにそこは仕方のないところだろう。

 画像は本日のサイト画像。
 キャンペーンの残日数が9日になっている。


 だが、真の目玉商品はこれらではない。
 今回の発表と同時に告知されたのは、優待版の存在。
 優待価格でWindows 7を先行予約できるキャンペーンを6月26日から7月5日までの10日間限定で実施するというのである。
 ただし、これらのキャンペーンはWeb限定。よって発売するサイトはココでしらべてもらいたい。
 キャンペーン期間は10日間で驚きのその価格はHome Premiumが7,777円、Professionalが14,777円となる。
 この低価格が引き金となり、本来10日間のキャンペーンが、なんとその日のウチに販売終了となる騒ぎに。
 値段の高い(といっても14777円だが)Professional版も1日半で完売してしまい、関係者を驚かせている。
 さすがにこの売れ行きは誰も予想できなかったようで、今回の優待版キャンペーンがこのまま終わるのかはまだ分からない。
 その証拠に、私が本日Amazonで確認したところ、完売となっておらず、注文ができるようになった場合にメールを送るという、仮予約状態になっていた。
 私も流石にこの流れは予測できなかったため、とりあえずAmazonの仮予約をしてみた。手遅れかもしれないが、今のXPを14,777円でWindows7のProfessional版にできるなら安い買い物かもしれない。
 ちなみにXP ModeはProfessional版以上のグレードに用意される機能であるため、XPの互換モードが欲しい人はProfessional版かUltimate版を買うしかない。
 Ultimateに優待版がないのは残念だが、Professional版で殆どの事はできるため私の周囲の人達であればProfessional版で十分だろう。
 何はともあれ、Windows7への期待はかなり大きいようだ。
 VistaがダメOSと言われ続けた反動とも取れるが、もともとVistaがダメOSなのではなく、XPから乗り換える意味が薄かったに過ぎない。
 このVistaダメOS説がWindows7を押し上げた格好となったが、下火となったPC業界がこれで再燃すればいいと思う。
 さぁ、今年の年末くらいから景気もよくなるかな…

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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