Monthly Archive: 4月 2013

Facebook Home

 米フェイスブックがAndroid向けの新アプリ“Facebook Home”とそれをプリインストールした台湾HTC製スマートフォン“HTC First”を発表した。
 iOSをメインに使用し、またFacebookそのものを必要としていない私からすると、正直どうでもいい話なのだが、アプリの開発元であるサービスメーカーがまたしても独自のハードウェアを展開してきたか、とその点のみ気になった。

 私はFacebookをホントに必要としない。SNSとして優れているのかもしれないが、これほど本人特定の信憑性に欠けるサービスはない、とすら思っている。多分米国では本名で登録している人がほとんどなのかもしれないが、日本で本名登録している人はいわゆるネットにそんなに詳しい人ではない人が大部分で、あとは有名人レベルなのではないかと思う。
 むかしから2ちゃんねるを閲覧している人や、自作PCを作る人など、一定のPCに関する知識を持ち合わせている人ほど、Facebookの必要性は低いのではないかと思うし、そういう人達ほどFacebookという存在そのものに確たる信憑性を持っていないと思う。
 私もFacebookのアカウントを持っている。それも2アカウントだ。一つは本名、もう一つはこのBlogでも公開している「武上」の名称である。
 更新頻度は「武上」アカウントの方が断然多い。このBlogの更新情報が載るからだ。だが、私の本来の知人は、本名アカウントに関連付くワケだが、最近、この本名アカウントにやたらと出会い系と思しきアカウントから知人申請がきている。申請者は女性名だが、そのアカウント情報を見ると性別が「男性」になっている。つまり…まぁ、言うまでもなくそういう事である。
 こういう状態が普通に起きているのがFacebookであり、少なくとも日本のFacebookの使われ方はそうしたフェイクとの棲み分けの上に成り立っている。そのフェイクにどこまで個人情報を公開するか? Facebookの難しさはそこにあり、自らを守る事ができる人でないとどんな被害が待っているか想像が難しい…そんなSNSだと私は思っている。
 ちなみにこれはLINEでもTwitterでもmixiでも同じ。ただ、個人的にTwitterはそうしたフェイクすら楽しめてしまう手軽さがあると思っていて、むしろフェイク部分の方が多いかも…という気がしている。LINEはFacebookと同じで、踏み込んでいける領域の線引きが難しいプラットフォームという認識がある。ま、人それぞれ感覚が異なるから、何が良くて何が悪いなんて事は言えないのだが、個人的にFacebookとLINEは馴染みにくい。

 話を戻す。
 今回米フェイスブックが公開した情報だと、Facebook HomeはAndroid OSのスキンという感じのものである。

 OSに統合され、独自のインターフェースをユーザーに与えるものであって、独自のプラットフォームという類いのものではない。だからコレ単体で考えれば、他プラットフォームが脅威を感じる必要など全くない。米フェイスブックは、このインターフェースを前面に出し、最優先サービスをユーザーに売り込んだ、というだけの事である。
 だが、これは逆を言えばライトユーザーの囲い込みに直結する。
 ユーザーニーズとして、知人とネットワークが繋がって情報のやり取りができればそれでいい…というただそれだけの目的ならば、別にその背後で動作しているOSがAndroidだろうがiOSだろうが関係がない。目の前に見えるインターフェースが全てであり、ユーザーがそれだけを簡易的に求めるならば、それが前面に出てくる専用端末を販売すればそれでいいのである。今回の米フェイスブックは、まさしくそういう商売をしてきたと私は見ている。

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まどか☆マギカUltrabook

 先日、まどか☆マギカとマウスコンピュータのコラボティザーサイトが公開されたという記事を書いたが、やはりというか当然というか、マウスコンピュータからノートPCが発売されるという情報が公開された。
 発売されるノートPCは全部で3種類で、スペックなどの仕様はすべて同じ。
 違うのは天板のイラストと20種類以上のシステム音声であり、おそらく収録されるオリジナル壁紙(20種)、マイコンピュータやゴミ箱、マイフォルダ、マイネットワークのアイコン、名シーンを切り出したというスクリーンセーバー、デスクトップマスコットは共通ではないかと思われる(詳しい)。
 主な仕様はCore i5-3337U(1.80GHz)、メモリ4GB、64GBのmSATA SSD+HDD
500GBをストレージとして搭載し、チップセットはIntel HM76 Express、液晶パネルは1,366×768ドット対応14型ワイド液晶、搭載OSはWindows 8の64bit版になっている。
 その他、インターフェイスはUSB 3.0×2ポート、USB 2.0×1ポート、Gigabit Ethernet×1ポートを装備し、HDMI出力、SDカード/メモリースティック対応カードリーダ、100万画素Webカメラ、音声入出力を備える。
 またIEEE
802.11b/g/n無線LANと、Bluetooth
4.0+LEを内蔵する。スペックだけを見ればごく普通のノートPCである。
 ただ、バッテリ駆動時間は短めの約5時間で、所謂一線級のメーカーPCと比較するとモバイル能力は高くない。
 …もっとも、このデザインで外に持ち出す人はあまりいないと思うが。

 鹿目まどか仕様の型番は「LB-L420B-MK」で、マウスコンピューター直販と直営店で取り扱う。当然の事ながらシステム音声は鹿目まどかとなっている。
 先に言っておくと、3種あるコラボノートPCは、その取扱窓口がそれぞれ異なる。予約をしたい人は自分の狙うノートPCがどの窓口かを予め調べておくのが良いだろう。

マウスコンピュータ
http://www.mouse-jp.co.jp/abest/madokamagica/

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ちょっと気になりだしたHaswell搭載ノートPC

 ちょっと前になるが、仕事でノートPCが必要という話題の続き。
 低予算で…と当初考えていたのだが、自分の中で用途が拡大してしまい、どうも低予算で済ませられる中古ノートPCのスペックとコストを比較すると、中古ノートPCにする意味が薄れてしまってきている。
 というのは、私が狙っている中古ノートPCが国内メーカー品だったりするため。だから中古でもそれなりの価格に跳ね上がってしまうのだ。
 その為、既に持っているVAIOノートZの内蔵HDDをアップグレードして…という手段を前回は考えたのだが、ハードルは高いわ、部品価格が結局は高いわで、余りコストメリットがないという事もわかった。
 なら…今からちょっとずつ予算構築して、Haswell搭載可能時期に新品ノートPCを買うというのはどうだろう? と考えた訳である。
 もちろん、ここでいうHaswell搭載という所に大きな意味がある。
 Haswellは、内部アーキテクチャに関しても、省電力性に関しても、そして内蔵GPUに関しても、モバイルのIvy Bridgeを超えるCPUである。特に注目したいのは、新しい電力管理システムで、ノートPCでの運用をかなり楽にしてくれるハズだ。
 さらに、内蔵GPUはGT2グレードなら必要十分、GT1搭載タイプであっても、中古ノートPCと比較するのが失礼なくらい性能が違う。まして最上級のGT3なら、イマドキの3Dゲームをプレイしてもかなり快適に動作してくれる。
 このパフォーマンスに対して、省電力性はというと、従来と同じレベルのバッテリー容量を搭載したモデルなら10時間程度は普通に動作するとしている。Ivy Bridgeの17w版を搭載したNECのLaVie Zなどは、33Whのバッテリーで7時間(日本のJEITA基準)は動作するとしているが、これがHaswellならさらに長時間動作する、という事になる。
 この辺り、AMDのAPUでも同じような結果が得られるのかも知れないが、残念ながらAPU搭載のノートPCというのがあまりない。総合的なパフォーマンスで言えばHaswellの方がずっと高性能になってしまうため、おそらくHaswellが発表になった後に登場するノートPCの大部分はHaswellを搭載してくるだろうと思われる。

 と、ここまで読むと、価格なんかまるで気にしていないように思われるかもしれない。
 正直、スペックを語れば価格など度外視になるのがパワーユーザーというものである(爆)
 しかし、やはりそこは現実を見なければならない。
 幻想と現実の狭間でより長く使える最適解を求めると、今の所予算的に約10万円という価格が浮かんでくる。中古で3~4万円のノートPCと10万円の新品ノートPCの違いをどう考えるか? 多分、この判断は個人によって変わってくると言える。

 私的には、なんとか絞り込んで10万円レベルの新品ノートPCの方が最終的なコストメリットが大きいように思えている。というのは、今の世代のノートPCは性能がダントツ良いのである。
 3~4万円の中古ノートPCだと、運が良ければCorei5の物件があるが、通常はCore2 Duoクラスになる。Core2 Duoおよびその内蔵GPUの性能と、Haswellの性能で考えると…これはもう価格対効果はHaswellの圧勝ではなかろうか?
 ただ絶対的コストが高い為、手が出にくいというのがHaswell搭載ノートPCの一番の問題なのである。

 Haswellのデスクトップ版は6月2日、モバイル版は多少遅れて8月くらいに登場する、と言われている。おそらく各PCベンダーはそれに併せた商品企画を既に進行させているだろうから、それらの動向がハッキリするまで、私はとりあえず貯めるものを貯め続ける方向で考えるとしよう。
 実際に、貯めても買えない…という判断が下されれば、また別のプランを考えるだけである。
 本当なら、すぐにでも必要なノートPCだが、個人で用意するものである以上、ランニングコストを重点的に考えたい。

PowerDVDなんて…もう使わない…

 PowerDVD13が発表となった。
 既に光学メディアが衰退しつつある昨今において、それでも使えるプレーヤーを目指したようで、いろいろインターフェースから変更したようである。
 また、Blu-rayやHD動画の画質向上の機能を搭載したという事で、従来はDVDのみの高画質アップスケーリングだったものが、扱う媒体のほぼ全てで高画質アップスケーリングができるようになったようである。
 Blu-rayのアップスケーリング…と聞くと「?」となるかも知れないが、これは要するにフルHD以上の解像度、つまり2,560×1,440ドットや4kサイズに対してアップスケーリングを行うという事である。時代はもうフルHDは当たり前で、こうしたソフトプレーヤーですら、その上を視野に入れてくる時代になったと言えよう。

 このPowerDVDシリーズは、既にライバル不在とまで言われる、有料の定番動画プレーヤー。昔はインターリンクから発売されていたWinDVDシリーズがあったものの、その後はすっかり姿を消してしまったキライがある(まだあるとは思うが…)。
 それだけに、PCでBDソフトなどを見ようと思えば、ほぼこのPowerDVDをインストールする事になるのだが、私も当然PowerDVDをインストールしている。
 実は私自身、PowerDVDを2ユーザー分持っている。今までBDドライブを2つ購入したため、そのバンドル品があるからだ。持っているのはPowerDVD9と10で、9はその後11 Ultraへとアップグレードした。それが現状なのだが、今の新PCにした際にバンドル版のPowerDVD10をインストールしていたため、この13の登場を機に11 Ultraをインストールする事にした。

 結論から言うと…このPowerDVD11 Ultraへの移行はやらない方が良かった。
 というのは、ドライブのリージョン変更回数が何故かアップデート後に0回となってしまって、そのリージョンの設定をしてやらないとPowerDVDがBDソフトを再生しないという問題が発生したのである。

 Blu-rayもDVDと同じく、地区によってリージョンというもので規制されている。
 リージョンとは、ある地域毎に設定されているもので、お国柄再生されたくないコンテンツを再生出来なくするため、光学ドライブのハードウェアにリージョン設定値を固定させ、合わないリージョンソフトを再生出来ないようにする仕組み。このリージョン設定値は書き換え回数が限定されていて、新品状態(未入力状態)で5回まで書き換えが可能である。つまり、新規に4回書き換えられるワケである。
 DVDでは、米国と日本が異なるリージョンだったため、国内ではかなり不便だった人もいるようだが、Blu-rayでは米国も日本も「1」が設定されている。
 その設定値をそのまま使用してくれれば良いのだが、何故かアップデートした後のPowerDVDはリージョンが設定されていないと判断、さらに書き換え可能回数が「0」と表示され、書き換えられないから再生できない、と誤認しているのである。
 私は国内版のBlu-rayしか再生したことがなく、また当然の事ながら最初から「1」に設定している。だから本来ならリージョンの書き換えなど不要なハズなのだが、PowerDVDはそのリージョンの書き換えを要求してくるという時点で何かが間違っている。さらに書き換え可能回数を誤認しているから、書き換えもできず、或いは書き換えてもリージョンそのものを誤認しているから、再生ができない、という状態。
 再起動してもその状況は変わらず、PowerDVDではBDソフトが再生できない、という状態となった。

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2週間、立ち止まってしまった

行政書士資格取得の勉強を約2週間も止めてしまった。
完全には止まっていなかったものの、本来進めるべきスケジュールがこれで全体的に約3週間以上後退した事実は如何ともし難い事であり、今からどのような形で巻き返しを図るか考えねばならない。
そもそも、300時間以上の勉強が必要と言われている本資格勉強は、一日辺りの勉強時間1時間と考えると1年単位での期間が必要になる勉強である。
一日辺り2時間勉強すればその半分になる…と単純に考えそうだが、実はそんな簡単な話ではなく、結局は“如何に憶えるか?”という能率と事実が合わさると、一日2時間勉強しようが何時間勉強しようが、実は日数的には同じぐらいかかると覚悟した方がよいのである。
だが、現実として私は2週間立ち止まり、その前に1週間近くのロスを作ってしまった。
実を言えばまだ十分な期間はあると言えるが、一度失墜した“やる気”を起こすのは非常に困難。モチベーションをどうやって上げるかを考えねばならない。

実はこの躓きは、行政法という分類にある法律の勉強で起きている。どうも、行政書士の資格を受験する人はこの行政法に入ってから躓く傾向が多いようで、その躓く理由は「つまらないから」らしい。
たしかに、テキストを見ても非常にツマラナイ。どれぐらいつまらないのかを簡単に説明したいのだが、説明するには、行政法とは何か? という事を解説しなければならない。

行政法とは、単一の法律ではなく、大きく分けて3つの法律群からなる。
その3つとは「行政組織法」、「行政作用法」、「行政救済法」であり、これらは法典(つまり文書化)として成立しているものではない。というのも「行政組織法」は、さらに「内閣法」、「国家行政組織法」、「国家公務員法」、「地方公務員法」、「警察法」、「地方自治法」と別れ、それらに法典が存在する。
また「行政作用法」も「行政立法」、「行政執行法」、「行政手続法」など、いくつかの法律法典から成り、それらを纏めて「行政作用法」と便宜上言っているに過ぎない。
なお、公務員でない人達にもっともなじみのあるのが「行政救済法」だと思うが、これは「行政不服審査法」、「行政事件訴訟法」、「国家賠償法」がある。
詰まるところ、これら多数の行政に関する法律法典を分類し、纏めて「行政法」としているわけである。
だから憶えるべき範囲はパカみたいに広く、また法律の名称から分かる通り、マニュアルのようなルールをひたすら憶えるだけという内容になるため、とてもツマラナイのである。

このツマラナイ行政法をどうやって克服するか?
今の私の最大の課題はココにある。
実際、行政法のビデオを見始めると30分くらいで睡眠に堕ち、テキストを読んでも、意識を保つのが難しくなる。自分でもここまで厄介な事になるとは予想もしていなかったワケで、この問題をクリアしないと集中して勉強できない状態である。

ま、そうは言ってもやらなければならないわけで、自分の中の問題でしかない。
その問題に真っ正面から立ち向かい、何とかしなければ合格への道はない。
さて…どんな方法で現状を脱却しようか?

今年もこの日がやってきた

毎年この日になると、ネットが騒がしくなる。
ただ騒がしいのではなく、そこにセンスが渦巻いていて、見ている者をニヤリとさせる。
もちろん、本気で信じる人もいるため、全ての人がそのセンスにニヤリとするワケではないのだが、それでもこの日は一種“お祭り”のような喧騒を日本のネット界に与える。
エイプリルフール。
4月バカと呼ばれるこのお祭りは、如何にしてバカを装い、他人をバカにするかというお祭りである。

昨年、Googleはいくつかの仕掛けを自サイトに埋め込んだ。Googleマップがドラ○エ風のマップになったり、Google日本語入力がモールス信号対応になったりという、実に手の込んだバカを演出した。
今年は…やはりGoogleマップに宝探しが用意され、Google日本語入力にもパタパタバージョンなる、指一本で日本語入力ができるという仕掛けを用意した。人的資源を相当に投下したバカである。

Googleマップ(サイト右上に「宝探し」というリンクがある)
https://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&tab=wl
Google日本語入力パタパタバージョン
http://www.google.co.jp/ime/patapata/

さくらインターネットは昨年“とある科学の超電磁砲”ネタでサイトを賑わした。
今年は…やはり同じ“とある科学の超電磁砲”ネタであったが、今年は昨年よりグレードアップ。専用サイトも用意され、新しいサービスとして“とある科学の電脳要塞(データセンター)”というホスティングサービスの展開を見せた。

とある科学の電脳要塞(データセンター)
http://sakuraha-ai.sakura.ne.jp/2013/ (現在リンク切れ)

このサイト、設備照会などもキッチリ作られていて、実にソレらしく作られている。さらにサービスなのか、ギャラリーには壁紙まで用意されている。ネタの為に予算を投下し、版権を購入したのだろう。まさしくバカである。

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