思わず注文してしまった…

今年のStereo 8月号にもスキャンスピーク製のスピーカーユニットが付録として付いてくるという話はちょっと前から知っていた。
昨年10cm(正確には8cmユニットらしい)ユニットの付録を入手していたため、今年付いてくる5cmユニットはパスしてもいいかな…ぐらいで考えていたのだが、ここでちょっとした誤算が生じた。
毎年、このスピーカーユニットが付録に付く号には、エンクロージャが付録として付いてくる特別号が刊行されるのだが、例年通りならバスレフ型であるため、今年も変わらないだろうと高をくくっていたら、なんと今年は2種類用意され、しかもそれらがダブルバスレフ型とバックロードホーン型だというから、さぁ大変。
ダブルバスレフ型はいいとしても、バックロードホーン型となるとどうしても欲しいという欲求が…。だって…個人で作るには敷居が高いし、予算もかかるし…。

今回のエンクロージャがダブルバスレフ&バックロードホーンになった理由は、おそらく5cmユニットという事で低音がどうしても弱くなる事を見越した結果ではないかと思う。
ダブルバスレフ型は少なくともバスレフ型よりは低音よりになるだろうし、バックロードホーンならもっと低音よりになる…と思う。
そう考えれば、この組み合わせになるのもうなずける。
エンクロージャの情報をもっと早く入手していれば…と悔やんでも仕方が無い。バックロードホーンが付録になる号は、私が気づいた時には、Amazon.co.jpでも既に初回の入荷数に達してしまったのか、入荷次第メール送信という状態になっていた。

Amazon.co.jp
http://www.amazon.co.jp/dp/4276962315/ (現在は在庫なしで注文できず)

ダブルバスレフ型ならまだAmazon.co.jpで頼む事もできる。だが、乱暴な言い方だがダブルバスレフ型なら個人で作る事も不可能ではない(バックロードホーン型だって出来るとは思うが…)。
どうせ買うならバックロードホーン型がイイ!
と言うわけで、とりあえず今回は楽天に頼る事にした。
…楽天ならまだまだ手に入るショップがあるのね(-_-;)


ハッキリ言ってしまえば、5cmユニットから出てくる事は多分8cmとか10cmとかのユニットから出てくる音よりもチープな音なんじゃないかな…という気はする。
私は基本的に2wayとか3wayよりもフルレンジ一発が好きなワケだが、それでも5cmとなると小さすぎるのでは? という気がしてならない。
高音域から中音域までは何とかなっても、低音域は期待できないと思っている。だからこそのダブルバスレフ&バックロードホーンなんだろうと思うが、これはある意味バックロードホーンの実力を知るには良いチャンスとも感じた。
なので今回スルーするつもりが急遽購入を決めた。
ま、思いつきみたいなもので、いわゆる衝動買いというヤツなのだが…。

ちなみにStereoではこんなBlogもある。

月刊Stereo Blog
http://stereo.jp/

その中の5月27日の記事にこんな写真が掲載されていた。
 注目して欲しいのは、このスピーカーの下。
10円玉が敷かれているのがわかるだろうか。
何故10円玉が? と思う人は、自分が持っているスピーカーの下に10円玉を敷いてみよう。1台のスピーカーに4枚(40円)あればベストだが、前2枚、後ろ1枚という3枚編成でもいい。多分、この写真では3枚使用しているのではないかと思う。
その状態で、よーく聞き比べれば音が変わっている事に気づくだろう。
スピーカーは箱で音を鳴らしている所があるため、浮かせて下に空気の層を作るだけで音が変わる。
ちなみに私も自宅のウッドコーンスピーカーの下に10円玉を入れている。
ホントはちゃんとしたスタンドが欲しいのだが、簡易的に10円玉で代用しているのである。
 ちょっとでも音を良くして聞きたいという人は試してみて欲しい。
ま、気分的な問題と言われるかもしれないが…。

今回、バックロードホーンの音を聞いてみて、良い音が出るようなら、私の中でまた別の展開を考えていきたいところ。
長谷弘工業のバックロードホーン自作キットで、手持ちのウッドコーンをバックロードホーンにしてみたり、今持っている10cmのスキャンスピーク製ユニットをバックロードホーンにしてみるのもいいだろう。

ちなみに。
もし普段聞いている音楽が極端にJ-POPに偏っていたり、ロックに偏っていたりと、スピード感があり、切り返しの早い曲が多い様ならバックロードホーンよりバスレフ型、もしくはダブルバスレフ型がいいかもしれない。或いは密閉型という手もある。
バックロードホーンは低音を響かせるのが得意と言えるが、どちらかというとゆったりした曲に向いていると私は思っている。
別にそれにしか使ってはいけないとは言わないが、何事も向き不向きがある。
ただ、径が小さいスピーカーユニットはどう頑張っても低音が弱い事実は変わらない。何しろ低音というのはほとんどが空気の振動なのだから、それは物理的に言っても的を射た話である。
そういう事もあって、私の中でいろいろ試したい…という気持ちから、今回バックロードホーン型のエンクロージャと5cmユニットを手に入れる事にした。実際に購入して使ってみた人のレビューを見れば良いという人もいるかもしれないが、音というのは自分で実際に聞いてみないと分からない所がある。
私も購入して実際に試した後、レビューするとは思うが、気になる人はぜひ購入する事をお薦めしたい。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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