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GIGABYTEのBRIX登場

 IntelがNUCという小型フォームファクタを出してしばらく経つが、これに似たフォームファクタは今までもいろいろ出ていた。
 だが残念な事に、それらの独自仕様のフォームファクタがスタンダードになったケースはほとんどなく、気がつけば独自仕様で終わっていた、なんて事がざらにあった。
 しかしNUCはIntelというCPUを擁するメーカーが提示したという事もあって、一定の市民権を得たのではないかと思う。
 それに乗じた他メーカーも、このNUCという規格に準じた製品を検討していたとは思うのだが、NUC自体がかなり小型で、Intelの製品と差が付けづらい事から、なかなか他メーカーのNUCキットが出てこない状態だった。
 ところが、発売されているIntelのNUCキットで、ユーザーは満足しているか? というと、残念ながら万人を満足させる事ができる仕様ではない。もう一つCPUパワーが欲しい、とか、USB2.0ではなく3.0の搭載が欲しい、とか、ほんの僅かな希望ではあるものの、イマイチ感を持つ人がいるのも事実だ。
 そんなかゆいところに手が届く製品をGIGABYTEが出してきた。
 小型フォームファクタのBRIXである。

 Intelが発売したNUCのマザーボードは、4×4インチ(101.6×101.6mm)という仕様だが、BRIXは105×105mmと僅かながら大きなマザーボードサイズになっている。
 ただ、マザーボードサイズが違っていても、ケース内でネジ止めするねじピッチと位置が同じなら、同じフォームファクタと言えるのだが、実際はどうなのだろうか? 残念ながらそのあたりは確認できないので知っている人がいたら教えて欲しいところだ。
 このようにBRIXの方が僅かながら大きなマザーボードでありながら、本体サイズはIntel NUCが116.6×120×39mm、BRIXが108×115×30mmと、BRIXの方がわずかに小さい。
 そういう意味では、中身に多少の違いはあったとしても、どちらもNUCの規格内と言えるのかもしれない。

 ただ、このBRIXの最大のポイントは、搭載しているコアにCore i7があるという事。モバイル用ではあるものの、しっかり4コアで動作し、ハイパフォーマンスを発揮する。
 しかもUSB3.0を2ポート搭載し、Gigabit Ethernetの有線を1ポート、さらにWi-Fiのmini PCIボードまで付いてくる。
 つまり、このBRIXの最上位モデルであれば、大凡必要と思われるパフォーマンスの全てが小型フォームファクタで手に入ってしまう事になる。
 Intelからも、Core i7搭載のNUCが登場すると言われていたが、現時点では未発売(だったハズ)。今ハイパフォーマンスモデルを手に入れるには、BRIXしか選択肢がないのである。


 ただ、このNUCはHaswell搭載型が出てくると、また様子が変わってくると考えられる。
 Haswellは何と言ってもその省電力性と
GPU性能は他コアを圧倒する。同じ理由でUltrabookが大きく変わろうとしている。NUCもより小型で省電力、かつグラフィックスハイパフォーマ
ンスという製品がそう遠くない内に出てきても不思議ではないし、既に参考出品されているという話もある。
 そう考えると、現時点で急いでNUCを導入しなければならないという事でない限りは、Haswell搭載型が発売されるのを待つ方が賢明かもしれない。
 と言うわけで、このGIGABYTEのBRIXは意外と短命で、すぐにBRIX 2とかが発売になるかもしれない。
 予測でしかないが、BRIXの構成を考えればその予測も決してあり得ない予測ではない。
 
だが、今発売されるBRIXの性能は、これから先出てくるであろうHaswell搭載型と驚くほど変わるものではない。グラフィックスパフォーマンスは確
かにHaswellの方が上かもしれないが、通常の演算能力で言えばIvy Bridgeも決定的に劣っているわけではない。
 だから通常BRIXという小型フォームファクタに求める能力で考えるなら、このIvy Bridge搭載のBRIXでも十分、という事も言える。要は欲しいと思う時期と使い方だ。

 個人的には、BRIXはIntelが発売しているNUCよりずっと魅力的だと思う。
 小型フォームファクタ&ハイパフォーマンスという製品が欲しいという人には、かなり魅力的な製品ではないかと思う。VESA規格にも対応しているため、ディスプレイの裏側にそのままマウントする事もできる。
 デスクトップPCを再構築する。
 まさにそう言い切れる製品ではないかと思う。

GIGABYTE ニュースリリース
http://www.cfd.co.jp/gigabyte/release/release20130801_mb.html

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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