雑誌付録でプリメインアンプ

Olasonicブランドを展開している東和電子がステレオサウンド刊行のDigiFi誌と連動し、3号連続で付録を展開する。

その前にBluetooth対応ヘッドフォンアンプ

DigiFiの話の前に…。
本日、GetNavi特別編集 公式ガイドブック「Olasonic完全読本」が発売となった。価格は6,800円。
この公式ガイドブックには、この手の雑誌ではお約束になったハードウェアの付録が付く。
そのハードウェアがBluetooth対応ヘッドフォンアンプ「OLA-BT1」で、対応プロファイルがA2DP/AVRCP、対応コーデックとしてSBCをサポートした、意外と本格的なBluetooth対応ヘッドフォンアンプである。
Bluetooth対応という事で、スマートフォンなどとペアリングしてそのままヘッドフォンやアクティブスピーカーと接続して使用する事ができる。
電源はUSBタイプであるため、PCから給電するだけでなくモバイルバッテリーの使用も可能。
そういう意味ではオモシロイ製品である。

GetNavi特別編集 公式ガイドブック「Olasonic完全読本」Facebook
https://www.facebook.com/Olasonic.kanzendokuhon?ref=hl

私が気になるのはココから

GetNavi特別編集 公式ガイドブック「Olasonic完全読本」も気になる事は気になるのだが、私的にもっと気になるのがDigiFiとの連動企画。
以前より、DigiFiからOlasonicブランドのアンプやDACが付録として付いてきていたが、今回は3号連続で付録が付く。
DigiFi No.15付録まずは8月下旬発売予定のDigiFi No.15に、ハイレゾ対応DDCが付録として付いてくる。
PCとUSB接続して、同軸デジタル出力が可能になるユニットだ。96kHz/24bitまで対応している。
アナログ音声RCA入力も備え、AD変換機能を搭載しているため、アナログ音声をPCで録音する事も可能だ。
写真を見る限りでは端子は金メッキされているようでもあり、付録としては豪華に感じられる。価格は3,700円。
DigiFi No.16付録11月下旬発売予定のDigiFi No.16には、ハイレゾ対応DACが付録として付いてくる。
同軸デジタルと光デジタル入力を装備し、前号のDDCと同じく96kHz/24bitまでサポートする。
ヘッドフォンアンプも内蔵しており、出力はステレオミニのヘッドフォン端子と、アナログRCA端子を装備。
今までのOlasonic製アンプの付録はデジタルボリュームだったが、この付録は遂にアナログボリュームが装備されている。
DigiFi No.17付録そして2015年2月下旬発売予定のDigiFi No.17にはデジタルパワーアンプが付録として付いてくる。
入力はアナログRCA端子で、バイアンプ対応。しかもOlasonic謹製の「SCDS(Super Charged Drive System)」を搭載し、省電力でも十二分な出力を可能にしている。
出力はダイナミックパワー2chで12W、電源はUSB給電だが、ACアダプターも付属するようだ。

3号連結でハイレゾ対応プリメインアンプ

DigiFi No.17付録のデジタルパワーアンプに、前々号No.15のDDCと、前号No.16のDACを接続する事で、ハイレゾ対応のプリメインアンプが完成する。
3号連結でハイレゾ対応プリメインアンプ完成ポイントは言うまでも無くハイレゾ対応という事。
価格的には、多分12,000円前後になるだろうと思うが、機能としてそれぐらいの価格でハイレゾ対応のプリメインアンプとして考えれば、Olasonicブランドという事を考えれば安いかもしれない。
多分、雑誌連動企画だから専用のケースなどの販売も行われるだろうから、そういう専用ケースを組み合わせれば2万円超のプリメインアンプになるだろう。
…そう考えると、価格的には微妙になるかもしれない。
ケースは自作で問題ない、という人であれば、安く作れるとは思う。

ここ最近、オーディオ関係の雑誌はほとんど付録で勝負しているような感じがしてならない。
オーディオ機器も、高級でなければどんどん価格が下落していて、PC接続前提で使われるようなオーディオなどは上海問屋などがかなり低価格で提供してきている。しかもそうした低価格機種であっても、オペアンプ交換可能であったり、真空管を装備していたりと、凝った作りのものがある。
そうなってくると、高級オーディオを展開しているメーカーからすると、顧客の裾野を広げる事が出来ず、高級志向のユーザーのみを抱えるという展開になってしまう。
東和電子のOlasonicブランドは、所謂高級オーディオの中ではまだ手の届くメーカーという感じかもしれないが、それでも低価格オーディオの存在は結構疎ましい存在ではないかと思える。
そうした方向に一矢報いる連動企画…という感じにしか、私には考えられない。
そのおかげで、私などがOlasonicブランドのオーディオ機器を手にする事ができるわけで、実に有り難い話である。
気になる人はステレオサウンドの情報に耳を傾けるべし。
バイアンプ駆動させてみたいなぁ…Stereo Sound Store
http://store.stereosound.co.jp/products/detail.php?product_id=1948

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. ruser より:

    ヤ、ヤメテ…

    これ以上散財しそうな情報を発信するのはヤメテクレー!。゚(゚´Д`゚)゚。

    • アバター画像 武上 より:

      約半年間かけての企画だから、気軽に考えていていいと思います。
      イキナリ数万円が飛んでいくような話でもありませんから。

      ま、そういう私もキビシイ状況の中なので、買えるかわかりませんけどね。

      でもこの3号連続の付録をあつめて、バイアンプ駆動させてみたいなぁ…。

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